スリランカの内政が乱れています。

スリランカは、日本と同じように島国です。
人口密度も、322人/km2 と、日本(337人/km2)とほぼ同じです。
日本と同じように、米が主食で、ほぼ自給しています。
日本と同じように、食糧自給率は低く、それ故に、食糧危機に陥りやすい国です。


そのスリランカで、食糧危機が起きています。
要因は、複数あるようです。
まず、通貨の下落によって、食糧輸入が困難になっています。
また、地下水汚染の対策として、化学肥料や農薬の使用を禁止したことで、国内の生産力が低下したことも、関係しています。

通貨の下落は、新型コロナ対策の失敗が囁かれています。
(身近でも、似た話が囁かれていますね)
確かに、スリランカは、感染者数の人口比では優秀です。ですが、強権的な対応が、経済を硬直させてしまったと見られています。
(身近では、今以上に強権的な対応ができるように、憲法を改正しようと・・)

日本とスリランカは、似ている部分が少なくありません。
スリランカの現状を、対岸の火事としていたなら、いずれ日本にも降りかかります。


日本とスリランカの違いは、教育レベルや、他人に迷惑をかけない国民性があります。
また、対外純資産や自国通貨が基軸通貨であること等も、日本に有利に働いているのでしょう。
ただ、日本の国債発行残高は莫大であり、中央銀行(日銀)が半分近くを買い支えている点でも異常です。
また、政府短期証券を含めると、海外に160兆円を超える借入があります。
一つ間違えると、国債の売り浴びせ等で、円は暴落するかもしれません。
そうなれば、たちまち食糧危機に陥ります。
あるいは、莫大な政府債務と中央銀行による国債の買い支えをネタに、円を基軸通貨から外すことを主張された場合、それだけでも円は暴落するリスクがあります。

本当に、スリランカの現状は、対岸の火事ではありません。
スリランカは、食糧自給率でみれば、日本より遥かに良く、65%程度あります。
日本の食糧自給率は、37%とされており、飼料穀物も含めれば、30%程度しかありません。スリランカどころではないのです。

日本のエネルギー自給率も極めて低く、12%を切っています。
こちらも、円が暴落すれば、やや遅れて大きな影響が出ます。
円の暴落のリスクを下げるためには、高い国力を維持していくことと、累積債務の削減が重要です。
国力は、国内の生産力であり、それを支えるのは高い教育レベルや研究・開発です。
累積債務の削減は、増税等の収入の増加と、軍備削減等の支出の削減です。

過去の日本とスリランカを比較すると、日本は教育に力を入れ、軍備を抑え、経済を育ててきました。
スリランカの国防予算は、GDP比1.9%です。
(これも、永田町からか聞こえてくる話に似ているような・・)
過去の日本の防衛予算は、1%前後で推移してきました。

元々、日本はスリランカに似ていましたが、何だか益々似ていくような気がします。

日本がスリランカのような食糧危機に陥る時期は、目の前まで来ているように思います。


日本は、どう未来を描いていくべきか、考え直す時がきているようです。