豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (2100年の日本へワープ)

カテゴリ:科学的好奇心 > 自由研究

日本には、数多くの世界遺産があります。

世界遺産には、自然遺産と文化遺産がありますが、日本には4件の自然遺産、18件の文化遺産があります。
都道府県別でみると、次のようになります。

北海道  知床

青森県  白神山地

秋田県  白神山地

岩手県          平泉、 明治日本の産業革命

(宮城県、山形県、福島県は世界遺産無し)

栃木県          日光

群馬県          富岡製糸場

東京都  小笠原諸島   ル・コルビュジエ(西洋美術館)

(茨城県、千葉県、埼玉県、神奈川県は世界遺産無し)

山梨県          富士山信仰

静岡県          富士山信仰、 明治日本の産業革命

富山県          合掌造り

岐阜県          合掌造り
(新潟県、長野県、愛知県、石川県、福井県は世界遺産無し)

三重県          紀伊山地の霊場

滋賀県          古都京都の文化財

京都府          古都京都の文化財

奈良県          法隆寺他、 古都奈良の文化財、 紀伊山地の霊場

和歌山県         紀伊山地の霊場

兵庫県          姫路城

(大阪府は世界遺産無し)

島根県          石見銀山

広島県          原爆ドーム、 厳島神社

山口県          明治日本の産業革命
(鳥取県、岡山県は世界遺産無し)

(徳島県、香川県、愛媛県、高知県は世界遺産無し)

福岡県          明治日本の産業革命、 沖ノ島

長崎県          明治日本の産業革命、 隠れキリシタン

佐賀県          明治日本の産業革命

熊本県          明治日本の産業革命、 隠れキリシタン

鹿児島県 屋久島     明治日本の産業革命

沖縄県          琉球王朝とグスク

(大分県、宮崎県は世界遺産なし)



都道府県別では、26都道府県に世界遺産がありますが、21府県には世界遺産がありません。
夏休みを利用して世界遺産を見に行くのもいいですが、まだ世界遺産が無い府県に世界遺産候補を探す方が面白そうです。また、日本は自然遺産が少ないので、各府県に自然遺産を探すのも面白そうです。

地元の環境や文化・歴史を調べてみると、意外なものが見えてくると思います。
例えば、四国はお遍路と八十八ヶ所を文化遺産として登録できそうに思います。
福島・群馬・新潟は、尾瀬ケ原を自然遺産で登録できないでしょうか。
これで、21府県の内の7県はイケそうです。

こんな感じで考えてみても面白いと思います。


自由研究のネタとして、桜の開花時期の変化を白地図に書くのはどうでしょう。
 
桜の開花日の記録は、1953年から残っていますから、1953~1962年と2004~2013年の開花日がどれくらい違うかを比べて、白地図に色を塗ってわかりやすくするのです。
 
1.桜の開花日の調べ方
   下のアドレスで気象庁の統計データにアクセスできます。
 
2.各県の代表地点を決める。
   各都道府県庁の所在地は、気象庁のデータベースに桜の開花時期が記録されています。
   ですから、各都道府県庁所在地を各県の代表としましょう。
   ただし、埼玉県、千葉県、滋賀県、山口県は、県庁所在地の記録がありません。
   これらの県は、それぞれ熊谷、銚子、彦根、下関のデータがあるので、そちらを使いましょう。
 
3、開花日の変化の計算の仕方
   それぞれの年の3月1日を基準にしましょう。
   これは、うるう年の影響を減らすためです。
   例えば、開花日が3月2日なら、3月1日から1日目なので、「1」とします。
   開花日が4月3日なら、33日目なので、「33」とします。
   各年について、この「1」や「33」を計算します。
   ただし、那覇は前の年の12月に桜が咲くことがあります。
   計算の仕方は、自分たちで工夫しましょう。
 
4.1953~1962年と2004~2013年とを比較する
   3.で計算した1953年から1962年までの10年間を平均します。
   (10年分を足して、10で割る)
   同じように、2004年から2013年までの10年間を平均します。
   平均を出したら、「1953~1962年の平均」から「2004~2013年の平均」を引いてみましょう。
   出てきた数字は、桜の開花が早くなった日数です。
   ※注意:札幌は、1958年の記録がありません。
        奈良と高知は1954年から、青森は1956年からの記録しかありません。
        宮崎は1971年から、那覇は1974年からの記録しかありません。
        どうしたらいいか、自分たちで考えましょう。
 
