豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (2100年の日本へワープ)

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藻谷浩介さんとNHK広島取材班による「里山資本主義」を読みました。
 
この本は、初版は2013年7月に刊行されたものですが、
新書大賞2014に選ばれ、新しいカバーを得て店頭に並んでいました。
下の写真は、左が本来のカバー、右が新書大賞受賞時のカバーです。
 
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実は、「限界集落株式会社」を探す際、たまたま見つけたのです。
 
詳しくは書きませんが、中国地方の取材から得た事例と地方の可能性を書いています。
一つ、本書に書かれている考え方の中で、気に入っている部分があります。
田舎暮らしで、コミュニティの中で金銭を介さずに品物を融通し合うことで、
GDPには現れない豊かさを享受できるとする考えです。
「豊葦原中津谷のニニギ」は、これを個人で行おうとしているとも言えます。
 
日本の実質GDPは、約530兆円、一人当たりに換算すると、400万円/年です。
仮に、これを収入と考えると、日本のエンゲル係数は23%なので、
食費に90万円以上も費やしていることになります。
全ての食品を自給することは難しいのですが、
半分を自給すれば、45万円以上の年収増に相当する余裕が生まれます。
これは、金銭を介さないのでGDPには反映されませんが、実質的な収入増です。
 
「豊葦原中津谷のニニギ」の目的は、食糧難に備えることです。
ですが、「里山資本主義」に書かれている内容は、事例としてより考え方として、
私を後押ししてくれるように感じています。
 

アメリカのアリゾナ州に、バイオスフィア2と呼ばれる実験施設があります。
 
御存知の方も多いと思いますが、
バイオスフィア2は、その名の通り、二番目の「バイオスフィア(地球の生物圏)」を作り出そうとの試みでした。
 
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1991年9月26日から2年後の1993年9月26日まで、8名の科学者が
実際に生活し、水も空気も食糧も「バイオスフィア2」の中でリサイクルする
実験が行われました。
この実験では、色々な問題や予想外の事態が発生し、多くの知識や経験を蓄積する
ことができました。
これらから言える事は、地球環境を人為的にコントロールすることは、現時点では
事実上の不可能ということです。
 
 
地球温暖化を軽視し、経済活動を優先する国が少なくありません。
 
当初から京都議定書に参加していなかった中国。
参加はしたが批准しなかったアメリカ。
批准していたが脱退を表明したカナダ。
京都議定書に残った国でも、目標値を達成できていない国。
日本のように、目標はおろか、排出量が増え続けている国。
 
京都議定書が完全に履行されても、温暖化は止まらないと考えられています。
その京都議定書でさえ、これほど軽視されています。
 
アメリカのトランプ大統領は、京都議定書に続くパリ協定からの離脱を表明しました。


私たちの将来は、深刻な温暖化の影響から逃れられないかもしれませんね。
 

  • 「貧乏暇なし」と言いますが、まさに私の現状を言い当てています。
    仕事の合間(?)にblogを書くはめになっています。
    この忙しさの果てに、隠し持っていた本を紹介するしかなくなりました。
     
    ところで、OTECを御存知ですか?
    Ocean Thermal Energy Conversion の略で、
    海洋温度差発電を意味します。
     
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    基本的な仕組みは、火力発電所や原子力発電所と同じで、
    高熱源と低熱源の温度差を利用して発電します。
    火力発電所は、化石燃料を燃やした熱と冷却水(海水)の温度差を利用します。
    原子力は、核分裂の熱と冷却水(海水)の温度差を利用します。
    海洋温度差発電は、海面付近の暖かい海水と深海の冷たい海水の温度差を利用します。
    海洋温度差発電では、温度差が精々25℃しかないため、
    温度差が大きい火力発電や原子力発電のような効率は得られませんが、
    無尽蔵と言っても良い海水を利用できるメリットがあります。
     
    この発電方法が、地球温暖化防止の切り札になるとは言えませんが、
    研究を続ける価値のある発電方式だと思います。
     
     
    PS:
    写真は古い本ですが、今は復刻版が出ています。
     

    関西空港は、一時期、浮体構造で建設する案がありました。
    建設予定地の水深が深く、埋め立てで建設することが難しいと考えられたためです。
    実際には、埋め立てで建設されたため、今も地盤沈下が続いているそうです。
    また、大きな地震があれば、液状化の危険性も残っています。
     
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    この本は、かなり古いものですが、今でも通用する部分も少なくありません。
    例えば、洋上の風力発電所や波力発電所に通じる部分もあります。
    その意味では、古くて新しい本でもあります。
     

    小惑星探査機はやぶさは、失敗に次ぐ失敗を繰り返しながらも、
    最低限のミッションを成し遂げました。
    一般には、はやぶさミッションで唯一の成功である大気圏再突入をもって、
    「大成功」のように伝えられていますが、
    実際には、ほぼ完璧に失敗したと言ってよいでしょう。
     
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    でも、この失敗は、非常に多くの経験をもたらしてくれました。
    この失敗を生かさないという選択は、あり得ません。
     
    私の望みは、
    皮肉なことに「成功」と勘違いした世論に後押しされて適えられる事になります。
    でも、
    結果オーライ!
     
    「はやぶさ2」は、「リュウグウ」に向けて飛行中です。
     

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