豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (2100年の日本へワープ)

カテゴリ: 地球温暖化

今日は、5月26日です。
5月です!
本日、北海道のオホーツク海沿岸部の佐呂間で、39.5℃を記録しました。これを華氏温度にすると、103.1℉です。
毎夏、ニューヨークなどの猛暑を伝えるニュースで
 「ニューヨークで100度を超えました!」
   と言う際の100度は、華氏温度です。
今日の佐呂間は、その気温を超えているのです。

この気温は、本日の全国の最高気温でした。
この気温は、佐呂間の5月の観測史上最高気温でした。
この気温は、5月としては、全国の史上最高気温でした。


この気温を観測したのは、北海道です。

佐呂間の位置

夏場であれば、北海道が全国で最も暑くなることは過去にもありましたが、5月に北海道が全国の最高気温を記録するのは、異常な印象です。


今回は、中国大陸発の異常熱波が北海道を直撃したこと、フェーン現象を起こしたことが、直接の原因と思われます。
単純に地球温暖化に結び付けるのは反則ですが、異常気象が増えているのは事実です。
5月の最高気温の記録のベスト10は、最も古いものでも1993年でした。
他の月を見ても、2000年以降の記録が圧倒的に多いのです。

聖域なき温暖化対策 を考えなければならないところまできているようです。

琵琶湖が、あまりの暑さ(温暖化)で呼吸を止めてしまいました。

滋賀県は、2019年4月9日に琵琶湖の全層循環が起きなかったことを発表しました。
琵琶湖の全層循環とは、冬場の寒気で表層の湖水が冷やされて沈み込み、湖盆の最深部までの全層で循環する現象です。全層循環は、第一湖盆(水深約90m)を基準に判定されます。この現象は、酸素が豊富な表層の湖水が湖底に供給されるので、「琵琶湖の深呼吸」と呼ばれています。
今冬は、循環が水深80mまでしか届かず、琵琶湖の深呼吸が起きなかったのです。

現在の湖底の溶存酸素(DO)は、5mg/lで、危険レベルの2mg/lを上回っています。例年であれば、この時期の10mg/l前後から徐々に下がり、年末頃に3mg/lくらいまで下がります。現状でも、例年の半分しかDOがないので、今度の変化が気になるところです。

溶存酸素推移(20190408)

参照元:滋賀県HP
   (リンク⇒https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/303438.html
   (PDF⇒https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5102472.pdf



今冬の全層循環が起きなかった原因は、暖冬と考えられています。
冬季の気温を調べてみると、今冬の12月から2月の平均では、2015年度に次ぐ暖かい冬でした。

全層循環の時期(正月から全層循環確認日までの日数)と冬季(12月~2月)の気温との関係をグラフにしてみました。

琵琶湖全層循環
(アシスタントが出しゃばっていますが、気にしないでください)

明らかに、冬季の気温と全層循環の時期の間には関係があります。
相関係数は、0.782です。
この値は、「強い相関」に相当します。
琵琶湖は、今後は全層循環ができないことが増えていくのではないかと懸念されます。
海洋に比べると、琵琶湖はスケールが小さいので、温暖化の影響を受けやすいと思われます。琵琶湖よりも大きい日本海でも、海底部の酸素濃度の低下が観測されています。仕組みは少し異なりますが、大洋より小さく、狭い海峡でしか外洋と繋がらない日本海は、気候変動の影響を早く受けると考えられています。

全層循環を阻害する要因は、温暖化の他に、海洋への二酸化炭素の溶け込みが考えられます。実際、二酸化炭素を多く含む海水が深海に貫入する現象が見つかっています。
温暖化に疑いを持っている方も、化石燃料使用削減を考えてほしいものです。


水温21以上で動物プランクトンが死ぬ率が高くなるとの研究が発表されたようです。
英スウォンジー大学のカム・タン教授、東京大学高橋一生(たかはしかずたか)教授らの研究グループは、日本沿岸の動物プランクトンは、海水温が21度を超えると急激に死にやすくなることを確かめたそうです。
(ちょっと疑問を感じる内容ですが・・・)


研究概要てすが、2013年5〜7月に、瀬戸内海、浜名湖(静岡県)、相模湾(神奈川県)、東京湾、大槌湾(岩手県)で動物プランクトンを採取して調べたところ、これらの海域に多い「カイアシ類」では、平均4.4~18.1%、最大53%が、水中で死んでいたことがわかったそうです。更に、動物プランクトンの死骸の半分ほどは、海底に沈んで堆積することもわかった。
死骸が堆積せずにバクテリアによって分解されれば、ふたたび栄養の元として役立つことになるが、堆積してしまうと、この栄養分の循環から外れてしまうそうです。海中の食物連鎖は、植物プランクトンの作り出した栄養分が、動物プランクトン、小さな魚、大きな魚へと受け継がれるが、海水温の上昇で、この連鎖が動物プランクトンの部分で貧弱になり、植物プランクトンの栄養が十分に魚に届かなくなる可能性もあると高橋氏は指摘しているそうです。
れとは別に、「アカルチア属」は、水面から底近くまでの平均水温が21度を超えると、死骸の割合が水温の上昇とともに急激に増えることもわかったそうです。
日本近海は、海水温の上昇ペースが世界の平均より速いそうで、大槌湾のあたりでも、夏の平均水温は21度くらいになっていると言います。




