国立がん研究センターで、小児がん患者の治療と社会生活との両立について、初めて調査が行われました。
調査は、全国97病院で2014年と2016年に治療を受けた18歳以下(診療当時)の患者2511人に調査票を送り、同意のあった1029人について解析しました。

全体の87.5%が、治療のために転校、休学、退学を経験していました。
詳細は、以下の通りでした。

〈転校〉
 小学生   81.1%
 中学生   59.3%
 高校生   17.5%

〈休学〉
 小学生   16.5%
 中学生   36.4%
 高校生   61.3%
 
〈退学〉
 小学生    0.5%
 中学生    0.8%
 高校生    8.8%

子供達の教育を維持するため、院内学級が設立されますが、院内学級で学ぶためには、転校が必要になります。
ところが、私立高校では、一度転校すると復学できない場合があるそうです。努力して合格しても、がんが見付かったことで、その努力が無駄になりかねません。
ですが、復学を優先して休学を選択すると、院内学級で学ぶことができず、学力の遅れが起こります。
闘病だけでも気が滅入るのに、それ以外の負担を子供達に背負わせるたくありません。国立がん研究センター中央病院の

小川千登世・小児腫瘍科長は、
「学習継続のため、在籍校と院内学級の二重学籍を国は認めてほしい」
と訴えています。
私も、同意見です。
法改正が必要なら、直ちに検討して頂きたいものです。