第15弾までの問題は、気温の予測精度が低いことでした。
気温の予測は、正弦曲線で表されるべきですが、正弦曲線の最小自乗法で解けない
(私の数学力では、同一の式の連立方程式になってしまう)ので、三次式で近似する事に
しました。
この方法を用いた気温予測では、2月下旬の気温の高低に影響されやすいため、
3月以降の気温の予測が大きくぶれる事でした。
例えば、1988年は2月下旬が低温傾向にあったため、3月以降の気温の予測が大きく
下方にぶれてしまいました。
対策として、三次式の二つの極値(盛夏と真冬を意味する)が半年の間隔となるように
三次式を改変した最小自乗法を導き出す事にしました。
この計算に手間取ってしまい、今春のサクラの開花に間に合わなくなったのです。
さて、この対策の成果を確認してみましょう。
まずは、1988年の気温の予測です。

上は、対策以前のグラフです。
下は、対策後のグラフです。

対策後の計算結果から推定したサクラの開花予想日は5月2日でした。
実際の開花日は4月10日でしたので、22日の違いです。
使用する気温データの期間の最適化もせず、予定している補正処理もしていないのに
この精度が出せています。
対策前は、9月5日を予想していたので、格段の進歩です。
間違いなく、ハードルを一つ越えたと言えます。
現時点では、検証が終わっていないので、三つの予測手法を検証しなければなりません。
検証方法も、キチンと吟味しなければなりません。
ただ、遊び心も必要です。
なので、検証を始める前に、どこよりも早い開花予想を次回には実施したいと思います。
(試したところでは、11月15日までの気温データが揃えば、超々速報ができそう!)
御期待ください。
気温の予測は、正弦曲線で表されるべきですが、正弦曲線の最小自乗法で解けない
(私の数学力では、同一の式の連立方程式になってしまう)ので、三次式で近似する事に
しました。
この方法を用いた気温予測では、2月下旬の気温の高低に影響されやすいため、
3月以降の気温の予測が大きくぶれる事でした。
例えば、1988年は2月下旬が低温傾向にあったため、3月以降の気温の予測が大きく
下方にぶれてしまいました。
対策として、三次式の二つの極値(盛夏と真冬を意味する)が半年の間隔となるように
三次式を改変した最小自乗法を導き出す事にしました。
この計算に手間取ってしまい、今春のサクラの開花に間に合わなくなったのです。
さて、この対策の成果を確認してみましょう。
まずは、1988年の気温の予測です。

上は、対策以前のグラフです。
下は、対策後のグラフです。

対策後の計算結果から推定したサクラの開花予想日は5月2日でした。
実際の開花日は4月10日でしたので、22日の違いです。
使用する気温データの期間の最適化もせず、予定している補正処理もしていないのに
この精度が出せています。
対策前は、9月5日を予想していたので、格段の進歩です。
間違いなく、ハードルを一つ越えたと言えます。
現時点では、検証が終わっていないので、三つの予測手法を検証しなければなりません。
検証方法も、キチンと吟味しなければなりません。
ただ、遊び心も必要です。
なので、検証を始める前に、どこよりも早い開花予想を次回には実施したいと思います。
(試したところでは、11月15日までの気温データが揃えば、超々速報ができそう!)
御期待ください。
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