5.白地図に色を塗る
   どれくらい早くなったかを、白地図に色を塗ってわかりやすくしましょう。
   例を載せますので、参考にしてください。
 
6.考察をしましょう。
   日本全体では、桜の開花時期はどうなっているでしょう。
   桜の開花が特に早い都道府県は、どんな特徴があるでしょうか。
   桜の開花時期が早くなっていない都道府県は、どんな特徴があるでしょうか。
 
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以前に、野辺山宇宙電波観測所の一般公開に行った際、ある研究者の講演を拝聴したことがあります。
内容は、ほとんど記憶にないのですが、印象に残っているのが、雷の研究でした。

今年は、ブラックホールの撮影に成功したこともあり、電波天文学について、一般の関心が高まっているように思いますが、私が野辺山宇宙電波観測所に行った頃は、電波天文学への関心は低かったように思います。
そのため、講演は電波天文学を理解してもらうために、雷を例に説明されました。



雷は、稲光で見ることができるが、他にも電波でも知ることができます。
例えば、ラジオを聞いていると、雷が近付くとノイズが聞こえてくる経験をされた方は、大勢おられるでしょう。
ラジオには、指向性があります。
指向性とは、簡単に言うなら、方向毎の電波の感度の良し悪しです。一般に、ラジオの正面側と反対側の2方向からの電波に感度が良いものです。(機種によって違うことがあります)
この指向性を用いると、雷の電波がどの方向から来るのか、わかります。ノイズが入った際に、ラジオの向きを変えて、ノイズが最も強くなる方向を探すのです。雷は、ラジオの正面側か、反対側で発生しているはずです。
稲光が見えなくても、雷鳴が聞こえなくても、雷がどの方向にあるのか、わかるわけです。
ラジオに入る雷のノイズが、どの方角に多いのかを調べると、研究になります。
地形との関係、天候との関係などを調べれば、もっと良い研究になるでしょう。

電波天文学は、電波で雷の位置を探ることに似ています。
暗黒星雲の向こう側にある星も、電波なら見ることができる場合もあるのです。
天文学が雷の稲光を観測する学問だとすると、電波天文学は雷の電波を捉える学問だと言えます。



概ね、上記のような内容だったと思います。
雷の電波の研究は、観測機会が少ないので、自由研究として充分なデータが集まるのか、やってみないとわからないところがあります。
ただ、電波天文学に興味を待たれたなら、野辺山宇宙電波観測所の一般公開にいらしてみてはいかがでしょうか。

野辺山宇宙電波観測所の今年の特別一般公開は、8月24日(土)9:30〜16:00です。
(野辺山駅から徒歩40分)

野辺山宇宙電波観測所 2019年 特別一般公開のリンク
https://www.nro.nao.ac.jp/visit/open2019/open2019_top.html
 

隕石の収集数が世界で最も多い国を御存知でしょうか。

国土が最も広いロシア?
宇宙技術レベルが高いアメリカ?
植民地が多かったイギリス?

いずれも間違いです。
実は、日本なのです。
世界で発見される隕石の4分の3を、南極が占めています。昭和基地の近くには、天然の隕石集積地があり、日本の観測隊が収集を行ってきたので、日本の隕石収集数が世界一になったのです。
隕石は、太陽系の起源についての多くの知識を得ることができます。これらの研究は、ハヤブサ2が持ち帰るであろう2種類のサンプルによって更に進むことが期待されます。

南極は、隕石の他に、氷床コアによる研究があります。
氷床には、その時代の空気が閉じ込められています。空気と一緒に、花粉を含むエアゾールも閉じ込められています。これらを調べることで、過去数十万年の気候や植生の変化を知ることができます。

現在、別のブログで氷床コアが絡む小説を書き始めています。
氷床コアは、過去に遡るのに好都合で、様々な想像を掻き立ててくれます。



国立極地研究所の一般公開2019は、8月4日(土)10時〜16時にあります。
なお、予約が必要な見学コースがあります。予約の日限は、7月22日締め切りなので、御注意ください。
(多摩都市モノレール 高松駅 徒歩10分)

