ある意味、衝撃的な会見が行われました。

医療崩壊が頻発している。
一般診療にも、大きな影響が出ている。
医療機関は限界を超えている。
感染拡大を防ぐ以外に方法はない!

概ね、上記のような内容を訴えました。
これらは、私の考えに近いものですし、一部は当ブログでも書いています。


今回の会見内容は、ある意味、大きな意味を持ちます。
医師会会長の会見において、公共の電波で国民に呼び掛けることは、私の記憶では初めてです。
入院患者の多さ、増加のペースから、危機感どころではないところまで追い込まれているのです。
危機感の薄さを指揮されている官邸周辺や、金銭的な支援ばかりの野党政治家とは、違いを感じます。


今は有事ですから、通常とは違う対応はやむを得ないところはありますが、有事にしてしまった政府の後始末を、国民や医療機関に罰則付きで負わせるのは、如何なものかと思います。
入院させられずに自宅待機させている状況で、入院拒否の罰則を追加したり、地域医療を無視して民間病院に感染症病棟を要求するのは、現状の改善に繋がるとは思えません。
どうしても必要と言うのなら、特措法や感染症法の改正部分は、時限立法とすることも考えて良いと思います。

それを考えると、特措法や感染症法の改正には、先々の国民の締め付けへの布石に思えてきて仕方がありません。