新・風の谷の生活

食糧自給率の向上を目指して!

カテゴリ: 研究機関など

JAMSTEC横須賀本部の一般公開が、今年は5月13日(土)に開催されます。
(JAMSTECのリンク先⇒http://www.jamstec.go.jp/j/

当ブログでは、気象予測の検討を行っています。
そこで、試作中の気象予測ツールで、当日の天気を予測してみました。


計算結果を御覧になる前に、以下の点を御注意ください。
・これは、天気予報ではありません。
 気象予測ツールの公開実験のデータですので、御注意ください。
・公開実験データですので、このデータの利用は御遠慮下さい。
 データを利用して得た利益・不利益については、当方は一切関知しません。
・当日の天気については、気象庁あるいは気象台のデータを御利用ください。



さて、当日の天気ですが、計算結果は以下のようになりました。

・最高気温 :27.3℃
・日平均気温:20.8℃
・日照時間 :4時間55分
(※雨量の計算は、まだ出来ません)

まだ、試作段階ですので、データの信憑性はかなり低い状況です。
ですので、数字をそのまま読む訳にはいかず、前後の変化で読み取らなければなりません。
計算結果から見ると、前々日(5月11日)から前日(5月12日)にかけて気温が低く、日照時間も短いので、5月11日は曇りか雨、12日は曇り時々晴れ一時雨といったところではないかと考えています。
当日(5月13日)は、気温は上昇傾向ですが、日照時間は更に短くなる傾向が見えます。
ですので、12日と同様、当日は曇り時々晴れ一時雨だろうと思っています。
(これが天気予報なら、かなり卑怯な予報ですね)

当日は、私自身が身を持って確認してくるつもりです。
結果は、当ブログで公開する予定です。

ちなみに、昨年のJAMSTEC横須賀本部一般公開日(5月21日)は、快晴!
最高気温24.1℃、日平均気温18.9℃、日照時間12時間56分でした。

JAMSTECは、深海へのアクセス手段をいくつも持っている研究機関です。
それ故、深海の神秘に触れ、それを私達に見せることができます。

JAMSTEC横浜研究所の一般公開でも、深海生物や岩石を紹介していました。
「君は見たか!? 顕微鏡が映す深海サンプルの魅力」と題されたミニセミナーでは、
深海生物や岩石サンプルを顕微鏡で見せてくれました。
特に、岩石サンプルを光が通る厚さ30μmにスライスして仕上げる技には驚きました。
写真はありませんが、偏光板を通して見る岩石サンプルは、万華鏡のような美しさでした。

深海生物では、コシオリエビやハオリムシ等が紹介されました。

コシオリエビ
上はコシオリエビ、下はハオリムシです。
これらの写真は当日のものではなく、JAMSTECのHPから拝借したものです。
ハオリムシ

コシオリエビも、ハオリムシも、共生生物と共存しています。
コシオリエビは、全身の毛の中に微生物を微生物を共生させ、それを食べています。
ハオリムシは、体内に硫化水素を食す硫黄酸化細菌を共生させています。

このような話を、サンプルを顕微鏡(拡大鏡?)下に置いて説明がありました。
これらのサンプルは、教育目的で貸し出しを行っているそうです。


さて、ミニセミナーを受講後に「地球シミュレータ」を見学して、再びセミナー会場付近に
戻ってきた時、声を掛けられたのです。
「先程は、セミナーを熱心に聞いていただき、ありがとうございます」
声を掛けてくださったのは、ミニセミナーで講師をされた方でした。
JAMSTEC横浜研究所の一般公開中で、声を掛けられたのは、この時だけでした。
(影の薄い私ですが、なぜか声を掛けられました)
この時、ハオリムシの共生がいつ始まるのかで、少しお話を聞かせていただきました。
ハオリムシは、口も消化器官も持たない生物です。
生きるために必要なエネルギーは、共生生物から得ています。
不思議なのは、いつ共生生物を体内に取り込むのかです。
ハオリムシも、幼生の時には口を持っていますが、どうやら共生生物を取り込む経路は
経口ではなく、体表面かららしいのです。
この話題は、人類の腸内細菌に拡がりました。
人類と腸内細菌も共生関係ですが、私には腸内細菌を取り込む経路が不思議でした。
教えて頂いたところでは、母親の腸内細菌と子供の腸内細菌の遺伝子は異なることから、
母乳で渡すのではなく、食物の中の菌を取り込んでいる可能性が高いようです。


私にとって、JAMSTECはディズニーランドよりも楽しい場所です。
横浜研究所の一般公開でも、色々とありました。
例えば、11月12日、13日の高知新港での地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開に
誘われました。
本当は行きたかったのですが、丁重にお断りしました。

