豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (2100年の日本へワープ)

カテゴリ: 癌日記

池江璃花子さんが、競泳に復帰されましたね。
昨日、東京都特別水泳大会に出場しました。
実に、594日ぶりの競技会出場だそうです。
しかも、女子50m自由形で、組の中で1着だったというのです。
タイムは26秒32で、インカレ派遣標準記録(26秒86)も突破しました。
彼女が持つ日本記録(24秒21)には及びませんが、とても嬉しい第一歩です。
いずれ、日本記録でもある自己記録を更新することでしょう。

当ブログで有名人の癌を書くのは、回復して再び活躍することが、癌で闘病している人の励みになると考えているからです。
池江璃花子さんは、自ら「泳ぐことで誰かの励みになれば」とおっしゃっています。
頭が下がる思いです。
今後も、彼女の活躍を祈っています。


余談ですが、直腸癌を患った私も、現在、元気に働いています。
私如きの言葉が励みになるとは思えませんが、癌になったとしても、治療すれば元気になれます。
頑張っていきましょう。

お酒に弱い人は、癌になりやすいのか? なりにくいのか?

 愛知県がんセンターと岡山大学の研究チームは、癌患者4099人と癌未経験者6065人について、飲酒による発癌効果と、酒量が少ないことによる保護効果を調査しました。
 それによると、頭頸部癌、食道癌、胃癌は、発癌効果と保護効果の両方が見られるが、発癌効果の方が強く、大腸がんは、保護効果のみが見られたそうです。
つまり、お酒に弱い人は、少量の飲酒でも頭頸部癌、食道癌、胃癌のリスクが高いということです。
一方、大腸がんは、飲酒による発癌効果は見られず、酒量が減ることによる保護効果が見られるということです。

ところで、『お酒に弱い』とは、どういうことなのでしょうか。
人体に入ったアルコール(C2H5OH)は、アルコール脱水素酵素(ADH)やマクロソームエタノール酸化系(MEOS)によってアセトアルデヒド(C2H4O)に変化します。
アセトアルデヒドは、2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)によって酢酸(C2H3OOH)に変化します。酢酸は、水と二酸化炭素となって体外に排出されます。
問題は、中間生成物のアセトアルデヒドです。
アセトアルデヒドは、人体には有害で、体内にアセトアルデヒドが増えると、顔が赤くなる、呼吸が早くなるなどの症状が出ます。
通常は、ALDH2によって分解されるのですが、日本人は、二つあるALDH2を産生する遺伝子を一つしか持たない人が約4割、全く持たない人が5%ほどいます。このような人が、お酒に弱いと考えられています。
(ALDH2を産生する遺伝子が書き換わって、分解能力がない)
お酒に弱い人は、アセトアルデヒドが体内に滞留するので、問題が生じやすいと考えられているわけです。


私も、お酒には弱いので、滅多に飲みません。
父は強かったのですが、母は弱く、私に似ています。
ブログでも公開しているように、私は直腸癌を患いました。
直腸癌は、大腸癌の一種ですから、冒頭に書いた研究どおりなら、お酒をほとんど飲まない私は癌になりにくいはずですが、現実は違っていました。

癌になるか、ならないかは、運(確率)によるところもあります。
誰の体にも、癌細胞は常に存在すると言います。
それが病気としての癌にならないのは、免疫によるものです。
癌になる確率を下げる方法の一つとして、癌細胞の数を増やさないことだと思います。
癌細胞の数を増やさないために、飲酒はなるべく避けた方が良いようです。
特に、お酒に弱い人は、なるべく飲まないようにしましょう。
 

2020年7月23日、ALS患者の自殺願望を叶えた嘱託殺人の容疑で、京都府警は、医師の大久保愉一容疑者と山本直樹容疑者を逮捕しました。

ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、一昨年3月に他界したホーキング博士が罹患していたことで知られる難病です。
21歳で発症して55年間も生存したホーキング博士は例外的な長寿でしたが、多くは発症から5年程度で自発呼吸が出来なくなるそうです。それ以降は人工呼吸器が無ければ生きていけませんが、人工呼吸器を付けても10年以上の生存は1割程度という厳しい病気です。
亡くなったALS患者の方は、既に症状が進み、自力では動かなくなっていたようです。
こうなると、本人の意思では自殺することさえできません。
そこで、2人の医師が、昨年11月に患者の自殺に手を貸したようです。

今回の事件の特異性の一つは、患者の主治医ではないことです。患者との関係が薄い人物が、患者の自殺を手伝ったようなのです。
この内容は、今後のマスコミの取材で明らかになっていくでしょうが、殺人請負のような不穏な空気を感じます。


私個人の考えとしては、自殺を認める気にはなれません。
私が癌で入院している時、小児癌の子供たちを見かけました。
車椅子の子も、片足を失い松葉杖の子も、見かけました。子供たち同士で、和気あいあいと話していました。
屋上庭園で、体力を付けるためなのか、一人で歩いている子もいました。しっかりした眼で前を向き、同じ場所を何度も何度も往復していました。
生きていることを楽しむ姿と、生きようと頑張っている姿の両面を見た気がします。
あの子たちを見ると、命の大切さを痛感させられます。

一方で、ALSの残酷さも、知らない訳ではありません。
何年もかけて、ゆっくりと命を失っていく病気です。時間が掛かるということは、家族にも負担を掛けることを意味します。それは、患者の大きな精神的負担になるはずです。
だから、安楽死や尊厳死は、議論されなければなりません。

