武漢ウィルス(新型コロナウィルス)のクラスター対策班って、クラスターの後始末をする部署なのですか?

警察は、犯罪が起きてから行動するだけでなく、犯罪を未然に防ぐために、パトロールをしたり、住民への防犯指導を行ったりしています。
消防は、火災が発生してから出動だけでなく、火災を未然に防ぐために、消火設備点検や住民の消化訓練を指導したりしています。

クラスター対策班は、クラスターの発生を未然に防ぐ活動を行っているのでしょうか?
私の知る限り、そのような活動は皆無に見えます。
クラスターは、感染者を発見する前に、その感染者が新たな感染者を作ることで起こります。ならば、クラスターを防ぐには、感染者を早期に発見することが有効です。
ライブハウスのクラスターは、感染者が発症する前に感染を広げているので、最初の感染者を発見することは容易ではありません。
ですが、医療機関を受診している患者から感染者を早期に発見することは、それほど困難ではありません。
まず、対象になる人が限定されます。検査基準も明確になっています。基準自体が、検査機関の能力を超えないように設定されています。また、発症しているので、ウィルス量が増えていると考えられ、PCR検査で検出できる率も高くなるはずです。
だったら、街中のクリニックの受診者でも、条件に該当する患者を全て帰国者接触者相談センターへ報告・検査すれば、早期発見ができるはずです。現状は、新規感染者の多くは複数の医療機関を受診するため、発症から感染確定まで10日くらい掛かっています。これを5日以内に検査すれば、クラスター発生リスクを半減できると思われます。
病院でも、肺炎で入院する患者を全てPCR検査すれば、院内感染を防げます。
クラスター対策班は、このような活動を行うことが重要なのではないでしょうか。

クラスターで最も怖いのは、院内感染です。
入院患者に感染すれば、命取りになり兼ねません。
また、病院自体が閉鎖されれば、ウィルス対策の貴重な戦力を失うことになります。
前述の対策は、主として院内感染クラスターを防ぐ効果があります。このような指導こそ、クラスター対策室の仕事だと思うのですが、如何でしょう。


今後も、クラスター発生後に活動を始めるのなら、名称も『クラスター後始末班』と改めてなさい。