新・風の谷の生活

食糧自給率の向上を目指して!

カテゴリ: 食糧自給率

時事通信社の記事によると、昆虫料理研究家・内山昭一氏主催の試食会の感想は
「空揚げにしたセミはポテトチップのようなサクサクした食感」
「乾燥させたコオロギは、かめばかむほど味わい深く、煮干しのよう」
なのだそうです。
 
地球温暖化による食糧生産量の現象が懸念され、世界的な人口増加が減速しない現状に加え、実質的な食糧自給率が30%強しかない日本は、真剣に昆虫食を検討しなければなりません。
円が暴落すれば、わずか数日で深刻な食糧難に陥る可能性があり、世界最悪の国債発行残高は、その要因になり得るのです。
 
国連食糧農業機関が評価するように、栄養価や生産時の環境負荷等、昆虫食のメリットは少なくありません。
数字に疑問が無いわけではありませんが、コオロギを生産するために必要な飼料は、牛の1~2割程度だとか?!
昆虫養殖は、狭い場所でも可能で、廃棄する農産物も利用できるのも、メリットの一つとされています。
最大の問題は、外見からくる抵抗感のようです。
私が試すことはできませんが、情報には敏感になりたいと思います。
 

今、日本では、年間642万トンの食糧が廃棄されているそうです。
これは、国民一人当たりにすると、50kg強にあたります。
私達は、一日に1kg強の食糧を食べていますから、
50kgは、約7週間分の食糧に相当します。
なんと、毎週、約1日分の食糧を捨てている計算です。
 
では、誰がこれほど大量の食糧を捨てているのでしょうか。
おおよそ半分は一般家庭から、残り半分は飲食店などから出ているのだそうです。
と言うことは、
私の家からも、毎週、半日分の食糧を捨てていることになります。
「えっ、嘘でしょ!」
そう言いたくなりますが、我が家でも消費期限切れなどで捨てることはあります。
 
 
実は、この数字は、かなり控えめのように思います。
廃棄される食糧は、日本の場合、全食糧の3分の1とする説もあります。
 
ここで、どちらの数字が正しいかを議論するより、
少しでもフーズロスを減らせるように、安売りの爆買いを控える等、
できるところから直していきたいですね。
 

害鳥として捕らえたカラスの有効利用方法として、食用にする研究が、総合研究大学院大学の塚原助教によって進められているそうです。
カラスの胸肉の栄養価を調べたところ、鉄分や亜鉛分が多く、コレステロールが少ない等、現代人にとって優れた特性を持っていることが分かりました。
また、残留農薬や微生物も、問題がないことが分かりました。

個人的には、カラス食と聞くと、後ずさりしてしまいますが、海外ではフランス、エストニア、韓国等で食べているそうです。国内でも、長野県上田地方ではカラス田楽があるそうです。
平塚市で行われた試食会では、「臭みもなく、意外に美味しい」との評価でした。

食糧難になった際には、カラス食も御馳走になるのかもしれませんね。

環境保護団体の世界自然保護基金は報告書で、
魚類など海洋生物の生息数が、
1970年から2012年までの間に49%減少したと明らかにましした。
原因は、魚の捕り過ぎ、海洋生息環境の破壊、地球温暖化などで、
「人類は過去1世代の間に、再生可能な数を上回る魚を捕り、
生息環境を破壊することで、海をひどく傷つけてきた」
と報告書は指摘しています。

調査は、魚類の他、哺乳類、鳥類を含む海洋生物1234種が対象。
マグロ、カツオ、サバを含むグループは、74%の大幅減でした。
 マングローブ、海草類など、海棲生物の生息環境の破壊も示されました。
サンゴ礁が2050年までに消滅する恐れもあると指摘しています。

 その上で、
国連で採択予定の2030年までの国際社会の開発目標で、
生息環境の破壊や海洋生物の違法な捕獲を食い止める措置を講じることが重要と
訴えています。
また、地球温暖化防止に向け、
国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)が、
海洋生物の未来を左右すると主張しています。
 



 
日本は、食糧自給率が低く、地球温暖化の影響で海外からの食糧調達が難しくなる危険性をはらんでいます。
仮に、海外からの食糧が入ってこなくなった場合、飼料用穀物が最も大きなダメージを受けると推定されます。その場合、食肉の供給は絶望的になるので、たんぱく質を海洋資源に求めるしかなくなるわけですが、今回の報告書は、それが絶望的と考えさせる内容でした。
やはり、根本的に、食糧供給を見直して、政治の力で改革していく必要がありますね。
 

大豆の代わりにイナゴやバッタを原料にした「昆虫ソース」の開発が、地域活性化支援団体「いなか伝承社」を主宰する田中寛人氏を中心に、「湯浅醤油」の新古敏朗氏のアドバイスで進められています。
 
「昆虫ソース」は、大豆の代わりにイナゴやトノサマバッタなど5種類の昆虫約1キロ(2千匹分)を麹と一緒に入れ、発酵させます。
昆虫も大豆と同じタンパク質と考えていましたが、昆虫の殻が硬いため、本来の醤油造りでは使わない米麹や醤油麹を入れ、発酵を促進する等の対策を行いました。
「昆虫ソース」は、概ね以下の手順で製造します。
 
1.昆虫を麹と一緒に桶に入れて発酵させます。
2.水を追加しながら三か月に渡って掻き混ぜていきます。
3.その後、三か月間、寝かせて発酵を進めます。
4.熱処理で発酵を停めます。
5.絞りを行います。
 
 
「昆虫ソース」で最も苦労したのは、意外にも昆虫探しだそうです。
田畑などでイナゴやバッタを探したが、ほとんど見つからなかったのです。
農薬や除草剤等で、繁殖に適した環境が周辺で減っているようです。
一方、昆虫は海外でも食糧危機に対応する貴重なタンパク源と考えられています。
農薬や除草剤の使用は、慎重になるべきなのでしょう。

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