新・風の谷の生活

食糧自給率の向上を目指して!

カテゴリ: 地球温暖化

2008年から2009年にかけて、黒点が全く現れない期間が266日続き、黒点の活動期が2年遅れの2013年にずれこみました。
この現象がマウンダー極小期に似ていたため、地球が寒冷化するのではないかと、取り沙汰されています。
マウンダー極小期では、太陽の黒点がほとんど現れない状態が、1645年頃から1715年頃にかけて続き、平均気温で0.6℃程度下がったとされています。
仮に、マウンダー極小期と同様に、2015年から2085年の気温が0.6℃下がったとしましょう。その場合でも、過去最高の年平均気温を推定気温が超える時期が少し先に延びるだけです。
太陽活動が低下しても、温暖化の進行を10~50年くらい遅らせる効果しかありません。
潮岬のデータで見た場合、約20年しか温暖化を遅らせられないのです。
また、マウンダー極小期は、70年しか続きませんでした。人類に与えられる時間は、最大限に見積もっても70年しかないのです。

2013年12月6日画像1

昨日と同じデータ(東京と潮岬)を用いて、二次回帰式を求めてみました。
 
東京も潮岬も、係数(a)が正の値で、温暖化が加速している事がわかります。
一次回帰より二次回帰の方が標準偏差が小さいことから、二次回帰の方が現実に近いと
考えられます。

今の温暖化のペースが続くなら、今世紀の半ばには、過去に経験のない暑い年が続くように
なるでしょう。

2013年12月4日画像2

地球の温暖化は、本当に進行しているのでしょうか。
東京と潮岬で、調べてみました。
東京は、130年以上の気象記録が残っています。
潮岬は、人口密集地から離れていて、周囲を海に囲まれているので、温暖化の進行が
分かりやすいと思います。
観測開始から2010年までの気象データで解析してみました。
解析は、過去の気温を一次回帰しました。


2013年12月4日画像1

一次回帰式は、Y=aX+b で表されます。
Xは西暦(年)、Yは その年の平均気温(℃)です。
傾き:a は、1年毎の気温上昇率(℃/年)を示します。
 
は、潮岬の実測データです。
は、東京の実測データです。

潮岬は、100年で1.1℃上昇のペースです。
東京は、100年で2.5℃上昇のペースです。

これをみると、地球が温暖化しつつあるのは、事実のようですね。

ネットニュースでは、アラスカの異常高温が報告されています。

地球温暖化は、冬場ほど気温上昇率が高く、寒冷地ほど気温上昇率が高くなります。
逆に言えば、冬場の気温上昇率が高い場合や、寒冷地の気温上昇率が高い場合、
その気温上昇は温室効果による地球温暖化によるものだと言えます。

気象庁のデータベースを用いて、地域毎の月別気温上昇率を調べてみました。
対象に選んだ気象観測点は、鹿児島県奄美大島の名瀬、和歌山県の潮岬、
新潟県佐渡島の相川、岩手県の宮古、北海道の根室です。
これらは、100年以上の観測記録が残っており、都市化の影響も少ないと考えられます。

まず、5地点の気温上昇傾向ですが、以下のように全ての地点で上昇傾向を示しました。
 鹿児島県奄美大島の名瀬 : 100年で1.0℃の気温上昇
 和歌山県の潮岬     : 100年で1.1℃の気温上昇
 岩手県の宮古      : 100年で0.6℃の気温上昇
 新潟県佐渡島の相川   : 100年で1.1℃の気温上昇
 北海道の根室      : 100年で1.1℃の気温上昇

高緯度地域ほど気温上昇が高いとは言い切れませんが、この解析は次の機会に行います。


まずは、次のグラフを見てください。

月別の温度上昇傾向

このグラフは、5地点の月別の気温上昇傾向を調べたものです。
気温上昇の傾向を分かりやすくするため、年間平均の気温上昇率に対して、
各月の気温上昇率をグラフにしました。
縦軸は、偏差値になります。
明らかに、冬場の気温上昇率が大きいことが分かります。
これは、温室効果ガスの影響と考えると、素直に肯ける結果です。


