豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (風の谷の生活)

カテゴリ: 地球温暖化

天草市牛深町沖では、猛毒の巻き貝「タガヤサンミナシ」が見つかっています。
「タガヤサンミナシ」は紀伊半島以南に生息する南方系の貝で、毒を持つ種類が多いイモガイの仲間。コノトキシン(神経毒)がある針を口の中に持っています。
地球温暖化の影響で、天草での越冬が可能になったとの考えもあるようです。

なお、この貝の毒は、人を死なせる場合さえもあるそうです。
 
 
 
地球温暖化は、海水温の上昇と一致します。
 
大気の量は、1cm²の平面の上空に約1kg分あります。
これを海水に置き換えると、深さ10m分に相当します。
海は地球の表面積の7割程度ですが、大気は地球の表面全てに存在します。
これを海の深さに置き換えると、約14m分に相当します。
比熱で見ると、海水は大気の約4倍もあります。
これを海の深さに置き換えると、約3.5m分の海水に相当します。
地球の平均気温が1℃上昇するのと、海面から3.5mまでの海水温が1℃上昇するのは、同じ熱量だということです。
海洋の平均深さは、3800mもあります。
単純計算すると、海水は大気の1000倍以上もの熱容量があるのです。
 
地球温暖化の進行は、海水温を調べればわかるのです。
 
さて、海水温の推移ですが、下のグラフを見れば一目瞭然でしょう。
 
イメージ 2

本blogでは、地球温暖化は海洋が穏やかな変化に抑えていると書いてきました。
その証拠としては、やや弱いのですが、海水温と気温の関係を紹介します。
 
下のグラフは、
1891~2014年の世界の平均海水温と平均気温の関係を表したものです。
 
イメージ 1
海水温と気温との間には、明らかな相関関係が見られます。
 
これだけでは、
海水温が気温に影響を与えているのか、気温が海水温に影響を与えているのか、
判りません。
ですが、海水の方が遥かに熱容量が大きいので、
気温の変化に海水温が影響されるとは考えられません。
 
地球温暖化は、海水温で穏やかになっていることは間違いなさそうです。
 

中部地方から九州に至る広い範囲で、避難情報が出ています。

こんなに広い範囲で同時に避難情報が出ているのは、見た事がありません。
どれほど広い範囲なのか、地図にしてみました。

異常気象2018地図
※地図の情報は、既に数時間が経っていますので、最新情報は、気象庁や地元自治体等の
 公的機関を確認してください。


実に、26府県に避難情報が出ています。
日本の半分以上に避難情報が出ているのです。
「異常気象」の言葉が、誰の頭にも浮かんでいると思います。

ただ、私が警戒している「異常気象」は、少し違います。
単純に『強い雨が降る』、『猛暑になる』、『突風が吹く』といったものではなく、
ある年は2月が多雨で7月が少雨、ある年は2月が少雨で7月が多雨といった具合に
気候パターンが年毎に変わることです。
東京のケッペン気候区分はCfaですが、Cwaに変わったり、Cfbに変わることを
私は警戒しているのです。

はっきり言えば、日本の気候区分が多少変化しても、それほど危機的ではありませんが、
日本に農産物を輸出している国の気候が激変すると、深刻な事態になってしまいます。



私の危機感はさておき、
大雨が降り続いている地域に居られる方々に被害がないように願っています。

1980~1990年代に顕著だった世界平均気温の上昇は、2000年代は緩やかになっていました。ですが、2014年から観測史上最高の記録を更新するなど、再び上昇傾向が顕著になりつつあるようです。
日本は、昨夏も今夏も、それほど猛暑ではありませんでしたが、世界全体で見れば、非常に深刻な状況が、ここ数年は続いているのです。
世界平均気温の最高記録は、1月から12月までの全てを2015年と2016年に記録しています。
最高気温のワースト3は、2月の3位を除くと、全て2014年以降に記録しています。
(データは2018年4月まで)
2017年の気温は、1981~2010年の平均からの差は、以下のようになっています。
 
  1月 +0.39℃
  2月 +0.46℃
  3月 +0.48℃
  4月 +0.39℃
  5月 +0.36℃
  6月 +0.36℃
  7月 +0.41℃
  8月 +0.39℃
  9月 +0.35℃
 10月 +0.30℃
 11月 +0.30℃
 12月 +0.28℃
 
次の地図は、今年5月の世界の気温の平年比です。
 
気象庁HP(1)
 
http://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/monitor/climfig/?tm=monthly&el=TanmMIn


日本付近は平年程度ですが、欧州や北米は平年より暑い地域が多いことが分かります。 

仮に、平年比が高くないからと言って、温暖化が進んでないわけではないのです。
次の地図は、昨年12月の世界の気温の平年比です。
 
気象庁HP(2)
 
明らかに北極圏周辺で、異常高温が起きていたことが分かります。
確かに、北米の大西洋側は低温ですが、全体では高温だったことが分かります。
これは、統計上のマジックです。
過去に、極端な高温があれば、平年より暑くても、最高記録は更新されません。
単純に、「過去最高」に踊らされてはいけないのです。
また、自分が住んでいる場所が暑くなくても、地球全体としては温暖化が進んでいるのです。
 
広い視野で、温暖化を捉えていかなければならないということです。
 

国立極地研究所の研究チームは、グリーンランドの氷床コアから、過去の気温変動を調査しています。
その結果、グリーンランドの特異な気温変化が分かりました。
 
 
過去2000年間の北半球の平均気温とグリーンランドの気温変化を比較すると、グリーンランドは太陽活動が活発な時期に北半球全体の平均的傾向より低温になり、太陽活動が不活発な時期には北半球の平均的傾向よりも高温になることが分かってきました。
 
西暦2000年頃から、太陽活動は低下の傾向を示しています。
このことから、2025年頃からグリーンランドでは気温が上昇傾向となる可能性が示されたのです。
これまで指摘されていた温室効果ガスによる気温上昇に加え、太陽活動の影響が重なることで、これまで考えられていたよりも早くグリーンランド氷床の融解が進むことが懸念されると言うのです。
 
グリーンランドの東側から南側の海域では、表層水の高い塩分濃度と低温のため、海水の沈み込みが起こることが知られています。
この沈み込みによる垂直方向の流れによって、南から北への海流を生み、海水と熱の大循環である「北大西洋子午面循環」が起きています。
太陽活動が活発化して気温が上昇すると、表層の海水温が上昇し、また氷河や氷床の融解による淡水が増えて塩分濃度が下がり、沈み込みが減ります。
その結果、「北大西洋子午面循環」が弱まり、南からの熱の循環も減って、北大西洋周辺の気温が低下するのだそうです。
この考えをテーマにしたのが、映画「The Day After Tomorrow」です。
  
 
現在は、「北大西洋子午面循環」のような規模の大きな気候システムは解明されていません。
それだけに、急激な地球温暖化の影響がどんな形で出てくるのか分からないというのが、実情でしょう。
映画のようなことが起こらないとも言い切れないのです。
 

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