新・風の谷の生活

食糧自給率の向上を目指して!

カテゴリ: 地球温暖化

四国電力の伊方原発3号機が、再稼働しました。
本日(2016年8月13日)午前6時半に臨界に達し、15日には発送電を開始する予定になっています。

私は、原発再稼働に賛成である事を、自ブログで明確にしています。
単純に再稼働に賛成しているのではなく、二酸化炭素を大気中に捨てる事と、核廃棄物の処分や事故のリスクを天秤にかけて、「原発は再稼働すべき」と考えているのです。
地震予知に否定的な私が原発再稼働に賛成の立場を採るのは、不自然に思う方もいるでしょう。
ですが、事故のリスクを超えるメリットが再稼働にはあると考えているのです。

さて、今回の伊方原発の再稼働では、地元の愛媛県だけでなく、隣県の大分県からも反対派が伊方原発前に集まったそうです。
どこの誰が再稼働に反対しても、問題はありません。
ただ、そう遠くない将来に起きるであろう本格的な温暖化の責任が自分たちにもある事は、忘れてはなりません。


最後に、温暖化の責任は、原発再稼働派の私にもある事を、明確にしておきたいと思います。
原発を再稼働しても、温暖化を遅らせる効果しかありません。
温暖化を止めるには、日本人なら、エネルギー消費を4分の1に減らさなければなりません。
原発を再稼働しても、真の二酸化炭素削減目標の一割にも届かない以上、再稼働に賛成しても温暖化の責任から逃れられないのです。

地球温暖化懐疑論に共通する問題点は、地球温暖化のみに焦点を絞っている点でしょう。
この問題は、実は地球温暖化肯定派にも共通するところがあります。
そのため、お互いに都合が良い情報だけを用いて相手を非難しがちになり、
議論が噛み合っていないように見えてしまいます。

この状況は、地震予知肯定派と否定派の議論にも見られます。
こちらも、成功率が高いか低いかの議論となり、やはり都合の良いデータを持ち出して、
噛み合わない議論が続いています。


閑話休題

地球温暖化懐疑論のもう一つの問題は、データの利用の仕方です。
データの中の都合の良い部分だけを抽出して、御都合主義の理論を展開する点です。
(これも地震予知肯定派と否定派の議論に似ているのですが、また機会があれば・・・)
全体としては明らかに気温上昇傾向にあるのですが、太陽活動の増減や大気循環の変化に
よって気温の上昇傾向は短期的な変化をします。
地球温暖化懐疑論は、この部分を抽出して「地球温暖化は嘘!」と言っているのです。
同時に、物事の本質に目を瞑ってもいるのです。

地球温暖化は、二次的な問題にすぎません。
問題は、化石燃料の使い過ぎであり、その結果、大気中の二酸化炭素濃度が上昇し、
酸性雨、温暖化、海洋の酸性化と酸欠などを引き起こしているのです。
仮に、地球が寒冷化の傾向にあったとしても、人類が行うべき事柄は変わりません。

化石燃料の使用を大幅削減(ゼロに近付ける)しなければならないのです。


★★★  温暖化否定派いわく「寒冷化しているのにデータを改竄している」  ★★★
 
2009年11月にイギリスにあるイースト・アングリア大学(UEA)の
気候研究ユニット(CRU:Climate Research Unit)がクラッキングされ、
地球温暖化の研究に関連した電子メールと文書が公開されたことによって発生した
一連の事件のこと
 
極めつけは、地球温暖化現象が進んでいるように思わせるために、1961年から、
そして、1981年からの過去20年間の気温データが
気温の下降を示しているので、
それを改竄したことを報告するやりとりのメールが存在していることを示唆する
やりとりが存在することである。
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 
 
まず、不法に流出したメールを100%信じることが、私には信じられません。
 
それ以前に、一部の関係者だけがデータを改竄したところで、意味はありません。
気温データは、どこでも公開されています。
気象庁のデータだけでも、1億以上あるはずです。
世界を考えれば、どれほどの量になるのでしょうか。
これを全て矛盾なく改竄するのは、量的に無理だと思いませんか。
しかも、紛争国も含めて行うとなると、奇跡と言うしかありません。
 