ただ、関わった二人の医師に、あまり共感は持てません。
事件は、8ヶ月前に起きています。
つまり、二人の医師は、8ヶ月間、事実を隠してきたのです。議論を避け、裏で動いてきたわけです。
このようなやり方は、安楽死や尊厳死の議論にマイナスの影を落とすかもしれません。


まぁ、私は、「ステージ2の癌です」と言われただけで体調を崩すような、軟弱な精神の持ち主です。私がALS患者の苦しみを理解できているのか、怪しいものです。

今年4月の死者数が、過去の平均値より多い自治体があるそうです。(超過死亡)
増加は10%程度だそうです。
超過死亡は、世界各国で話題になっており、新型コロナウィルス感染症による隠れた犠牲者と見られています。

さて、この超過死亡ですが、安易に新型コロナウィルス感染症の隠れ感染者の死亡数と考えるべきではないようです。

まず、超過死亡の統計的な意味を確認しなければなりません。
超過死亡を算出するための過去のデータ数が少ないのです。なんと、僅か過去4年分との比較です。ですので、10%の超過死亡が統計的に有意なのか、検証は難しいでしょう。
また、10%くらいのバラツキはあり得る話です。月単位の死亡数の変動は、10%を超えます。
東京都の例では、今年の4月の死者数は、例年の4月との比較では10%余り超過していますが、それでも例年の1月の死者数より少ないのです。
ですので、内容を精査しなければ、安易に新型コロナウィルス感染症との関係は判断できません。

そもそも、政府や東京都が出す数値は、信頼性が皆無なのです。
東京都は、PCR検査で感染が見付かる比率を1%台としています。ところが、厚労省が発表する都道府県別の検査数から逆算すると、東京都の感染が見付かる比率は、総数では30%台、最近1週間でも10%台なのです。東京都の検査数が、東京都と厚労省で10倍くらい違っていることになるのです。
(6月12日の厚労省のデータへのリンク→ https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000639746.pdf )
それ以外でも、厚労省のデータを見ていると連続性がなくなるところがあり、データに信頼をおくことができません。
東京都のデータも、国立感染症研究所のインフルエンザ関連死亡数の東京都分が改竄されたのではないかと、疑惑が持たれています。
(国立感染症研究所 インフルエンザ死亡数のリンク→https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-m/2112-idsc/jinsoku/1852-flu-jinsoku-7.html )
こんな調子ですから、国内のデータの信頼性は、共産国家や独裁国家、開発途上国と同レベルに見えます。
なので、超過死亡数はもっと多いかもしれないし、超過死亡はないのかもしれないのです。
政府が何を言おうと、マスコミが何を言おうと、データへの信頼性が非常に低いので、信じることが難しい状況なのです。

データへの信頼性はありませんが、仮に今年4月の超過死亡数が有意だとしても、それが新型コロナウィルス感染者の死亡数とは言えないようです。
ある臨床医の方は、「今までギリギリのところで生きてきた方が、新型コロナウィルス対策などによる制約が影響し、命を救えなかったのではないか」といった趣旨の話をされています。
新型コロナウィルス感染者を受け入れるために、病床を確保する対策が行われました。そのため、本来なら呼吸器の疾患(肺癌や肺炎など)の患者の受け入れ先が減った可能性があります。
また、多発した院内感染では、早期退院や転院が行われました。手術日程の変更もありました。
これらによる影響で、救えるはずの命が失われたのかもしれません。
広い意味での新型コロナウィルス関連死と言えそうです。


以前にも書きましたが、私は手術までの数週間を日々を不安な気持ちで過ごしました。
だから、新型コロナウィルスに関連して手術日程の変更があった時、『癌は転移してしまわないか』と不安になる気持ちは、理解できます。
私は、医療関係者ではありませんから、患者の不安を解消することはできません。
台風や地震などの自然災害に影響されることなく、予定通りに手術を受け、考えられる最良の状態で手術室を出ている私は、経験からの気の利いたアドバイスもできません。
それ故、新型コロナウィルスの政府や自治体のデータのいい加減さを、腹立たしく見ています。

日本は、開発途上国なのかと思うほど、データは信頼できず、検査能力は不足し、コンピュータ・シミュレーションも少なく、国会は閉会し、対策も後手が続いています。
まずはデータの信頼性を取り戻し、何とか立て直してほしいものです。

2020年4月23日に、女優の岡江久美子さんが新型コロナウィルス感染症で亡くなられました。
まだ63歳で、亡くなるような年齢ではありません。
彼女は、昨年末に初期の乳がんの手術、今年の1月末から2月中旬に放射線治療を行っていたそうです。そのため、免疫力が低下し、重症化したのではないかとのことです。
初期の乳がんですので、通常ならほとんどが寛解に繋がるので、御本人も健康を取り戻せると信じて頑張っていたはずです。
御本人も御家族も、無念だったと想像します。


新型コロナウィルスは、感染力が非常に強いことが知られています。
そのため、感染者との面会はできません。
私が直腸癌で入院していた時は、家族が面会に来ることを楽しみにしていましたが、新型コロナウィルス感染症では面会が許されません。家族も辛いでしょうが、患者本人はもっと辛いと思います。
患者は、心の支えにも会えないまま、苦しい闘病を続けることになります。

現在、不要不急の外出の自粛が求められているにも関わらず、パチンコなどで外出する方がいます、それも、県境を越境してまで出掛ける方がいます。
感染すると、御自身や御家族も苦しむことになります。友人に移してしまうと、御友人やその御家族も苦しむことになります。
是非、自粛して頂きたいと思います。

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