月別の温度上昇率

このグラフは、気温上昇の絶対値を示しています。
縦軸は、1年毎の気温上昇(℃)です。
宮古では、夏場に気温低下傾向を示しています。
宮古の年平均の気温上昇率が低いのは、この影響があるものと思われます。
一方、相川(佐渡)と根室の冬場の気温上昇率は、他の地域に比べて高いことが分かります。
断定はできませんが、寒冷地の冬場に気温上昇率が高くなっているように思えます。
温室効果ガスの影響と考えられなくもないでしょう。


近藍のデータを見る限り、地球温暖化は、どうやら間違いなさそうです。
今後も、当ブログでは、地球温暖化の真偽を検証していこうと考えています。

東北森林管理局は、福島を除く東北5県の今秋のブナの結実の予測結果を発表しました。
それによると、宮城・山形・岩手・秋田は実が付かない皆無、青森は凶作との予想です。
これを食料とするクマが人里に下りてくる危険性が高まるとして、秋田県では注意を
呼び掛けています。

ブナは、開花状況を基に、「皆無」「凶作」「並作」「豊作」の4段階で結実予測します。
当ブログの趣旨から、ブナの結実は気温に影響されます・・・と書きたいところですが、
気温よりも前年の結実状態が影響するようです。
また、5~7年周期で、豊作と不作を繰り返す性質もあるようです。
昨年はブナの実が大豊作でしたので、昨年の内から今年の不作が予想されていました。

もちろん、気温による影響もあります。
開花前年の4~5月の最低気温が開花に関係していると言われています。
前年の最低気温が高くなると、開花が減る傾向にあるそうです。
ただ、雨量の影響もあるとの欧州での研究もあるとか。
ブナの分布は、気温によって標高の上限と下限がありますが、雨量が少ない長野県は、
ブナが分布していない地域もあります。
また、気温から予想される標高が、太平洋側と日本海側では100mも異なります。


生物による地球温暖化の指標を探していますが、ブナはあまり適していないようです。

気象庁のデータベースを見ると、1951年から台風の記録が残っています。
この中で、6月末の時点で台風が発生しなかったのは、1973年と1998年、
そして今年だけです。
また、台風1号が6月に発生したのは、1952年、1983年、1984年です。
それぞれ台風1号が発生したのは、下記の通りです。

・1998年 7月 9日
・2016年 7月 3日
・1973年 7月 1日
・1983年 6月25日
・1952年 6月10日
・1984年 6月 9日

台風の発生が遅れると、猛暑になると言われています。
また、台風1号こそ遅いのですが、7月、8月には台風が多くするとも言われています。

さて、本当に台風1号が遅い年は暑いのでしょうか?
都市化の影響が少ない潮岬の気象データで、7・8月の気温を調べてみました。
潮岬でも1951年以降は100年で1.8℃近いペースで温暖化しています。
グラフでは、これを補正した平均気温に対して、その年の気温との差を表しています。
7・8月気温と台風発生の関係

黄色の矢印は、台風1号の発生が遅かった年を表しています。
こうしてみてみると、台風1号の発生が遅かった年は、前年より暑い年になるようです。
本当に相関があるのかは、これだけでは分かりません。
また、なぜこのようになるのかも、さっぱり分かりません。
ただ、暑くなると考え、熱中症の予防には心掛けたいものですね。

もう一つの「風の谷の生活」に書いていますように、私は癌サバイバーの1人です。
癌は、怖い病気です。
昔は、不治の病とされ、告知が問題にされていました。
私自身も、初診時の問診に「余命宣告を受けますか」との項目がありました。
現在では、早期発見が増え、治癒率も向上しています。

癌も怖い病気ですが、じわじわと進行する糖尿病も、怖い病気です。
放置すると、体をゆっくりと蝕んでいきます。
私は、癌にはなりましたが、糖尿病ではありません。
ですから、糖尿病の闘病の辛さは分かりませんが、長く続くだけでも嫌気がさしそうです。
とは言うものの、投薬と食事制限で進行を抑えられるようになっています。

