★★★★★★★  温暖化否定派いわく「気温は低下している」  ★★★★★★★
 
過去120年間の気温とCO₂の推移を見ると、
気温は1910年から1940年頃まで上昇を続け、
1940年をすぎた頃から1975年頃までは下降気味で上昇していません。
しかし、CO₂は1946年の第二次世界大戦直後から急増しているのです。
つまり、1946年以降1975年頃まで、CO₂が一貫して増えたのとは対照的に、
気温は上がらなかった。
気温が上昇し始めたのは1970年代半ばからです。
この数十年単位の変動が準周期変動です。
そして、1998年から現在までの約10年間、CO₂急増にもかかわらず、
気温は下がり続けています。
これから約20年間は、気温は下がると思われます。
 
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個人で地球規模の気温上昇を調べるのは、容易ではありません。
ですが、地球規模の気温変化は、海水温に強く影響を受けています。
潮岬も、周囲を太平洋に囲まれているので、海水温の変化に影響を受けています。
潮岬の気温変化を調べれば、地球規模の気温変化も推定できるはずです。
 
そこで、潮岬の気温の記録が残っている1913年以降を
温暖化否定派が、気温が上昇していないという1946年から1975年まで、
および1998年から2007年までと、
それ以外にあたる、1913年から1945年、1976年から1997年まで、
一次回帰によって気温の上昇率を計算してみました。
 
その結果、面白い結果がでました。
 1913~1945年 100年で0.027℃の上昇ペース
 1946~1975年 100年で0.743℃の低下ペース
 1976~1997年 100年で3.433℃の上昇ペース
 1998~2007年 100年で6.666℃の低下ペース
 
なんと、温暖化否定派の主張が証明されました。
でも、ちょっと変なデータもあるんですよ。
 1913~1945年 平均気温=16.42℃
 1946~1975年 平均気温=16.83℃
 1976~1997年 平均気温=16.97℃
 1998~2007年 平均気温=17.56℃
 
そうなんです。
各期間の平均気温を比較すると、確実に上昇しているのです。
 
実は、1940年から1960年頃にかけて高温が続いたのですが、
1960年頃から1980年頃は、比較的低温だったのです。
だから、1946年から1975年を切り取ると、気温が低下傾向に見えたのです。
同様に、1990年代は高温でしたが、2000年代は太陽活動の低下もあって、
低温傾向にあります。
 
1913年から1975年までを通して調べると、100年で0.889℃の
上昇ペースなのです。
1946年から1997年までを通して調べても、100年で0.510℃、
1976年から2007年までを通して調べても、100年で3.281℃の
上昇ペースです。
もちろん、1913年から2007年まででも、100年で1.140℃の
上昇ペースです。
 
地球は、確実に温暖化しているのです。
温暖化否定派は、温暖化を否定するために都合の良い期間だけを切り取り、
「温暖化していない!」と強弁していたのです。
  
温暖化否定派のデータは、私には極めて作為的に見えます。
温暖化を否定することで利益を得られる組織が背後にいるのでは? 
とさえ思えるのです。
 
次回は、その「作為」について書きます。