豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (風の谷の生活)

カテゴリ:地球温暖化 > 異常気象など

気象庁では1953年から、全国51地点のカエデ(標本木)について、大部分の葉が赤くなった日を「紅葉日」として観測しています。
 
京都の「紅葉日」は1980年代から遅れ始め、2006年以降は12月です。
最も遅かったのは、2011年の12月14日。
最も早かったのは、1976年の11月10日。
50年で15日ほど遅くなっているそうです。

他の地域においても、「紅葉日」が遅くなる傾向が見られます。
最も早い紅葉日は、51ヶ所中37ヶ所が1970年代以前に記録されています。
最も遅い紅葉日は、51ヶ所中34ヶ所が2000年以降に記録されています。
長崎市や佐賀市では、紅葉日が年を越して翌年1月となったことさえあります。

紅葉日は、全国的に毎年0.3日のペースで遅くなっているそうです。
観測地点の10~11月の平均気温は毎年0.03度すつ上昇しているので、これが影響しているそうです。



色々な形で、温暖化が実感できるようになってきています。
やはり、対策を急ぐべきでしょう。

沖縄にとって、2015年は台風の当たり年だったのかもしれません。
8月には台風15号が、9月には台風21号が、猛威を振るいました。


2015年9月の台風21号は、
与那国島で、全国の観測史上4位となる最大瞬間風速81.1m/sを記録し、
200戸以上が損壊する被害を残しました。
 
同年8月の台風15号は、石垣島で最大瞬間風速71.0m/sを記録しています。

与那国島で観測された風速も、石垣島で観測された風速も、
竜巻のスケールのF3(日本国内で観測された最強クラスの竜巻)に相当します。
私には想像もできない強さの風です。
 そこで、ちょっと最大瞬間風速と気圧との関係を調べてみました。
下は、気圧の変化と最大瞬間風速を一緒のグラフにしたものです。
 
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少しわかりにくいのですが、
気圧の低下よりも少し遅れて最大瞬間風速が強くなっていることが分かります。
台風15号は、中心が石垣市を通過しているのに対して、
台風21号は、与那国島を暴風半径側に巻き込んで通り過ぎました。
だから、与那国島の方が、最接近後の吹き返しが強く、
気圧変化に対して最大瞬間風速の変化が遅れる傾向が強くなったのでしょう。
 
台風の中心が通過するのも怖いですが、
暴風半径(台風の進行方向の右半分)側になるのも非常に怖い事が分かります。
 
毎年、台風はやってきます。
昨年の福岡・大分のような大雨だけでなく、暴風にも充分に警戒したいものです。
 

昨日は「地球温暖化は嘘!」と書きましたが、もちろんエイプリルフール・ネタです。

 

2月には「地球温暖化は嘘。地球は寒冷化している」との話題もありましたが、
異常な早さでサクラが開花し、この話題も一気に消えました。

まあ、大雪や寒波に合わせて、話題性を狙ってメディアが広めたのだと思いますが・・・

一方、サクラの開花が早かったことで「地球温暖化」が話題になったかというと
地球温暖化の話題はほとんどなかったように感じています。

もしかすると、世間では地球温暖化の話題に飽きてしまっているのでしょうか。

同時に、地球温暖化を受け入れつつあるのかもしれません。

ですが、これは危険な兆候です。



人々が、地球温暖化の諸現象に慣れ始めているのです。

これは、憂慮すべき傾向です。

地球温暖化は、まだまだ序章に過ぎないのです。

気象を決定付ける要因が変わっても、新しい気候が安定するまで、数百年も掛かります。

問題は、気候が変わる過程の不安定な状態です。

現在の温室効果ガスの濃度は、変化している途中です。

つまり、要因の変化が続いている状態で、気候の移行はこれから始まると見るべきです。

 