心残りはありますが、JAMSTEC横浜研究所の一般公開の話題は今回で終わります。

JAMSTEC横浜研究所の一般公開で、この話題で盛り上がると思っていなかったのが、
大深度地震でしょう。

大深度地震(深発地震)とは、深さ200km以上の深さで発生する地震を指します。
実は、大深度地震は、発生場所が極端に偏在しているのです。
中でも、マリアナ海溝からウラジオストクまでは、不気味なほど一直線に並んで深発地震が
発生しているのです。

大深度地震

これは、気象庁の地震データベースで、深さ300km以上の地震を検索した結果です。

JAMSTEC横浜研究所で私の質問に答えて下さった方が、偶々学生時代に大深度地震を
研究していた方でした。
大深度地震は、緯度・経度で見ると、不気味なほどに一直線に並んでいます。
これほど綺麗に並んでいるので、何がしかの重大な要因があることが推定されますが、
垂直分布を見ると、意外にも一直線ではないのです。

大深度地震断面

マリアナ海溝付近からウラジオストク付近まで、地図上では綺麗に一直線ですが、
垂直方向の分布では、マリアナ海溝から本州直下までは、南ほど深く、北ほど浅くなって
います。
ところが、本州直下で折れ曲がるように深くなっていくのです。
平面上では直線に分布する要因があるのなら、垂直方向の分布はなぜ鞍型になるのか、
不思議でなりません。
JAMSTECの方とは、その辺りの話をさせて戴きました。

熱く説明して頂きましたが、私の頭ではきちんと理解することはできませんでした。

既に書いていますように、JAMSTEC横浜研究所には、地震の研究者が多く居られる
そうです。
展示も、地震計を用いた震源予測、液状化実験ボトル、DONETのリアルタイム表示等の
展示がありましたが、私が見たのは寒天断層実験でした。
残念ながら、写真を撮っていませんでした。
ですが、日本地震学会にほぼ同様の写真があったので、参考に掲載します。

寒天断層実験

断層実験は、偏光ガラスに挟まれた厚さ1cm程の寒天を横から押し付けて、断層がずれる
瞬間を高速度カメラで撮影します。
寒天は、上部に切り込みを入れてあるので、押し付けられると逆断層を再現します。
写真では、画面右から押し付けられ、右側の寒天を押し上げながら下に潜り込んでいます。

写真で黒く写っている部分は、応力が掛かっている(歪が溜まっている)部分です。
白く写っている部分は、応力が掛かっていない(歪が解消している)部分です。
この写真は、私が見た実験の結果とは違いますが、雰囲気は伝わると思います。

この実験に関して、私の疑問は、断層の上側と下側で応力のかかり方が異なる点です。
基本的には、上下で対象になるそうです。
また、そうでなければ作用・反作用の考えと一致しません。
ですが、上の写真でも、断層の上側に応力が弱い領域が広がっていることが分かります。
(私が見た実験では、亀裂の移動に同期して、断層の下側に応力が弱い領域が走りました)
私の個人的な見解では、この応力の弱い部分は、地震波としてエネルギを放出したのでは
ないかと考えています。


この寒天断層実験は、JAMSTEC横浜研究所の一般公開で、私が最も興奮した場所
だったのかもしれません。
 

JAMSTEC横浜研究所は、「地球シミュレータ」が置かれている場所でもあります。
「地球シミュレータ」専用の建屋にあります。
その理由は、「地球シミュレータ」を冷却するための設備や電源のためです。

下の航空写真からも分かるように、「地球シミュレータ」の建屋の大きさが分かります。
※地球シミュレータは、研究所の最も奥(右端)にあります。

JAMSTEC横浜研究所

本体は、C館の4階から渡り廊下(橋と言った方が正確かも)でD館に渡り、1フロア
下りたところにあります。

地球シミュレータ


見ての通り、薄暗くダダ広い場所です。
照明は壁の中に収納されていて、ダクトで部屋の中央まで導かれる仕組みです。

「地球シミュレータ」は、様々な目的で使用しています。
私が興味があるところでは、気象の予想にも使用されます。
マッデン・ジュリアン振動(MJO)も、「地球シミュレータ」で計算しているそうです。

後悔していることは、「地球シミュレータ」について、何も質問してこなかったことです。
特に、計算桁数は聞いておきたかったところです。
サクラの開花予想をしている関係で、Excelの計算精度(有効桁数15桁)による
限界を感じる事があります。
「地球シミュレータ」がどんなに早く計算しても、変数が多い場合や次数が高い場合、
数値計算で結果を得ることはできないし、長期の予測では精度が落ちると思われます。

「地球シミュレータ」の計算桁数・・・・・何桁なんでしょうね?

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