【問題】
一つの袋にアメが7個入っています。
この袋が4袋あると、アメは全部で何個でしょうか。

<式>     <答>
4×7=28   28個


これは、間違いなのだそうです。
その解説ですが、4袋×7=28袋となり、問題が問うている『個』にならないためだそうです。
この前提には、『前の数字に単位を合わせる』というのがあるそうです。
従って、正答は以下のようになるというのです。

7個×4=28個


しかし、この解説は、物理を考える際に障害となる可能性があります。
なぜなら、単位は、数値と一緒に計算するのが常識だからです。

例題です。
40km/hで2時間(h)走ると、何km走りますか。

この例題を単位だけ計算してみましょう。

[km/h]×[h]=[km]
※時速の分母の[h]と時間の[h]が消え、[km]だけが残る。

ちゃんと答と同じ単位になります。
逆に言うと、「答と同じ単位にならないなら計算方法が間違っている」と言えるのです。
さて、最初の問題に戻りましょう。
正答は『7個×4=28個』、誤答は『4袋×7=28袋』としていました。
これは、厳密に言えば、どちらも間違いになりますね。
『7個』の単位は『個』となっていますが、これが一つ目の間違いです。正しくは、『個/袋』です。
もう一つの間違いは、後の数字に単位を付けていないことです。本来は単位があるのですから、単位を付けないで考えるのはダメでしょう。

これらを踏まえると、最初の問題の回答は、以下のようになります。

7個/袋 × 4袋   = 28個
4袋   × 7個/袋 = 28個

このように考えると、計算結果の単位も『個』となり、どちらでも正解と言えます。


いかがでしょうか。
『前の数字に単位を合わせる』と教えるのは、後の数字に単位が無い場合には良いと思いますが、必須ではないと思われます。
逆に、実際には単位があるのに、それを付けさせないのは、物理を学ぶ際に障害になりかねません。
もちろん、最初の問題は小学校低学年ですから、まだ分数を理解しておらず、『個/袋』の単位を理解できないと承知しています。
ならば、『前の数字に単位を合わせる』を教えるべきではないと思うのです。

小学校の教職に就かれている方の御意見があると嬉しいです。