豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (2100年の日本へワープ)

カテゴリ:自給自足型農業 > 病害虫

害虫・害獣・病気
 穀物
  トビイロウンカ

 根菜
  ジャガイモシロシストセンチュウ

 果実
  温暖化の影響による果物への影響

 家畜
  鳥インフルエンザ

 対人・対益虫
  ツマアカスズメバチ


対策・農薬など
  イノシシ撃退機
  電気柵

  フランスでネオニコチノイド系農薬を禁止


網走市の畑で「ジャガイモシロシストセンチュウ」を国内では初めて確認したと
農林水産省が発表しました。
 
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「ジャガイモシロシストセンチュウ」は、ジャガイモの根に寄生して養分を吸い取るため、収穫量に影響してしまいます。
もともと、ジャガイモは、やせた土地でも高い収穫量があるため、病害虫が付きやすいと言われています。ただ、新しい病害虫が侵入すると、新しい対策が必要になります。できることなら、広がる前に排除したいところです。
この害虫は、土壌を介して広がるため、農林水産省は土壌の移動防止などの対策を北海道庁に要請、発生範囲を特定するための調査を始めているそうです。
ロシアや欧州、米国などに分布し、抱卵した雌が球状に固まると、乾燥や低温に強くなり根絶が難しいそうです。
 
なお、害虫が付着したジャガイモを食べても人体に影響はないそうです。
 
 

イノシシのうめき声を再生してイノシシを遠ざける「撃退機」を福岡県みやこ町の漆谷正義さんが開発しました。
 
果樹農家の要望に応える形で、イノシシ撃退機を制作することになったそうです。
近くの牧場に野生イノシシを捕まえてもらい、その際の「キュイ~ン」という警戒の声を収録、イノシシが嫌う犬の吠え声も収めました。
イノシシ撃退機は、夜間、30秒毎にスピーカーで自動再生します。
重量は3kg程度、ソーラーパネル付きなので電源も不要です。
 
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漆谷さんは、三洋電機を退職後、故郷に戻り、地域の人の求めに応じて色々な機械を作ってきたそうです。
田圃の水位見張り器、雷検出器、山間部向け揚水装置、手回しラジオ、手回し懐中電灯等も製作してきました。

漆谷さんは電気の専門誌に連載コーナーを持ち、技術開発の解説をしています。
メールでも、連絡を受け付けているそうです。
 



 
「豊葦原中津谷」では、湧水はあるのですが、田圃まで水を引き入れられるか、気になっています。
まあ、水田は竹林になってしまっているので、復旧には時間が掛かるはずです。
それに、竹林を取り払っても、漏水の危険があり、困難を伴うと思います。
そんな時には、漏水警報を出してくれる機械があると助かるのですが・・・
 

北九州市と環境省九州地方環境事務所は、特定外来生物の「ツマアカスズメバチ」の巣を、北九州市の下水処理場「新町浄化センター」内で見つけたと発表しました。
長崎県対馬市では2012年に侵入が確認されていましたが、九州では初めてです。

ツマアカスズメバチは、体長2~3cm、全体は黒、腹部はオレンジ、脚先は黄色。
ミツバチなどを食べ、繁殖力が強いのが特徴です。
 
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(九州大学大学院 農学研究院 生物的防除研究施設HP⇒  
            http://www.agr.kyushu-u.ac.jp/lab/ine/ueno/tsumaaka2.html

現時点では、北九州市への侵入経路は不明だそうです。
生息域の拡大を防げるか、今後の対応が大きな意味を持ちそうです。
 

地球温暖化の影響で、日本で採れる果物に病気や害虫、味の変化など異変が出ているそうです。
 
温暖化の効果で、千葉県では南国の果物パッションフルーツやマンゴー、サトウキビなどの栽培が広がっています。
一方、群馬県では、シンクイムシ(ガの幼虫)が広がり、リンゴの栽培に影響を与えています。
全体としては、栽培の適地が温暖化に伴って北上し始めているのです。
温暖化による影響に対して、政府は、温暖化への「適応計画」の案を策定し、果物やコメなどで暑さに強い品種を開発するほか、来年以降、これまで栽培していた果物から、アボカド、マンゴー、ライチなどに転換することを推進していくとしています。
 
 
温暖化は、階段を1段上がることではないはずです。
連続的に、変化していくはずです。しかも、終点が見えていないのです。
何としても、温暖化を止めなければ・・・
 

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