豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (風の谷の生活)

カテゴリ:地球温暖化 > 異常気象など

一昨日、日本の観測史上最高気温が、熊谷市で観測されました。

その記録は、41.1℃でした。

 

熊谷市では、一昨夜の午後10時前から風向きが北寄りに変わりました。

この風向きがフェーン現象を起こし、14時20分に40.8℃(10分毎値)を記録しています。その後、17時頃を境に風向きが南寄りに変わり、日照時間が短くなるとともに気温も下がりました。

1時間値を見ると、このような経過が分かります。

 

     22日    23日

13時 36.0℃  39.8℃

14時 36.8℃  40.0℃

15時 36.8℃  39.3℃

16時 36.8℃  39.0℃

17時 36.2℃  37.9℃

18時 36.1℃  35.9℃

19時 34.7℃  34.2℃

20時 33.6℃  32.6℃

熊谷市2018年7月の気温


日中は、前日より3℃くらい高かった23日ですが、風向きが変わった17時頃から一気に気温が下がり、前日と同じか、やや低くなります。フェーン現象による高温だったことが、ここからも分かります。



ニュースでは、世界各地で異常高温が観測されているようです。

ただ、メディアは、目的に合わせた報道をしがちなので、割り引いて捉える必要があります。

そうは言っても、ノルウェーの北極圏で33.5℃が観測されたとの情報には驚かされます。

一方で、カナダのニューファンドランド島では、6月26日に積雪を記録しています。

北極を周回する気流の蛇行が激しいのでしょう。

 

 

 

日本では、過去2年は猛暑が少なかったのですが、その理由の一つが、PM2.5でした。

今夏は、中国からのPM2.5は日本を逸れており、PM2.5による薄い雲が作られることがなく、快晴の日が増えています。

高温の要因の一つが、日射量が増えていることとも関係していると思われます。
東京の7月 8月の気温と日射量の関係をグラフにしてみました。

 日射-気温相関

日射量と気温の相関係数は、0.89もあります。
グラフを見れば、明らかです。
PM2.5の影響はともかく、2015年から2017年の夏が比較的低温だったのは、日射量が少なかったためであることは確かです。



まあ、関東地方の1月の大雪だけで「地球は寒冷化している」と言っていた人々を黙らせるだけの高温であることは間違いなさそうです。

まあ、国内でも日本海側は例年より雪が少なかった地域もあり、都心の雪だけで寒冷化を喚いていたのですから、相手にするのも馬鹿らしいレベルでしたけど・・

 

中部地方から九州に至る広い範囲で、避難情報が出ています。

こんなに広い範囲で同時に避難情報が出ているのは、見た事がありません。
どれほど広い範囲なのか、地図にしてみました。

異常気象2018地図
※地図の情報は、既に数時間が経っていますので、最新情報は、気象庁や地元自治体等の
 公的機関を確認してください。


実に、26府県に避難情報が出ています。
日本の半分以上に避難情報が出ているのです。
「異常気象」の言葉が、誰の頭にも浮かんでいると思います。

ただ、私が警戒している「異常気象」は、少し違います。
単純に『強い雨が降る』、『猛暑になる』、『突風が吹く』といったものではなく、
ある年は2月が多雨で7月が少雨、ある年は2月が少雨で7月が多雨といった具合に
気候パターンが年毎に変わることです。
東京のケッペン気候区分はCfaですが、Cwaに変わったり、Cfbに変わることを
私は警戒しているのです。

はっきり言えば、日本の気候区分が多少変化しても、それほど危機的ではありませんが、
日本に農産物を輸出している国の気候が激変すると、深刻な事態になってしまいます。



私の危機感はさておき、
大雨が降り続いている地域に居られる方々に被害がないように願っています。

関東の梅雨明けが早かったので、今後に懸念されるのは、水不足でしょう。
ですが、今年の水不足の情報は、気象庁や国土交通省の問題なので、無視します。

私は、過去の変化と将来の予測をしたいと思います。
まずは、梅雨の期間の変化です。

梅雨期間の変化

去年と今年の梅雨の期間が短く、特に今年は史上最短の23日間でした。
ですが、2年連続で梅雨が短かったにも関わらず、全体としては長くなる傾向にあります。

では、雨量の方はどうでしょうなのでしょうか。

梅雨期間の総雨量の変化
(縦軸は平年値を100%としています)

梅雨の期間に降る雨は、明らかに減少傾向にあります。
当然、梅雨期間の1日平均の雨量も、減少傾向です。

梅雨期間の1日平均雨量の変化

このまま梅雨の雨が減り続けると、今世紀末には、現在の4分の3に減ってしまいます。

何がしかの対策が必要なのは、間違いないでしょう。

2018年の梅雨明けぜよ!
 
平年より22日早く、昨年よりも7日早い梅雨明けでした。
梅雨明けは、僅かながら年々遅くなっていく傾向にありますが、
去年と今年が極端に早かったので、梅雨明けが早まる傾向に変わってしまいました。
 
イメージ 1

今日、関東地方の梅雨が明けました。
沖縄地方には6日、奄美地方には僅かに3日遅れの梅雨明けです。
6月の梅雨明けは、関東地方では観測史上初で、もちろん最早の梅雨明けです。

関東地方の梅雨明けの平均値は、7月18日です。
昨年と今年の梅雨明けが早かったので、梅雨明けは100年で3日早くなるペースですが、
1951年~2016年では、100年で1.5日遅くなるペースでした。
そんなことは無視して、メディアは「地球温暖化の影響だ!」と叫ぶのでしょうね。


梅雨の期間をグラフにしてみました。

関東地方の梅雨明け


グラフからは、年毎の変化が激しいことが分かります。
全体から、梅雨の傾向を読み取ることは難しいように感じます。
1951年から2018年までの関東のデータをみると、以下のような傾向があります。

 梅雨入り                  梅雨明け
  平均  6月 8日             平均  7月18日
  最早  5月 8日             最早  6月29日
  最遅  6月22日             最遅  8月 4日
  100年で4.5日早まる傾向        100年で3日早まる傾向
  2100年の梅雨入り予想=6月2日     2100の梅雨明け予想=7月15日

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