首都圏は、未だに緊急事態宣言下にあります。
更には、感染力が強い変異株も増えつつあり(感染の主流が変異株だったことがわかりつつある?)、予断を許さない状況が続いています。
首都圏の1都3県では、緊急事態宣言の2週間延長を政府に要請し、政府も同調の動きを見せています。
このような厳しい状況ですので、仮に緊急事態宣言が解除されたとしても、早々に旅行に出掛ける雰囲気にはならないでしょう。


と言うわけで、私は机上の鉄道旅行を楽しんでいます。
今回で、第二回となります。
前回は、単に出来るだけ多くの都道府県を巡るルートを考えましたが、今回は、少しだけ難易度を上げます。

前回の条件は、〈JRの片道切符で購入可能であること〉と、〈通過した都道府県は2度と通らないこと〉の二つでした。
今回は、〈入った都道府県の都道府県庁所在地の駅を通ること〉を条件に追加します。
名付けて、「県庁所在地一筆書きの旅」です。


今回のルールの注意点ですが、県庁所在地に行けない場合は、その県に入ってはならない点です。
前回は、宮崎県は肥薩線で一駅だけ宮崎県を通過しました。ですが、今回のルールでは入った都道府県の県庁所在地を通過しなければならないので、肥薩線は使えません。
同様に、中央本線の甲府から新宿も、途中で神奈川県(相模湖駅など)に入りますが、横浜市内ではないので、この区間は利用できません。

この条件で、できるだけ多くの都道府県庁所在地を巡るルートを考えてみました。

 北海道  札幌  →(函館本線、北海道新幹線)→
 青森県  新青森 →(東北新幹線)→
 岩手県  盛岡  →(田沢湖線、奥羽本線)→
 秋田県  秋田  →(羽越本線、陸羽西線、奥羽本線)→
 山形県  羽前千歳→(仙山線)→
 宮城県  仙台  →(東北本線)→
 福島県  福島  →(東北本線、水郡線)→
 茨城県  水戸  →(常磐線、成田線、総武本線)→
 千葉県  千葉  →(総武本線)→
 東京都  東京  →(京浜東北線)→
 埼玉県  浦和  →(京浜東北線、高崎線、上越線)→
 群馬県  新前橋 →(上越線、上越新幹線、信越本線)→
 新潟県  新潟  →(越後線、信越本線、上越線、飯山線、北陸新幹線)→
 長野県  長野  →(信越本線、篠ノ井線、中央本線)→
 山梨県  甲府  →(身延線、東海道本線)→
 静岡県  静岡  →(東海道本線)→
 愛知県  名古屋 →(東海道本線)→
 岐阜県  岐阜  →(高山本線)→
 富山県  富山  →(北陸新幹線)→
 石川県  金沢  →(北陸本線)→
 福井県  福井  →(北陸本線、東海道本線)→
 滋賀県  大津  →(東海道本線)→
 京都府  京都  →(奈良線、関西本線、紀勢本線)→
 三重県  津   →(紀勢本線)→
 和歌山県 和歌山 →(和歌山線、桜井線)→
 奈良県  奈良  →(関西本線、環状線)→
 大阪府  大阪  →(東海道本線)→
 兵庫県  神戸  →(山陽本線、播但線、山陰本線)→
 鳥取県  鳥取  →(因美線、姫新線、津山線)→
 岡山県  岡山  →(山陽本線)→
 広島県  広島  →(芸備線、木次線)→
 島根県  宍道  →(山陰本線、山口線)→
 山口県  山口  →(山口線、山陽本線、鹿児島本線)→
 福岡県  博多  →(鹿児島本線、筑豊本線、後藤寺線、日田彦山線、日豊本線)→
 大分県  大分  →(日豊本線)→
 宮崎県  宮崎  →(日豊本線)→
 鹿児島県 鹿児島 →(鹿児島本線、鹿児島新幹線、鹿児島本線)→
 熊本県  熊本

1都1道2府34県の都道府県庁所在地を通過できました。
今回は、新幹線でなければならない区間以外は、在来線を優先しました。
例えば、在来線が第三セクターとなっているため、函館北斗から盛岡までは新幹線以外ではJRを利用できず、片道切符を購入できません。

なるべく、県庁所在地の都市名が付いている駅を通るようにしましたが、いくつかは駅名から県庁所在地を想像できないところがあります。
『新青森』や『新前橋』は、『新』がついているだけなので、わかりやすいのですが、『羽前千歳』や『宍道』は、ピンとこないですね。
『羽前千歳』は、山形市内にある駅で、奥羽本線と仙山線の乗り換え駅です。
『宍道』は、松江市内の駅で、木次線と山陰本線の乗り換え駅です。
それぞれ県庁所在地の市内なので、条件は満たしています。

訪問できなかった県は、栃木県(宇都宮)、神奈川県(横浜)、香川県(高松)、徳島県(徳島)、愛媛県〔松山)、高知県(高知)、佐賀県(佐賀)、長崎県(長崎)、沖縄県(那覇)の、9県でした。
前回(都道府県一筆書きの旅)との違いは、栃木県と神奈川県を通過できなかったことです。

さて、ルート総延長の営業キロは5593.1キロ、運賃換算キロは5725.2キロでした。
ルートは、ローカル線が多く、乗り継ぎや列車待ちで1時間や2時間待ちは当たり前。下手すると、半日待ちも考えられます。なので、実際に実行するとなると、2週間は掛かるのではないかと思います。
料金は調べていませんが、新幹線の料金を含めて、10万円は超えると思います。
ですが、実際に実行するなら、宿泊費や飲食代の方が、大きな金額になるだろうと思います。
最長片道切符の旅を実際に行った方が公開している情報では、宿泊費や飲食代も含めて、約30万円がかかったそうです。
でも、節約には力を入れたようで、26泊もしながら、宿泊費はなんと4万円ちょっとに抑えています。一泊当たり1500円を超える程度です。
県庁所在地一筆書きの旅は、距離が最長片道切符の半分くらいですので、これを実行するには15万円は覚悟しなければならないと思います。
駅に近いホテルなら、田舎でも素泊まり5000円はするでしょう。そうなると、20万円でも難しいと思います。


この妄想旅行は、迷路クイズのようなものです。何某かの条件の中で、

今回は、四国を訪れることができませんでした。
ならば、「現存12天守一筆書きの旅」はいかがでしょうか。
現存12天守は、北から、青森県(弘前市)、長野県(松本市)、福井県(坂井市)、滋賀県(彦根市)、愛知県(犬山市)、島根県(松江市)、兵庫県(姫路市)、岡山県(高梁市)、香川県(丸亀市)、愛媛県(松山市、宇和島市)、高知県(高知市)です。
これなら、四国を巡る(徳島県には現存12天守はないのが残念)ことができますし、実行可能な範囲だと思います。

どうせ、旅行に行かないなら、机上で旅をするのも面白いと思います。