新・風の谷の生活

食糧自給率の向上を目指して!

カテゴリ: 地球温暖化

昨日は、失敗でしたか、チョウの分布域が、北へ北へと拡がっていることは事実です。
 
以前には、近所でナガサキクロアゲハと思われるクロアゲハを見つけたことがあります。
(たぶん、メス♀だろうと思います)
 それで、昨日のように新しい成果を求めて出かけたのですが・・・

イメージ 1
 
ナガサキクロアゲハは、元々は、近畿地方以西に生息していました。
と言うのも、分布域自体はインドネシアと東南アジアから中国南部や台湾と、南方系の生物種です。
なので、江戸時代は九州以南のみに分布していたのですが、1940年代には山口県(本州)や高知県(四国)でも見られるようになりました。
更に、1960年代には淡路島(兵庫県)、2000年代には福井県や神奈川県、2007年に茨城県、2009年には栃木県と福島県と、北上の速度を増しています。
 
このような分布域の北への拡がりは、地球温暖化によるものと考えられており、指標種として注目されているそうです。
 
 

温暖化に伴い、動植物の分布域が北にずれつつあることが、各地で報告されています。
それで、昆虫の写真を撮りに出かけたのですが、成果は惨憺たるものでした。

子供の頃に昆虫採集をした経験はありますが、
写真と言えど、とろい私に撮られるようなドンクサイ虫さんは、滅多にいません。
その中で、貴重な・・・と言うより奇特な虫さんの写真です。

アゲハ

種類は、アゲハです。
たぶん、オス♂だと思います。
分布域は、ほぼ日本全土ですので、温暖化の影響を見るには適していません。
時期的にも、現在はシーズンの真ん中ですので、温暖化の影響を計れません。

要は、目的に対して成果は無かったということです。


NHKが「タラ号プロジェクト」を扱った「タラ号の大冒険2」を御覧になった方は、地球温暖化の現状を感じられたのではないでしょうか。
海洋の温暖化と酸性化にしか触れられていませんでしたが、それでも危機感を抱かれたのではないでしょうか。
実際には、他にも熱塩対流の阻害や深海の低酸素化等の問題もあるのですから、厄介この上ありません。

タラ号の大冒険2
(NHK「タラ号の大冒険2」⇒http://www4.nhk.or.jp/P4075/

 

ちょっと余談になりますが、帆船での海洋研究にある種の記号性を感じたのではないでしょうか。

ですが、今から40年以上も前のオーストラリアのドラマで、「エンデバー号の冒険」というのがあったそうです。

このドラマでは、海洋研究を行う帆船(三檣バーケンチン?、三檣トップスルスクーナー?)が舞台となっていました。

タラ号(二檣スクーナー)は、これを地でいくようなもの。

 

 

閑話休題

さて、現実の世界では、二酸化炭素排出過多による環境破壊が、深刻さを増しています。

よく知られているのが、地球温暖化です。

和歌山県潮岬の観測データで日本付近の温暖化ん調べたところ、過去100年で約1度の気温上昇が見られました。

潮岬は、周囲を海で囲まれており、海水温の上昇に敏感です。

海水温は、大気に比べて熱容量が大きく、変化が緩やかに現れるので、短期的な変化を除去し、長期的な変化を明確にします。

つまり、地球温暖化は確実に進行していることが、潮岬の気温上昇から見て取れるのです。

その潮岬の気温上昇ですが、徐々に早まっていることも示しています。

このまま線形に気温上昇が続くとすると、今世紀の潮岬の気温上昇は、100年間で2.4度と予想しています。(伊牟田による計算)

しかし、永久凍土やメタンハイドレートからのメタン暴噴や北極海の海氷消滅で、非線形の急上昇もあり得ます。

温暖化防止策は、人類存亡を賭けているとも言えるのです。

 

 

タラ号に関心を持つことは、二酸化炭素排出過多について考える切っ掛けの一つになります。

政治家や政治に関心が強い方がタラ号プロジェクトを考えるようになれば、各党の政策にも変化がでてくるはずです。

現状でもできる対策、十数年後に実用化する対策、今世紀後半に実用化する対策等、段階的に対策を行っていく長期的な視野を持つ政治家の誕生を促すことにもなるでしょう。

 

 

タラ号だけではなく、伊牟田勝美にも関心を持って頂ければ、更に視野が広がるはずです。

当ブログも、よろしくお願いします。

アメリカ大統領選挙で、トランプ氏の勝利が決まったようです。
彼は、地球温暖化を否定しています。
世界第2位の温室効果ガス排出国にして、世界の1/6を排出するアメリカが、
勝手気ままに温室効果ガスを出すようになれば、
ただでさえ絶望感が漂うIPCCの報告書に火を点けるようなものです。
まあ、日本の原発反対派にとっては、事実上の追い風になるでしょうけど。


これまでのトランプ氏の言動から見えてくるのは、二つの目的です。
一つは、お金で善悪を判断する姿勢です。
彼にとって、これからの4年間で自分が儲かる社会構造を構築できるかが
勝負だと思っているのではないかとさえ、思えてきます。

もう一つは、極めて強い選民意識です。
彼は、ヒスパニック系の移民を排除すると言っています。
人種差別的な発言もあります。
性別においても、差別的な発言が漏れ聞こえてきます。
トランプ氏を選んだアメリカ国民は、
ヒトラーを選んだドイツ国民を批判できなくなったことだけは確かでしょう。
 

この先、どんな変化が起きるのか分かりませんが、変化することだけは確かでしょう。
その変化に、日本政府が対応できるのか、不安しかありません。

原発廃止論、あるいは原発不要論では、「原発が無くても電力は不足しない」と言います。

東日本大震災直後は、電力不足で輪番制の計画停電が行われましたが、これに対して陰謀説
(本当は電力は足りているが、原発を再稼働するための伏線として電力不足を装った)まで
出てきました。
流石に、陰謀説を主張する原発廃止論者はホンの一部ですが、「電力は不足しない」との
説には知識不足が見え隠れします。


震災直後の電力不足は、大型火力発電所も津波被害を受けていた事が挙げられます。
3月は、季節的に電力需要が低い時季です。
つまり、発電設備には余裕があり、それを利用して発電所のメンテナンスを行います。
ですので、追加で発電できる余力は大きくなく、原発に加えて火力発電所も止まったため、
一気に電力不足に堕ちったのです。
更に、日本特有の問題である50Hz地域と60Hz地域に分かれているため、電力融通に
制約があります。
震災直後の電力不足は、このような事情によるものです。

その後の電力不足は、老朽化で停止中の火力発電所の再起動と大口需要家の節電等で
切り抜け、新規火力発電所の整備、再生可能エネルギー等の発電力の増強で賄いました。

ところで、震災の年の夏、ほぼ原発の発電分に相当する節電が行われましたが、
この節電の8割以上は大口需要家で、一般家庭の節電量は2割にも満たなかったのです。
「電力不足」を訴えているのは大口需要家であって、「電力が足りている」と主張するのは
僅かしか節電していない人々のようです。
この辺りを知った上で「電力が足りている」と言っているなら、厚顔無恥ですよね。


さて、電力不足ですが、現状ではほぼ改善されています。
原発不要論の「原発が無くても電力は足りている」は、現時点では間違っていません。
ですが、これが地球温暖化対策を主眼に考えると、どうでしょうか。
原発を稼働すれば、同量の火力発電所を停止でき、二酸化炭素の排出量を減らせるのです。
「原発が無くても電力は足りる」と考えるより、「火力発電所が無くても電力は足りる」と
言えるようにすべきだと思います。

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