今後の気候変動は、推定することが難しいのです。

それを踏まえて、私達は可能な限りの余力を蓄え、気候変動に備えなければなりません。

今の日本を見ると、食糧事情は最悪で余力はどこにもありません。
と言うより、気候変動が無くても崩壊しそうな状況です。

こんな状況にも関わらず、政府は、無策を通り越して、種子法の廃止のような
リスクを高める政策を平気で実施しています。



地球温暖化の恐ろしさを見る前に、世間が地球温暖化序章に慣れてしまっていては、

対策が後手を踏み、路上に餓死者が転がる未来に突き進むことになりかねません。

メディア目先の利益のために話題性だけで記事を書いたり
政府財界や海外からの圧力だけで政策を決めてしまう現状は、
  未来を真っ暗にしてしまいます
 

1993年は、歴史的な冷夏でした。
記録的な不作で、米を緊急輸入する事態となりました。
 
このような気候の異常は、一般に異常気象と呼ばれていますよね。
では、異常気象とは、具体的にはどんな気象を指すのでしょうか?
気象庁では、30年に1度程度しか発生しないような気象現象を指すようです。
 
さて、実際の異常気象がどんなものか、1993年を含む1990年代の月平均気温を調べてみました。
 
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このグラフは、潮岬における1990年から1999年の各月の月平均気温の偏差値を表しています。
話題にした1993年を示す黄色の線に着目すると、5月もやや低い気温ですが、7月から10月までが異常に低いことが分かります。
特に、7月の偏差値は「27」と異常なまでに低い値となっています。
統計学的には、1%程度の確率でしか起こらないとされる数値です。
 
でも、もう少し突っ込んで調べてみると、実は、1993年が最も寒かったわけではないことが分かってきました。
7月の月平均気温が最も低かったのは、1954年と1982年でした。
8月の月平均気温が最も低かったのは、1940年と1980年でした。
実は、1993年の冷夏の問題は、日照時間にあったのです。
実際、7月の月間日照時間が最も短かったのは、1993年でした。
 
ちなみに8月は日照時間も平均気温も最も低かったのは、1980年でした。
どうやら、作況指数に影響を与える気象条件は、8月ではなく、7月の日照時間が大きな影響を与えるようです。
 
 
※今回の解析は、潮岬の観測データを使用しました。
 潮岬は、黒潮の影響下にあり、全国の気象との関係が深いと考えられるからです。
 従って、観測データは潮岬ですが、全国的な傾向が現れていると思います。
 

2017年の世界の平均気温は、史上2番目の高温だったそうです。
2016年の世界の平均気温は、史上最高の気温でした。
2015年の世界の平均気温も、それまでの史上最高の気温でした。
2014年の世界の平均気温も、それまでの史上最高の気温でした。
と言うことは、次の式が成り立ちますね。

2016年 > 2017年 > 2015年 > 2014年


さて、過去のブログを調べてみると、
2014年の世界の平均気温について書いていましたので、再録します。

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気象庁によりますと、

2014年の世界の平均気温から、2010年までの30年間の平均値を差し引いた
「世界の年平均気温偏差」は、+0.27℃となり、
1891年の統計開始以来、最も高い値になる見通しであることがわかりました。
また、
今年の「日本の年平均気温偏差」は、+0.28℃で、
統計開始以来、11番目に高い値となる見通しです。
 
 
ところで、
「今年は、そんなに暑かったっけ? 1月は関東で大雪、今月は北日本で大雪だし」
なんて思っている人も多いでしょう。
実際、21世紀の14年間の平均と比べると、今年はほぼ平均値なのです。
 下のグラフは、21世紀の月毎の平均気温と今年との差を求めたものです。
赤い色は、21世紀の平均値よりも高いことを示しています。
気温が高かった月と低かった月が、ほぼ拮抗しているように見えます。
 
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上のグラフで安心してはいけません!
今年は、本当に平年値よりも0.28℃も高いんです。
 
平年値は、1981年から2010年までの気温から算出しています。
この平年値よりも0.28℃も、今年の気温は高かったのです。
言い換えると、
21世紀に入って、温暖化が加速しているのです。
 下のグラフは、平年値と今年の月毎の気温を比較したものです。
見ての通り、12月(21日までの値)以外は、平年よりも高いのです。
 
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「今年は、そんなに暑くなかった!」と思っていませんでしたか。
私は、「今年は暑くなかった」と思っていました。
もしかすると
私たちは、気付かない内に温暖化に慣れてしまっていたのかもしれませんね。
 

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