今年は、新型コロナウィルス感染症の影響で、富士登山はできませんでしたね。
登ってみたい気持ちと、登れそうにないとの諦めがあり、私は、今のところ五号目止まりです。
そもそも、高い山には登ったことがありません。
尾瀬に行った時も、友人は見晴十字路から燧ヶ岳に登りましたが、私は別の友人とヘロヘロになりながら尾瀬沼に辿り着く始末でした。(ヘロヘロは私だけ!)

さて、富士山の標高は、3776mですね。
これは、1926年に参謀本部が測量し、3776mであることを確認したそうです。
それ以前の測量としては、1803年に伊能忠敬が3928mと測量しています。また、シーボルトは、1826年に3793mと測量しています。
3776mとの標高は、近年(2001年)の測量でも変わっていません。二等三角点の正確な標高は、3775.63mです。
ちなみに、剣ヶ峰の最高地点の高さは、3776.24mだそうです。
ただし、これらは東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の前に測量されたもので、地震で変化している可能性があります。この地震では、日本全体が水平方向にも垂直方向にも動いたので、富士山の高さにも変化が見られるかもしれません。ただ、変化は精々cm単位でしょうから、富士山の標高は3776mで問題ないでしょう。



閑話休題。
富士山に登ると、どれくらい痩せられるのでしょうか。
私は、興味があります。
すごく、興味があります!

で、どう計算するかですが、位置エネルギーに着目してみたいと思います。
仮に、沼津市辺りの海岸から富士山の頂上まで登るなら、どれくらいの位置エネルギーの変化になるかを考えれば、脂肪で何グラム分かがわかりそうです。
位置エネルギーは、【高さの差】×【質量】×【重力加速度】です。
高さの差は、3776mです。
重力加速度は、9.81m/s2とします。
質量は、体重に装備の重量を加えたものです。
体重は、自動車の総重量を計算する際に用いる55kgとします。(もう少し重い!)
装備は、10kgとします。(もう少し軽いはず)
海岸線から富士山頂まで登ると、位置エネルギは、約241万Jになります。熱量で言うと、575kcalです。
位置エネルギを獲得するということは、同量の別のエネルギを消費したことになります。人間なら、脂肪です。(脂肪だけじゃないけど・・)
脂肪は、1kg当たり7200kcalの熱量を持っているので、富士登山で得られる位置エネルギは、80gの脂肪に相当します。
使う脂肪は、たった80gなんですね。
もちろん、私の体重はこれより重い(自慢することではない!)ので、位置エネルギも脂肪80g分より多くなりますが、位置エネルギを得るために消費する脂肪は、100g前後なんですね。
最も一般的であろう吉田ルートは、標高差が1415m(山頂までの標高差ではない)です。この場合、位置エネルギによる脂肪の消費量は30gです。
実際には、水平に移動するためにもエネルギを消費するので、これより多くなります。また、足場が悪い登山道は、通常のウォーキングよりも多くのエネルギを消費します。
位置エネルギを獲得するために消費する脂肪は、登山で消費するエネルギの中で誤差程度にしかならないのかもしれませんね。
1日の代謝量は、脂肪に換算すると約300gに相当します。富士山を登ることで位置エネルギを獲得するために消費する脂肪は、1日で消費する脂肪を1割増やすくらいです。


今年の夏山シーズンも終わりですね。
高い山には登ったことはありませんが、中途半端な高さの山は、いくつか登りました。
高尾山は、日帰りのハイキングレベルですが、山小屋に泊まりながら山歩きをしたことも、何度かあります。
そのレベルの私が言うのもおかしいのですが、登山をする際は充分な装備と余裕を持った計画が大切です。
私は、登山用地図に記載されている標準タイムの1.5〜2倍の時間を掛けて行動します。自分の体力を踏まえ、十二分な余裕を持って行動します。これは、友人が計画してくれているのですが、余裕がある計画のお陰で、高層植物の観察など、色々と楽しませてもらっています。