いよいよ、はやぶさ2のカプセルが帰還しますね。
明日の昼過ぎに、カプセルは切り離されます。
カプセルを切り離した後、本体は、軌道を変更して地球への突入を回避します。
ですので、今回は大気圏で燃え尽きる本体を見ることはありません。

カプセルは、明後日の未明に大気圏に突入し、オーストラリアのウーメラ砂漠に着地する予定です。
カプセルの回収は、空中からの捜索と誘導で地上班が現地に向かうのですが、午後には何らかの発表があるのではないかと、期待しています。

はやぶさ初号機も、当初は大気圏には突入しない予定でしたが、満身創痍で大気圏突入を回避する意味さえなくなっていたのでした。予定通りなら、はやぶさ2と同様に、カプセルを切り離した後に地球を躱して、第二の航海に出ていたはずでした。

さて、はやぶさ2の次なる目的地は、2001AV43と1998KY26の二つの候補がありましたが、1998KY26に決まりました。到着は、2031年7月頃を予定しているそうです。
ただし、搭載機器は、りゅうぐうからサンプルを持ち帰るところまでを考えて設計されています。延長ミッションに最後まで耐えられるか、全くの未知数です。できれば、2026年に別の小惑星をフライバイするので、最低でもそこまでは延命できればと、期待しています。

はやぶさ2は、2014年12月3日に打ち上げられました。
メインのミッションは間もなく完了しますが、ここまでの6年よりも長い11年もの航海に就くことになります。
気の長い話ですが、楽しみにしています。