『箱縦本線整備計画』も、レールの輸入元(メーカ)を選定しました。
次なる段階は、用地買収(レイアウトボードの選定)です。

レールを敷設するためのレイアウトボードを、決めなければなりません。


そもそも、私がNゲージを作ろうと思い立つ切っ掛けとなったのは、『さすらいのハンマー』さんのオールインワンのジオラマでした。
そのサイズは、500X430mmでした。
これに近いサイズは、A2(594X420mm)、B3(515X364mm)や、新聞のブランケット版(546X406mm)等があります。

最初は、百均のA2サイズを探すつもりだったのですが、レイアウトボードの裏側の配線を考えると、二重底にする必要があり、その加工も考えなければなりません。
貧乏人の辛いところで、電動工具なんかあろうはずもなく、加工は最小限にしないと、途中で破綻してしまいます。
そこで、ホームセンターでも板材を探すことにしました。
すると、600X450mmの板材に加え、二重底の空間を作る梁材に使えそうな、450X42X10mmの材も見付かりました。

これで、レイアウトボードの大きさが決まりました。
Nゲージのレールをレイアウトし、ジオラマを作るベースボードは、600X450mmに決めました。

これは、標準のレイアウトボード(900X600mm)のちょうど半分の面積になります。



ですが、ここで、新たな難問が現れました。

今回のジオラマは、箱の中に組み込み、片付けやすくするだけでなく、持ち運びもできるように考えていました。
それで、函の重量を計算してみたのですが、意外に重いことがわかってきたのです。
600X450mmで二重底を作ると、厚さ10mmの板なら、梁材を無視しても4kg(比重0.8g/cm3 で計算)を超えます。これに蓋(天板・側面等で構成)や梁材等を加えると、箱だけでも10kg前後になります。
更に、ジオラマ、コントローラ等が加わるので、持ち運ぶには重過ぎるものになってしまいます。
箱を軽くするためには、板を薄くするしかありません。


そこで、全体に板厚を薄くすることにしました。
特に、レイアウトボードになる板は、配線で穴を開けることになります。薄く加工しやすい方が、レイアウトの自由度が上がるはずです。

ですが、スパンが600mm近いと、レイアウトボードが撓んでしまいます。
これを防ぐために、複数の梁を通して補強します。
同時に、梁を境にして二重底の中を区割りし、車両やリレーラー等の収納場所と、配線スペースに活用します。


これで、用地買収は何とかなりそうです。

でも、鉄分が全くありません、
これでは、貧血になってしまいそうです。

・・・?

次回は、少しだけ鉄分を補給できればいいなと、思っています。