東京電力ホールディングス ライブカメラ


さて、原発事故と地球温暖化も、癌と糖尿病の関係に似ているように思いませんか?
原発事故は癌、地球温暖化は糖尿病に、それぞれ似ているように思えます。

原発廃止論では、地球が侵されている地球温暖化を無視しているのでしょうか。
それとも、軽症と診ているのでしょう。
地球温暖化は、糖尿病に似ていて、ゆっくりと進行します。
また、致命的に進行するまでは症状が出にくいため、気付きにくい点でも似ています。

私は、原発を再稼働して再生可能発電と止めろと言っているのではありません。
原発を再稼働して、火力発電所を止めろと言っているのです。
原発廃止論では、再生可能エネルギーがあるから原発は不要とする論調ですが、
少なくとも火力発電所を全て停めた後に言うべき理屈だと、気付いてほしいところです。


私が、原発廃止論を感情論と言うのは、原発だけに注目して、他を見ていないからです。
癌だけを治療して、糖尿病は治療は不要なのでしょうか。
広い視野とバランスの良い感性を持って、未来を見つめたいものです。

(癌サバイバーの私ですが、糖尿病(地球温暖化)の治療ばかり考えているのかも)

日本では、年間2億トンの石油を輸入しています。
天然ガスは、年間1億トンを輸入しています。
石炭は、年間2億トンを輸入しています。
日本の化石燃料の輸入依存率は、ほぼ100%ですから、 年間5億トンの化石燃料を消費していることになります。

・・・・・と、ここから先は、普通のブログでは「化石燃料からは、年間で約14億トンの二酸化炭素が放出される」と繋がるのでしょうが、少し視点を変えてみたいと思います。



地球上では、大気、海洋、生態系など、様々な形で循環が行われています。
例えば、生物が死ぬと、微生物によって分解され、植物や一部の動物によって生体内に取り込まれ、食物連鎖によって次々と別の生物の食糧となっていきます。そして、食物連鎖の頂点の生物が死ぬと、再び微生物によって分解されます。
この生態系の循環は、排泄物や呼吸にまで及びます。
また、大気や海洋も、生態系と同様に形を変えながら循環していきます。
同時に、それぞれが相互に影響を与え合ってもいます。

炭素、酸素、水素などの有限の材料が、あたかも無限であるかのように循環を繰り返しているのです。



さて、化石燃料ですが、化石燃料を使うことは、元々は地中にあったものを掘り出して、地上、海、大気中に捨てていることと同義とも言えます。
つまり、ほぼ地上だけで成立している循環の中に、地下に固定されていた化石燃料を無理矢理追加することになります。

化石燃料を使うことで、大気・海・生態系の循環に、大量の炭素・水素・窒素などを突っ込んでいるのです。


大気中に放出された二酸化炭素は、三分の一が大気中に残り、三分の一が海洋に吸収され、三分の一が植物に吸収されます。
地球温暖化では大気中に残留する二酸化炭素を、海洋の酸性化では海洋に吸収される二酸化炭素を、それぞれ問題にしているのですが、植物によって吸収される二酸化炭素も、元々の循環には無かったものだということを忘れてはならないでしょう。

日本で年間に放出される約14億トンの二酸化炭素の全てを、日本国内の植物が吸収したと仮定しましょう。
日本には、25万km²の森林がありますが、毎年1km²当たり5600トンの二酸化炭素を吸収しなければなりません。
二酸化炭素の内、酸素を大気中に戻すとしても、1km²当たり1500トンの炭素を吸収しなければなりません。
1m²当たりなら、毎年1.5kgです。
この状況は、化石燃料を使い続ける限り、変化はしないのです。
これでは、生態系の循環を維持する事は難しいように思います。



私は、以前から、地球温暖化は化石燃料の使い過ぎによる弊害の一つでしかないと言ってきました。
化石燃料の使い過ぎによる弊害は、海洋の酸性化にも表れています。
そして、もしかすると、森林の生態系、更には様々な循環にも、深刻な影響が見えないところで進んでいるのかもしれないと思っています。 

「生命はどこから来たのか?」

最近のこと、いつも利用している駅の近くで、宗教関係者と思われる身なりの良い女性が、
「生命はどこから来たのか?」と題した小冊子を手に立っていました。
それを見たへそ曲がり私は、「生命の基はどこから来たのか?」の間違いではないのかと、
密かに思ったのです。


