豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (2100年の日本へワープ)

カテゴリ:自給自足型農業 > 作付計画

じゃがいもは、日本で最も多く消費されるイモ類でしょう。
生産は、圧倒的に北海道が多く、しかも単位収量も北海道が高いようです。
 
じゃがいもの消費量は、350~400万tと言われています。
じゃがいもは、用途が広く、青果、加工、でんぷん原料、飼料、種子などに使用されます。
食用は、全体の半分ですが、青果用は4分の1とも言われているようです。
 
「豊葦原中津谷」では、青果以外に加工用や翌年以降の種子を考える必要があります。
そこで、15kg/年・人を想定しています。
 
じゃがいもは、春撒き種なら300kg/aと非常に収量が多い作物です。
秋撒き種は150kg/aと春撒きの半分です。
収量が多いので、作付面積は2坪もあれば足りるようです。 
 
イメージ 2
 
米と比較すると、単位面積当たりの収量は約6倍もあります。
栽培期間も、米よりも2割程度短くて済みます。
ただ、単位グラム当たりのカロリーは米が5倍近くあります。
単位面積×単位期間のトータルでみると、ジャガイモは米の1.5倍程度の収穫が得られます。
 
食糧難に陥った時、ジャガイモを増産すればよいように思えますよね。
ただ、「地球温暖化は早晩生や光周性の問題を顕在化してしまいます」に書いたように、そうは簡単にはいかないのですが・・・

今日は、サツマイモです。
サツマイモと言えば、何と言っても焼き芋ですね。
 
「いーしやーきいもー! やーきいもー!」
思わずヨダレが・・・
秋から冬にかけての風物詩ですよね。
 
そのサツマイモですが、
一人当たりの年間消費量(食用)は意外に少なく、4kg/年人くらいです。
単位面積あたりの収穫量は、250kg/aもあります。
なので、1坪もあれば、一人分を生産できます。
 
100g当たりのカロリーもジャガイモの2倍近くもあります。
(そんなにカロリーがあるなんて。迂闊でした)
なので、単位面積当たりの収穫カロリーは、米の2倍近い量になります。
だから、戦後の食糧難の時代には、サツマイモを作っていたのですね。
 

今日は、サトイモです。
 
サトイモの単位面積当たりの収穫量は、約130kg/aです。
一人当たりの年間消費量は、1.6kg/年・人です。
なので、一人当たりの作付面積は、1.2㎡もあれば足りる計算です。
 
栽培期間は、やや長く、春から秋まで栽培しなければなりません。
 
南方由来のこの作物は、高温多湿を好み、北日本ではあまり栽培されていません。
北ほど面積当たりの収量も少なく、北海道と青森に至っては、栽培さえされていません。
 
これまでのデータは、作付面積表にまとめてあるので、参照してください。

今日は、ダイコンです。
 
ダイコンは、栽培期間が短いせいか、春撒き、夏撒き、秋冬撒きとあるようです。
ダイコンの単位面積当たりの収穫量は、それぞれ以下のようです。
 春撒きダイコン :427kg/a
 夏撒きダイコン :328kg/a
 秋冬撒きダイコン:321kg/a
 
消費量は、輸入が加わりますが、その量は少ないので、概ね以下の通りです。
 春撒きダイコン :1.6kg/年・人
 夏撒きダイコン :1.8kg/年・人
 秋冬撒きダイコン:5.8kg/年・人
 
作付面積は、合計で0.03aです。
と言っても、栽培時期がずれているので、実際に必要な作付面積は、もっと少ないでしょう。
 
 
ところで、ダイコンと言えば、桜島大根が思い浮かびます。
世界最大のダイコンだそうで、平均で6kg、大きいものは30kgもあるそうです。
量だけで言えば、1本で一人一年分に相当する量が穫れます。
使い方も似ているのですが、繊維が少なくて、甘みがあるところが違うそうです。
 
でも、私は食べたことはありません。
「豊葦原中津谷」でも作ってみたいと考えていますが、
継続栽培するには栽培量が少なすぎるので、難しいかも。 

久しぶりに、本来の内容に戻ってきました。
 
今日は、ニンジンです。
 
ニンジンの消費量は、8.6kg/年・人です。
 
ニンジンには、春撒き、夏撒き、秋撒きがあります。
撒く時期は互いがありますが、
単位面積当たりの生産量は315kg/a程度で大差はないようです。
 
一人分のニンジンを生産するには、0.03aあれば足りるようです。
それも、収穫が晩夏から真冬まで収穫できるので、もっと狭い場所で栽培できそうです。
大雪になると、雪の下の作物を守るのは大変ですね。
 

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