多くの都道府県は、県庁所在地が、その都道府県で最も人口が多い都市です。
これに当てはまらないのは、福島県、群馬県、静岡県、三重県、山口県は、県庁所在地より人口が多い都市があります。特に、福島県は、福島市よりいわき市と郡山市の2都市が、人口で上回ります。

そのような例外はともかく、県庁所在地以外の都市は印象が薄いのです。

ということで、県庁所在地の次に人口が多い都市を調べてみました。



その前に、人口が2番目の都市が、わかりますか?

私の場合、自信を持って言えたのは、埼玉県、東京都、神奈川県、茨城県、群馬県、富山県、長野県、三重県、大阪府、岡山県、福岡県、大分県までです。
その内、自信を持っていながら間違えていたのが、茨城県でした。
実は、日立市がNo2だと思っていました。

その昔、「2番じゃダメなんですか?」と言った方がいましたが、当然、全て正解するはずですね。
国会議員ですし、地方創生を考えるなら、2番くらいは全て言えて当然でしょう。



皮肉はこれくらいにして、2番目の都市を紹介しましょう。

 北海道  旭川市
 青森県  八戸市
 岩手県  奥州市
 宮城県  石巻市
 秋田県  横手市
 山形県  鶴岡市 
 福島県  いわき市(※ いわき市は1番多く、2番目は郡山市、3番目が福島市です)
 茨城県  つくば市
 栃木県  小山市
 群馬県  高崎市(※ 高崎市は1番目、前橋市は2番目です)
 埼玉県  川口市
 千葉県  船橋市
 東京都  八王子市
 神奈川県 川崎市
 新潟県  長岡市
 富山県  高岡市
 石川県  白山市
 福井県  坂井市
 山梨県  甲府市
 長野県  松本市
 岐阜県  大垣市
 静岡県  浜松市(※ 浜松市は1番目、静岡市は2番目です)
 愛知県  豊田市
 三重県  四日市市(※ 四日市市は1番目、津市は2番目です)
 滋賀県  草津市
 京都府  宇治市
 大阪府  堺市
 兵庫県  姫路市
 奈良県  橿原市
 和歌山県 田辺市
 鳥取県  米子市
 島根県  出雲市
 岡山県  倉敷市
 広島県  福山市
 山口県  下関市(※ 下関市が1番目、山口市は2番目です)
 福岡県  北九州市
 佐賀県  唐津市
 長崎県  佐世保市
 熊本県  八代市
 大分県  別府市
 宮崎県  都城市
 鹿児島県 霧島市
 沖縄県  沖縄市

さて、どうでしょうか。

私の場合、いくつかの候補のどれが2番目か、自信を持てない都市がありました。
例えば、北海道では、旭川市と函館市のどちらが2番目なのか、迷いました。
青森県では、八戸市と弘前市で迷いました。

一方で、市の名前さえ、聞き覚えのない都市もありました。
例えば、奥州市、白山市、坂井市、甲斐市は、「そんな市はあったっけ?」と。
調べてみると、いずれも平成の大合併で発足したようです。
古い私は、情報も古いことがバレバレですね。




都道府県庁所在地の47都市だけで、日本の人口の34%余りを占めています。
各都道府県の2番目の47都市は、日本の人口の11%しかありません。
これは、首都である東京には、第二の横浜市の2.6倍の人口が集中していることと似ています。

横浜市の人口も、実際には東京の影響を受けているので、一極集中の度合いは、昼間人口で比較する方が、精度は高まります。
2020年のデータでは、昼間人口は大阪市が2番目に多く、365万人です。
東京区部の昼間人口は1287万人なので、大阪より3.5倍多いようです。

どうやら、権限を持つ都市は、権限を持たない都市の3倍程度、人口が集中する傾向にあるようです。

日本の行政の仕組みは、国も地方も、2番じゃダメなようにできているようです。



折角なので、各都道府県のNo2の都市の魅力を、探っていきたいと思います。

時間が取れれば、北から順番に、見ていこうと思います。
2100年の日本のあるべき姿で言えば、人口が集中せず、各地の産業が活性化することなので、当ブログの趣旨から外れることでもありません。

不定期になると思いますが、お付き合い下さい。

なお、個人的な感覚で書いていきますので、実際とは違っているかもしれませんが、御容赦の程、お願い致します。