豊葦原中津谷のニニギ

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カテゴリ:地球温暖化 > 異常気象など

今年は、大雪が降りましたね。 
世間では、大雪になったことで、地球寒冷化が話題になったほどです。

寒冷化はともかく、地球温暖化の中での大雪については、不思議に思った方は少なくないでしょう。
でも、その理由を説明することは、専門家でも難しいと思います。
なぜなら・・・
 
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温暖化が進むと、台風は大きくなると思いますか? 
地球シミュレータの結果を基に、台風が巨大化するとマスコミが騒いでいるので、そう思っている方がほとんどだと思います。
でも、違うんじゃないでしょうか。
 
過去の台風を調べてみると、年々台風は弱くなっていることがわかります
日本に上陸する台風も、減っているのです。
そんなはずはないと思うでしょうが、統計データから事実だとわかります。
名前が付いた台風も、室戸台風(1934年)、枕崎台風(1945年)、伊勢湾台風(1959年)、第二室戸台風(1961年)と、すべて50年以上も前の台風ばかりです。
 
温暖化する前のデータだと言う方も居るでしょうが、過去100年間で1℃以上も気温が上昇している事実は、ずっと前に書きました。
気温が上昇する中で、台風は規模も数も縮小方向なのです。
 
地球シミュレータ
 
でも、台風の巨大化は、シミュレータで計算した結果のはずです。
ここで考えなければならないのが、シミュレータの計算精度です。
有限要素法で計算するシミュレータの精度を落とす要因は、入力するデータの精度、計算する点数、計算桁数などがあります。
本当か嘘か、15桁目の誤差が結果に影響するとの話も聞いたことがあります。
気象シミュレーションは非常に難しいので、「温暖化で台風は巨大化する」とのシミュレーション結果が間違っている可能性は残ります。
 
今回の大雪も、いろいろと解説を付けることはできますが、実際のところ、温暖化の中で大雪になった理由を正確に説明することは、難しいところです。
地球温暖化がどう進んでいくのか推定することは非常に難しいことを理解した上で、政府も、私たち個人も、温暖化に対応しなければならないという事でしょう。
 

世間では、地球温暖化に伴ってスーパー台風が増えると思われているようですが、
私は少し違う考えを持っています。
 「地球温暖化が進むと台風が強くなる」といった単純の物事ではなさそうです。
それより気になるのは、台風が衰弱した後の変化です。
 
 
以前は、台風が弱まると、熱帯低気圧になっていました。
台風」は、最大風速が17.2m/s以上の「熱帯低気圧」を指します。
ですので、「台風」が弱まり、最大風速が17.2m/s未満になれば、
熱帯低気圧」に呼び方が変わるのです。
 
ところが、最近は、「台風」は「温帯低気圧」に変わることが増えました。
台風」が「温帯低気圧」に変わっても、勢力が衰えたわけではありません。
暖かい空気だけでできているか。暖かい空気と冷たい空気が混じり合っているか。
両者の違いは、それだけです。
この温帯低気圧、なかなか厄介で、時には台風以上に発達することがあるのです。
でも、温暖化が叫ばれている昨今において、台風に寒気が流れ込んで温帯低気圧に変化するのは、何だか変な感じがします。
そこで、温暖化は対流圏の下層で顕著なのではないかと、想定してみました。
成田空港の高度別・季節別の二酸化炭素濃度の変化です。
 
 
これを見て分かることは、冬季は二酸化炭素濃度が高いことが分かります。
また、大気の下層ほど二酸化炭素の濃度が高いことも分かります。
更には、6月から7月にかけて、単に二酸化炭素濃度が低いだけでなく、
大気の上層と下層の差も、ほとんどなくなっていることが分かります。
 
12月の地表付近と上空の二酸化炭素濃度を見ると、明らかに地表面の二酸化炭素濃度が高くなっています。
二酸化炭素は、赤外線に対して透明度が低い性質があります。と言うことは、二酸化炭素は、赤外線を受け止めた際に、赤外線のエネルギーで温度が上昇するはずです。
つまり、二酸化炭素濃度が高いところほど温度上昇が大きいと言うことです。
ならば、二酸化炭素濃度が高い地表付近は温度上昇が大きいが、上空の温度上昇は
それほど大きくないことになります。結果、上空と下層の温度差が大きくなり、
温帯低気圧の発達を促すのかもしれません。
 