国立極地研究所のリンクは以下です。

水瓶座にトラピスト-1と命名された恒星があります。この恒星には、少なくとも7個の惑星があるとされています。

ケプラー望遠鏡が打ち上げられて以降、惑星系を持つ星が数多く発見されてきました。その中でも、トラピスト-1が注目を集める理由は、地球型の岩石惑星が少なくとも6個(b、c、d、e、f、g)もあり、その内の3個(e、f、g)がハビタブルゾーン内にあるためです。

 

ハビタブルゾーンは、恒星からのエネルギによって水が液体で存在できる領域を指し、地球型生命が存在する可能性があります。

SETIで有名なオズマ計画では、太陽(G型)に近いスペクトル型(G型とK型)を対象にした知的生命探査を行いました。オズマ計画の時代は、太陽より明るい恒星(OBAF)は寿命が短過ぎ、太陽より暗すぎる恒星(M型)はハビタブルゾーンが恒星に近くなりすぎるため、7段階のスペクトル型(OBAFGKM)の内のG型とK型を対象にしました。

 

トラピスト-1は、最も暗いM型に分類され、ハビタブルゾーン内のeとfは自転が同期していると推測されています。ですが、惑星gは生命が存在する可能性を持っています。

トラピスト-1が注目を集める理由は、ここにあります。

トラピスト-1の他にも、ハビタブルゾーン内に惑星を抱える恒星はあります。これらよりもトラピスト-1が注目を集めるのは、ハビタブルゾーン内にある惑星の規模が地球とほぼ同じであることがあげられます。

前述のオズマ計画で観測対象に選ばれたクジラ座τ星にも、地球型惑星は存在しますが、地球より重いスーパーアースと推測されています。スーパーアースは、マントル対流が起こりにくいため、磁場や物質循環が少ないと推定されています。これらは、生命の発生・進化や維持に不利に働きます。

これらから、地球型生命に都合の良い条件を備えているトラピスト-1が注目を集めるのです。

 

 

7月下旬は、トラピスト-1と同じ水瓶座の方向に見られる水瓶座δ流星群の観測のチャンスです。

流星群は、惑星に降り注ぐ彗星由来のチリですから、トラピスト-1で水瓶座δ流星群を見ることはできませんが、トラピスト-1に居るかもしれない知的生命を想像しながら、のんびりと星空を眺めてみるのもオツなものと思います。

 

2019年7月中旬の星図

東京天文台 天文情報センター 
(リンク⇒https://www.nao.ac.jp/contents/astro/chart-list/color-v1/ja/chart07.jpg


自由研究にする場合、こんなのはどうでしょうか。
毎日21時から22時までの1時間について、流星の出現数を数えるのはどうでしょうか。
7月20日から8月11日までの出現数をまとめ、その変化を見てみるのも面白そうです。
ただ、後述のように、ZHR20なので、夜空が暗いところでないと0個の日がほとんどになるかもしれませんので、御注意ください。




なお、夏の主な流星群を列記します。(リンクは流星電波観測国際プロジェクト)

・水瓶座δ流星群  (極大7月28日 ZHR:20)
 (詳しくはこちら⇒http://www.amro-net.jp/meteor-info/07_aqrdelta_j.htm

・やぎ座流星群   (極大7月31日 ZHR:4)
 (詳しくはこちら⇒http://www.amro-net.jp/meteor-info/07_capri_j.htm

・ペルセウス座流星群(極大8月13日 ZHR:100) ※三大流星群の一つ
 (詳しくはこちら⇒http://www.amro-net.jp/meteor-info/08_perseids_j.htm

・白鳥座流星群   (極大8月18日 ZHR:3)
 (詳しくはこちら⇒http://www.amro-net.jp/meteor-info/08_cygnids_j.htm



※ZHR:1時間当たり6.5等星以上の明るさの流星の出現数。
     明るさ毎の出現数が均等な場合、ZHRに対する明るさ毎の出現比は以下です。
      ・2等級:63分の1  ・3等級:25分の1  ・4等級:10分の1

     例えば、ZHRが100の時、3等級以上の流星は1時間に4個くらい見られる
     ことになります。(注:単純計算です)

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