実際、気象庁の気温データは改竄はされていません。
だから、私は、前回のような結果を得ることができました。
 
 
逆に、世界中が協力して世界中のデータを改竄できるなら、素晴らしいことです。
その能力があれば、世界の紛争も、世界中が協力して簡単に解決できるでしょう。
 
ただ、その能力はないようです。残念ですが・・・

 
★★★★★★★  温暖化否定派いわく「気温は低下している」  ★★★★★★★
 
過去120年間の気温とCO₂の推移を見ると、
気温は1910年から1940年頃まで上昇を続け、
1940年をすぎた頃から1975年頃までは下降気味で上昇していません。
しかし、CO₂は1946年の第二次世界大戦直後から急増しているのです。
つまり、1946年以降1975年頃まで、CO₂が一貫して増えたのとは対照的に、
気温は上がらなかった。
気温が上昇し始めたのは1970年代半ばからです。
この数十年単位の変動が準周期変動です。
そして、1998年から現在までの約10年間、CO₂急増にもかかわらず、
気温は下がり続けています。
これから約20年間は、気温は下がると思われます。
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 
 
個人で地球規模の気温上昇を調べるのは、容易ではありません。
ですが、地球規模の気温変化は、海水温に強く影響を受けています。
潮岬も、周囲を太平洋に囲まれているので、海水温の変化に影響を受けています。
潮岬の気温変化を調べれば、地球規模の気温変化も推定できるはずです。
 
そこで、潮岬の気温の記録が残っている1913年以降を
温暖化否定派が、気温が上昇していないという1946年から1975年まで、
および1998年から2007年までと、
それ以外にあたる、1913年から1945年、1976年から1997年まで、
一次回帰によって気温の上昇率を計算してみました。
 
その結果、面白い結果がでました。
 1913~1945年 100年で0.027℃の上昇ペース
 1946~1975年 100年で0.743℃の低下ペース
 1976~1997年 100年で3.433℃の上昇ペース
 1998~2007年 100年で6.666℃の低下ペース
 
なんと、温暖化否定派の主張が証明されました。
でも、ちょっと変なデータもあるんですよ。
 1913~1945年 平均気温=16.42℃
 1946~1975年 平均気温=16.83℃
 1976~1997年 平均気温=16.97℃
 1998~2007年 平均気温=17.56℃
 
そうなんです。
各期間の平均気温を比較すると、確実に上昇しているのです。
 
実は、1940年から1960年頃にかけて高温が続いたのですが、
1960年頃から1980年頃は、比較的低温だったのです。
だから、1946年から1975年を切り取ると、気温が低下傾向に見えたのです。
同様に、1990年代は高温でしたが、2000年代は太陽活動の低下もあって、
低温傾向にあります。
 
1913年から1975年までを通して調べると、100年で0.889℃の
上昇ペースなのです。
1946年から1997年までを通して調べても、100年で0.510℃、
1976年から2007年までを通して調べても、100年で3.281℃の
上昇ペースです。
もちろん、1913年から2007年まででも、100年で1.140℃の
上昇ペースです。
 
地球は、確実に温暖化しているのです。
温暖化否定派は、温暖化を否定するために都合の良い期間だけを切り取り、
「温暖化していない!」と強弁していたのです。
  
温暖化否定派のデータは、私には極めて作為的に見えます。
温暖化を否定することで利益を得られる組織が背後にいるのでは? 
とさえ思えるのです。
 
次回は、その「作為」について書きます。

 
★★★★★★★★  温暖化否定派いわく 「海面上昇について」  ★★★★★★★
 
海面上昇はしない。
気温が上昇すれば北極の氷は溶ける。ここまではホント。
実際、溶け始めています。
しかし、北極の氷は海に浮かんでいます。
「水に浮かんだ氷が溶けても水面は上昇しない」というのは小学校の理科で習うはずです。
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 

以上は、温暖化否定派の弁です。
 ですが、これには二つの間違いがあります。
 
まず、融けるのが海氷だけなら正しいのですが、陸上の氷(氷河等)も融けて海に流れ込む事を無視しています。
ただ、南極圏では温暖化で降雪が増えると予想されています。
南極大陸に降雪量が増えれば、後ろから押されるので氷河も流れが早くなります。
トータルとして、海水量が増えるのか、私にはわかりません。
 
では、海水面が上昇するのでしょうか。
温暖化否定派の二つ目の誤りと言うより見落としが問題です。
海水面の上昇は、水温の上昇による熱膨張が主たる要因と言われています。
水の熱膨張率は、20℃でおよそ0.00021/Kです。
表層200m分の水温が1℃上がると仮定すると、約4cmの海面上昇になります。
(注:これは私の概算のため、他者の研究とは異なる数値になってしまいました)
近年の研究では、表層水が深海に流れ込み、深海の水温を上げると指摘されています。
同じ温度上昇でも、より大きな海面上昇になる可能性があります。

↑このページのトップヘ