ただ、9月や10月は、上空と大気下層の二酸化炭素濃度の差は大きくありません。
私の考えは、間違っているのかもしれませんね。
 

先月の初めごろは、「温暖化は嘘! 地球は寒冷化している」と話題になりました。
ところが、平年より9日も早く桜が開花し、温暖化の影響との認識が拡がっています。
日本の季節感は、近年の異常気象で崩れ始めています。

少し先の事になりますが、梅雨入りと夏の暑さの関係も、異常気象の一つかもしれません。


一部の人々の間では、「梅雨入りが早いと冷夏になる」と囁かれています。
かく言う私も、この噂に関心があり、例によって調べてみることにしました。
 
梅雨入り・梅雨明けは、1951年から記録が残っていました。
そこで、東京のデータを基に、1951年から2014年までの梅雨入り・梅雨明けと気温・日照時間・雨量との相関係数を求めてみました。
 
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その結果、梅雨明けと7月の気温は負の相関がありました。
つまり、梅雨明けが遅いと7月の気温は低めになる傾向が見られるのです。
これは、考えてみると当たり前の話で、7月の下旬まで梅雨明けしないのですから、7月の気温は低くなるのは当然です。
8月の気温とは、ほとんど相関がみられないので、梅雨明けと気温の関係は薄いと思われます。
 
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日照時間も、7月とは強い相関がありますが、8月とは相関がみられないので、実際には梅雨明けとの関係は薄いと思います。
 
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梅雨入りと関係がありそうな気候は、雨量のようです。
梅雨入りと7月の雨量はほとんど相関がありませんが、8月の雨量は、梅雨入りが遅いほど雨量が少なくなる傾向(弱い負の相関)が見られます。
また、梅雨明けとは7月も8月も弱い正の相関がみられます。
つまり、梅雨明けが遅いと、7月も8月も雨量が多くなるようです。
 
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総じて言える事は、梅雨入り・梅雨明けと冷夏は、あまり関係なさそうです。



ところで、1963年は、5月6日と極端に早い梅雨入りでした。
本当に、5月初旬から梅雨入りしていたのかと調べたところ、雨量こそ特別に多くありませんでしたが、日照が短く、梅雨らしい曇天が続いていたようでした。
梅雨入りしていたと考えても問題なさそうです。

(意味のない話でした・・・)
 

過去5億年の間に、5回の大量絶滅を経験している地球の生物界ですが、
今、人類の活動によって、6回目の大量絶滅を迎えようとしています。
 
シロクマが生息地を奪われ、今世紀の中頃までには絶滅する可能性が出ています。
これは、地球温暖化によるところが大きい事は、衆目の一致するところです。
日本では、似た原因で絶滅の危機に瀕しているのは、ライチョウでしょう。
 
 
ライチョウは、氷河期の生き残りとされ、
氷河が後退する際に高山に取り残されたのだそうです。
生息域は、夏は森林限界より上のハイマツが生える辺りです。
(厳冬期は森林限界内に下りてくるそうです)
 
ところが、近年の日本では森林限界の上昇が囁かれています。
富士山の森林限界の急上昇は、温暖化以外の要因がありますが、
高山帯の降雪量や積雪期の変化は、日本だけでなく世界で報告されています。
この変化の原因の最右翼は、地球温暖化でしょう。
 
温暖化に伴う環境変化は、高山帯で影響を受けやすいとされています。
高山帯の気候変化には、注目していこうと思います。
 

2017年8月の台風5号は、歴代3位の長寿台風でした。
同時に、迷走ぶりでも話題を呼びました。

では、実際にどんな経路をたどったのでしょうか?

消滅する1週間前の予報を見直してみましょう。
下は、各国の気象台が出した13パターンもの進路予想です。


では、気象庁は、どんな予想をしていたのでしょうか。
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結果はどうだったのでしょうか。
気象庁のデータベースを用いて見てみました。

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どうやら、気象庁の予想が最も近かったようです。


スーパーコンピュータを用いて予測するのですが、計算精度に加え、観測値の精度も
影響するので、正確に予想するのは中々難しいようです。

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