酸性雨と
   深海の窒息に
     土壌破壊


地球温暖化は、実は現象の一つでしかありません。
元凶は、化石燃料の使い過ぎにあるのです。
そのことを考えずに地球温暖化論を唱えていると、地球温暖化懐疑論に惑わされてしまいます。
地球温暖化の懐疑論は、NASAが発表した太陽活動の低下傾向を寒冷化と読み替えて反論しています。
元凶は化石燃料の使い過ぎですから、地球温暖化の他に、酸性雨、海洋や湖沼の酸性化、土壌破壊、海洋の熱塩循環の阻害等々、様々な問題が同時に進行しています。これらを改善する対策は、地球温暖化と元凶が同じなので、対策も同じなのです。
太陽活動が低下傾向にあっても、地球温暖化対策は実施していかなければなりません。

もう一つ、マウンダー極小期と同様の太陽活動が低下傾向にあるとしても、地球温暖化対策を行うための時間的な猶予が与えられる程度です。
マウンダー極小期は、世界平均気温が約0.6℃低下しましたが、現時点で0.6℃下がっても、40年前の気温になるだけです。そして、30年かからずに現時点の気温を超えていきます。
マウンダー極小期は70年しか続かなかったので、今世紀末には極小期は終わり、地獄のような温暖化に晒されることになります。

温暖化懐疑論が正しいとしても、人類が直面している危機の対策は、地球温暖化対策と同じになるのです。
広い視野を持って、地球温暖化対策に取り組んでいくことが、人類に求められているのです。