★★★★★★★★  温暖化否定派いわく 「海面上昇について」  ★★★★★★★
 
海面上昇はしない。
気温が上昇すれば北極の氷は溶ける。ここまではホント。
実際、溶け始めています。
しかし、北極の氷は海に浮かんでいます。
「水に浮かんだ氷が溶けても水面は上昇しない」というのは小学校の理科で習うはずです。
 
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以上は、温暖化否定派の弁です。
 ですが、これには二つの間違いがあります。
 
まず、融けるのが海氷だけなら正しいのですが、陸上の氷(氷河等)も融けて海に流れ込む事を無視しています。
ただ、南極圏では温暖化で降雪が増えると予想されています。
南極大陸に降雪量が増えれば、後ろから押されるので氷河も流れが早くなります。
トータルとして、海水量が増えるのか、私にはわかりません。
 
では、海水面が上昇するのでしょうか。
温暖化否定派の二つ目の誤りと言うより見落としが問題です。
海水面の上昇は、水温の上昇による熱膨張が主たる要因と言われています。
水の熱膨張率は、20℃でおよそ0.00021/Kです。
表層200m分の水温が1℃上がると仮定すると、約4cmの海面上昇になります。
(注:これは私の概算のため、他者の研究とは異なる数値になってしまいました)
近年の研究では、表層水が深海に流れ込み、深海の水温を上げると指摘されています。
同じ温度上昇でも、より大きな海面上昇になる可能性があります。