「地球は、本当に温暖化しているのか?」
こんな地球温暖化懐疑論は、中々治りませんね。

東京では、平年より12日も早い桜の満開ですが、未だに『地球温暖化懐疑論』が出てきますね。
もちろん、新型コロナウィルス(武漢ウィルス)蔓延と『地球温暖化』を絡ませた論理の展開をするつもりはありません。直接的な関係性はないですから!
同じように、『地球温暖化懐疑論』の論旨も、関係のない事柄を集めているように感じることがあります。
なので、ちょっとだけ賢くなって、いや意地悪になって『地球温暖化懐疑論』を読み解いてみましょう。


地球温暖化懐疑論では、「地球温暖化論は、温暖化対策で利益を得られる組織による陰謀である」との陰謀論が付いて回ります。
陰謀論を展開するには、多少は根拠が必要です。
実際に使われた根拠は、1915年から1945年までの30年間の気温低下傾向です。
一つでは足りないので、1960年から1985年の25年間の気温低下傾向を加えて、論陣を張ります。
1915〜1945年と1960〜1985年は、確かに気温は僅かに低下傾向を示しています。
でも、なぜ途中の1945〜1960年を抜いているのでしょうか。
実は、これを加えた1915〜1985年の気温は、上昇傾向を示すのです。70年の内の僅か15年間を加えただけで、気温は上昇傾向を示すのです。
この15年間が極端な気温上昇傾向を示しているのではなく、気温が僅かに低下傾向を示す時期を慎重に選び出しているのです。
ですから、1985年以降を加えても、気温は上昇傾向を示します。

誰の目にも、気温の上昇傾向は明らかです。
その中で、気温が低下傾向を示す期間を、慎重に選び出しているわけです。
なぜ、手間を掛けてまで気温の低下傾向を示す期間を探し出すのか、その目的を考えると、陰謀の臭いを感じませんか。

陰謀を企てたのは誰か、答は簡単ですよね。
温暖化対策で不利益を被る者は多く、陰謀を働く者も多くいるでしょう。温暖化対策は、経済にはマイナスに働く場合が多く、私の職場も、地球温暖化対策はプラス(温暖化対策製品の売上)をマイナス(従来製品の生産減)が上回るだろうと思います。
温暖化懐疑論は、政財界の大物にとってありがたいのです。

以前は、『地球温暖化陰謀論は、原発推進派の陰謀』との筋書きが示されていました。
再生可能エネルギーも、地球温暖化対策の柱の一つですが、単価が高く、地球温暖化が嘘であれば、普及させる理由はありめせん。ですが、地球温暖化陰謀論に再生可能エネルギーは出てきません。
この精神性は、ちょっと面白いですね。



さて、半年後くらいから、形を変えた地球温暖化懐疑論が出てくるだろうと、私は予想しています。

それは、「地球温暖化の原因は、二酸化炭素ではない」というものです。
その根拠として使われるのは、今年の二酸化炭素排出量の減少です。

新型コロナウィルスの蔓延で、地球規模で経済活動が縮小しました。それと同期して、二酸化炭素排出量も減少しました。
ですが、おそらく北半球の夏の気温は、近年の高温傾向が今夏も続くはずです。
「二酸化炭素排出量が減少しても高温傾向は変わらないから、地球温暖化の原因は二酸化炭素ではない」と、主張するのだろうと思います。

二酸化炭素排出量が減少しても気温が下がらないのは、元々二酸化炭素の『排出量』と温暖化には関係がないからです。温暖化と関係があるのは、大気中の二酸化炭素の『量』なのです。
年間の二酸化炭素排出量が少しくらい減っても、たった半年か一年では、大気中の二酸化炭素量は変化しません。当然、温室効果に大きな変化は起こりません。
そもそも、減ったと言っても、今年の二酸化炭素排出量は、IPCCが求める目標よりも遥かに多いのです。
こんな程度の二酸化炭素排出量減少で温暖化を止められるのなら、誰も苦労はしません。
二酸化炭素濃度にも、目立つ変化は出ないだろうと予想しています。400ppmを切るとは思えませんし、産業革命以前の280ppmに下がるはずがありません。
そんな高濃度の二酸化炭素濃度で、温室効果に変化が出ると考える者はいないでしょう。

大気中の二酸化炭素の『量』で議論すべきところを、『排出量』に置き換えて『地球温暖化懐疑論』を論じるなら、陰謀を働いているのは『地球温暖化懐疑論者』となります。

地球温暖化の原因が二酸化炭素でなければ、現在の経済活動を変える必要がなくなります。これは、政財界には大きなメリットになります。
陰謀を働く者がいるとしたら誰になるのか、想像は容易です。
これは、政財界の誰かが陰謀を働いていると言っているのではありません。陰謀を働いているなら、その容疑者に政財界人が挙がるだろうと言っているだけです。


このパターンの地球温暖化懐疑論も、信じることは難しいところですね。

まあ、私が予想するような地球温暖化懐疑論を持ち出す策謀家がいない方が良いのですが、たぶん、いらっしゃるのでしょうね。

地球温暖化懐疑論が出てきたなら、「時代遅れですよ」と教えて差し上げましょう。