豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (2100年の日本へワープ)

カテゴリ:自給自足型農業 > 農作業の注意点

「豊葦原中津谷」の土は、火山灰土が含まれています。
測ったわけではありませんが、酸性に傾いているはずです。
 
日本は、資源が乏しいことで知られていますが、
石灰岩は、国内で100%の自給を果たしています。
ですので、
「豊葦原中津谷」の自給計画の中で、酸性を中和するための石灰は心配していませんでした。
ただ、食糧事情が悪化すれば、石灰も需要が増えて価格が高騰するかもしれません。
そこで、念のために石灰も自給できないか、考えてみました。
 
手っ取り早いのは、調理等で残った貝や甲殻類の殻を土に混ぜることです。
他には、海岸から貝殻を拾ってきて、粉砕して土に混ぜる方法です。
「豊葦原中津谷」から近いとは言えませんが、
車に行ける範囲でホタテガイの貝殻が打ち上げられている浜があります。
そこから拾って帰ってくるのも方法かなと、考えています。
 
 
ただ、心配なこともあります。
CO₂排出量が増えたため、海水の酸性化が進んでいます。
海水が酸性化していくと、貝の成長が阻害されることが指摘されています。
温暖化が進むにつれて、貝殻さえも、手に入りにくくなっていくのかもしれませんね。

かつては、秋田県や新潟県だけに見られた「ツツガムシ病」ですが、
1980年代以降は、全国に蔓延するようになりました。
多い年は1000人近くの患者が発生します。(昨年は338人)
 
「ツツガムシ病」は、その名の通り「ツツガムシ」が媒介します。
(ツツガムシは、名前と違って昆虫ではなく、ダニ(クモの仲間)の一種です)
症状は、倦怠感、頭痛、悪寒、40℃前後の高熱と共に、
上半身に直径2~3mmの発疹が現れます。
治療が遅れると、数ヶ月の長期入院になり、最悪は死に至るそうです。
治療をしない場合の致死率は約30%もあります。

 
マダニ


 
「豊葦原中津谷」周辺は、山林や竹林に囲まれているので、「ツツガムシ病」や
マダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群(STFS)」等には
充分に注意しなければなりません。
 
自然と共に生きるということは、自然界の感染症とも共に生きること。
嘗めてかからないように、注意したいと思います。


国立感染症研究所 「マダニ対策、今できること」
(リンク先は以下↓)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/2287-ent/3964-madanitaisaku.html
 


毒虫・毒蛇など
 ツツガムシ病

肥料・土壌改良など
 火山灰の中和に貝殻
 「豊葦原中津谷」の水の確保について

 化学肥料について
 化学肥料の原料の輸入状況について

話題
 「魔法の砂」と呼ばれる撥水砂


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