二ュースソースを元にしている(記者の素人コメントが含まれている?)ためかもしれませんが、この研究には疑問が多々あります。
温暖化による様々な懸念を示してきた私ですが、正確な情報を基にした議論をしたいと考えており、自己の都合に合わせた情報の取捨選択は行いたくありません。
なので、本件の中から「正しい」と思われる情報と、「間違っている」または「根拠がない」と思われる情報に分類しておこうと思います。



まず、調査海域ですが、海底まで光が届くような浅い海を対象としているようです。
調査海域が概ね内湾であること、「水面から底付近までの水温が21」とあり、底付近の海水温も高いことを示しているので、浅い海と思われます。

次に、プランクトンの死骸の半分が海底に沈むことを問題視していますが、海底に沈む比率を明らかにしたのでなければ、研究価値はありません。
以前から、プランクトンのかなりの割合が、マリンスノーの形で海底に沈むことは知られていました。
また、海底に沈んだプランクトンの死骸は、底棲の生物の栄養源になったり、湧昇流で海面付近に上がって表層の生態系に戻ることも、以前からよく知られていました。
調査対象となった浅い海では、海底まで表層の生態系に組み込まれていますし、海が荒れれば海底でも海水が揺さぶられ、表層との間で循環します。
プランクトンの死骸が海底に沈むこと自体は、ほとんど問題でありません。

三番目に、浮遊する動物プランクトンが高い比率で死んでいることが何を意味するのか、曖昧になっています。
記事では、水温の影響で動物プランクトンが死ぬ率が高まっているとしていますが、他の要素が多過ぎて、何も見えてきません。
動物プランクトンは、元々泳力が弱く、表層の海水と同じ浮力で漂っています。死んでも、直ぐには浮力が変化しないので、簡単には沈みません。ですから、海水中には、一定割合の死骸が含まれるのは当たり前です。
水温の変化や水温が異なる環境で、死骸の比率が変わるなら、新たな知見になると思いますが、この記事からは読み取れませんでした。

仮に、死骸の比率と海水温との間に相関があるとすると、次のような要因が考えられます。
 1.海水温によって、世代交代の周期が短くなる。
 2.海水温によって、バクテリアの分解の早さが変わる。
 3.海水温によって、動物プランクトンの死骸の沈降時期が変わる。
 4.動物プランクトンの棲息条件の中で、海水温が強い要素となっている。

他にも沢山あるでしょうが、私が思いついたのは、これくらいです。
「4」は、話題にしている研究が主張する内容です。
この中で、「1」は解説が必要かもしれません。
死骸の比率は、寿命と浮遊期間の比率[(寿命+浮遊期間):浮遊期間]です。研究対象のカイアシ類は、1世代で1回の産卵ですから、孵化から産卵まで(寿命)が早くなれば、浮遊期間に対して寿命が短くなり、死骸の比率は高まります。
カイアシ類は抱卵する種もあるそうなので、孵化から産卵までを寿命とするのは、やや乱暴かもしれません。

さて、私が思いついた要因だけでも4件ありました。
その中には、成長(孵化から産卵まで)が早くなる場合も含まれます。(1が相当)
死骸の比率と海水温との関係は、一筋縄ではいかないと言えます。



この研究において、正しいと思われるのは、、「アカルチア属は、水面から底近くまでの平均水温が21度を超えると、死骸の割合が水温の上昇とともに急激に増える」ことだけと思います。
「動物プランクトンの死骸が海底に沈んで堆積すると、栄養分の循環から外れてしまう」との指摘は、間違っていると思います。
上記以外の研究結果は、そんな見方もあるという程度でしょう。

今世紀末には、子どもから「ホワイトクリスマスって、なぁに?」と問われそうです。
温暖化が進めば、あり得る話です。
例えば、今世紀末までに3℃上昇すると、季節は11月末頃に相当する気温になります。
東京では、11月の降雪は、30年に一度くらいしか起こりません。
今世紀末頃の東京では、ホワイトクリスマスを言うと笑われるかも知れませんね。

今夜はクリスマスイブ。
北日本以外では、今年も雪は降らないようです。
でも、この時期のドラマの定番は、雪が舞うシーンです。
ドラマを見ながら、クリスマスを祝いましょう。


※皮肉なことに北海道では吹雪いているとか。
 雪に お気をつけて。

冬と言えば、雪ですね。

今ならスキーですが、年配の方は忠臣蔵の討ち入りを思い浮かべるようです。
吉良上野介邸に討ち入る際、夜半からの雪が赤穂浪士の足音を消したと言われています。
討ち入りは、旧暦では12月15日未明(新暦で1703年1月31日午前3時頃)でした。


イメージ 1

温暖化に目を移すと、やはり雪は減っているようです。
東京の年間積雪量は、1950年代は年平均で合計15センチの積雪があったようです。
それが、2000年代は、年平均で合計4.6センチの積雪しかありません。
雪が降った回数も、年平均9.5日あったのが、8.8日になっています。
 
年毎の変化が大きいので単純に比較すべきではありませんが、雪が減ってきているのは確かなようです。

今シーズンは、どうなるのでしょうか。

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