前回にも書いたように、
本来なら正弦曲線になる気温の変化を二次関数で回帰することを考えています。
しかし、二次関数で描ける範囲は、変曲点から次の変曲点までの期間に限られます。
そこで、
前回は、東京の日平均気温について
7月1日から3月31日までを三次式で回帰し、変曲点を探してみました。
 今回は、札幌の日平均気温で変曲点を探してみました。

札幌1953年回帰


1952年7月1日から翌年3月31日までを三次関数で回帰したグラフです。
係数を基に、変曲点を調べたところ、1952年10月28日でした。


札幌2013年回帰



2012年7月1日から翌年3月31日までを三次関数で回帰したグラフです。
係数を基に、変曲点を調べたところ、こちらも2012年11月5日でした。
札幌では、11月1日頃を中心に変曲点がありそうです。
 
 
東京と札幌の例を見ると、
変曲点を避けるには、11月上旬は回帰式のデータに含めない方が良さそうです。
桜の開花予想は、3月1日に発表したいので、
使用できる気象庁のデータは、2月26日(来年は27日)までとなります。
つまり、
前年の11月11日から当年の2月26日までの気象庁のデータを用い、
桜の開花時期の予測を行うことになります。
 
次回は、実際に過去のデータで検証してみることにします。