日曜日のフランス戦で、男子バレーボールのオリンピック最終予選は終わりました。
御存知の通り、日本は早々と予選敗退が決定し、7戦中の2戦は消化試合となりました。
とは言え、母国開催ですので、ファンのために手を抜けません。
一方のフランスは、オリンピック出場を決めており、こちらも消化試合。
最終戦は、控えの選手を中心にメンバーを組んできました。
対戦結果は、日本のストレート勝ち。溜飲を下げる結果となりました。


今日のスポーツ関連記事は、男子バレーボールの敗因と今後の強化方法が多くありました。
ただ、内容を見ると、「考えが甘かった」、「最終予選のプレッシャーがあった」、
「もっと海外に出て経験を積むべきだ」等、精神論ばかりでした。
これでは、体格に劣る日本人選手は強くなれないでしょう。

日本は、本来はコンビネーションバレーを真骨頂としていたはずです。
体格には劣っても、スピードとコンビネーションで、高さとパワーをはねのける!
それが、日本のバレーボールでしょう。
アタックは、ミドルブロッカーがクイックに跳ぶ。
ミドルブロッカーが頂点に達した時、サイドアタッカーとバックアタッカーがジャンプを始める。
そして、どちらかのタイミングでアタックを打つ。
こうすれば、相手のブロックは割れ、アタックが決まりやすくなる。
もちろん、こんな早いタイミングでサイドアタッカーがジャンプしてアタックを打つのは、
技術的に難しいし、レシーブを崩されれば出来ない場合もあります。
ですが、基本的な攻撃の形として、このようなコンビネーションバレーを目指すことは、
オリンピックでメダルを取るために必要なのではないでしょうか。
少なくとも、精神論から抜け出せないようでは、未来はないと思います。


さて、最終戦で日本が勝った理由はフランスが控えの選手だったからでしょうか。
私は、それだけではないと思っています。
フランス戦で先発したセッターは、クイックを多用しました。
その結果、フランスのミドルブロッカーは中央に釘付けとなり、オープン攻撃のブロックに
遅れるようになったのです。
それ以前の試合は、9割以上がオープン攻撃だったので、相手チームのミドルブロッカーは
日本のミドルブロッカーのトリックジャンプに引っ掛からず、オープン攻撃のブロックを
固める事ができていました。
その差が、試合結果に繋がった可能性があるのです。


スポーツの世界は、ついつい精神論に偏りがちになります。
精神論から一歩踏み出し、具体的なビジョンを選手に示せるようになれば、
日本のバレーボールの未来も明るくなると思います。