「生命がどこから来たのか」を問うということは、
「生命」は地球誕生前から存在していなければなりません。
ですが、そのような事実は、現時点では確認されていません。
確認されているのは、
地球に降り注ぐ隕石の中には有機物を含むものがあるということだけです。
その一例に、マーチソン隕石があります。
この隕石の中には、地球上では見つかっていなかった有機物も含まれていました。
ですが、
有機物は「生命」ではないので、宇宙から「生命」がやってきたことにはなりません。

「生命がどこから来たのか」を問う場合、
有機物を構成する元素の誕生を指す場合もあり得ます。
この場合、直接的には、恒星の核融合反応や、超新星爆発時の反応などで生まれたことを
問われていることになるでしょう。
更には、ビッグバン直後の宇宙で、
水素やヘリウムが生成されるところまで遡る必要があるかもしれません。

何を求めているのか、あるいは何を伝えたいのか、
色々な考え方があり、一つの答えに収斂しにくいかもしれません。






まあ、そんな細かなことを話題にするつもりはありません。

地球温暖化は、なぜ防がなければならないか?

今回は、「生命」を基準に考えてみたいと思います。



地球誕生時は、隕石落下時に解放される熱によって極めて高温だったと考えられています。
次第に隕石落下が減り、今から40億年くらい前には、表面温度が100℃を下回りました。
この頃、海が形成されたとみられています。

「生命」の誕生は、この少し後、今から38億年くらい前と考えられています。
ところが、22億年くらい前、地球は全球凍結に陥ります。
27億年前に誕生したストロマトライトによって、大量の酸素が発生し、
大気中の温室効果ガスが減ったためと、考えられています。





実は、地球史上最悪の環境破壊の起こしたのは、ストロマトライトなのです。
地球の大気から二酸化炭素やメタンを取り除き、猛毒の遊離酸素で覆ったのです。
これにより、嫌気性微生物は、地中の酸素がない世界に逃れるしかなかったのです。


全球凍結を生き延びた生命は、やがて多細胞化を始めます。
ですが、発生した時期は意外に最近で、今から10億年くらい前だろうとされています。
つまり、生命誕生から現在までの四分の三は、単細胞生物だけだったのです。

初期の多細胞生物は、単に単細胞生物が固まっているだけでしたが、
徐々に、細胞毎の機能分化が進んでいきます。
そして、ついに5億4000万年前にカンブリア爆発と呼ばれる大進化が起こるのです。




さて、現在、世界中で叫ばれている「地球温暖化」ですが、
実は、地球の歴史で見れば、ほとんど問題にならない些細な変化でしかないのです。
小型の生物には、大きな影響はないどころか、
もしかすると大きく進出するチャンスになる可能性さえあるのです。
起こりつつある「地球温暖化」は、人類を含む大型生物にのみ、影響がある問題なのです。





「地球温暖化対策」は、地球環境の保護などという綺麗事ではありません。
どんなに「地球温暖化」が進んでも、地球環境としては大した問題ではないのです。
なんてったって、地球は、猛毒の遊離酸素による環境破壊が今も続いているのですから・・・

「地球温暖化対策」は、人類の生き残りをかけた試練だと考えるべきです。
「地球温暖化」を防ぐ努力は、他の何でもない、人類自身のために行うのです。

もっと言うなら、

人類が真の知的生命なのか

問われているのかもしれません。

今から2年前、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)で、
農業や生態系などの面ですべての大陸と海洋で温暖化の影響が表れていると、
断定しました。
 
18世紀半ばと比べた世界の平均気温の上昇が今世紀末に4度気温が上がる
穀物の生産量が落ち込むなど世界的な食糧不足が深刻化するというのです。
 
4度未満2度以上の上昇でも、動植物などに大規模な絶滅を招くと指摘しています。
予測される上昇スピードが急激すぎるため、
生物の多くが環境変化に合わせた移動が間に合わなくあるというのです。
 
イメージ 1
 
いよいよ、温暖化も深刻化してきましたね。
食糧事情の悪化が目に見える形になる前に、営利目的の市場価格上昇が始まるはず。
それが何年後に始まるのでしょうか。
そして、当面は始めることができない「風の谷」計画は、間に合うのでしょうか。
 
心配です。

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