豊葦原中津谷のニニギ

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タグ:サクラの開花予想

「サクラの開花予想をする」と宣言して3ヶ月余りも悪戦苦闘してきましたが、
札幌等の未開花地域を含め、2016年のサクラの開花予想は、断念する事にしました。

今も数値解の計算には挑戦を続けており、進展があれば発表していこうと思っています。


「サクラの開花予想」は、主たる目的は、気象予測の練習台にする事でした。
気象予測で利用する手法とは異なりますが、基本的な考えには類似点が少なからずあります。
また、私にとってはかなり高度な数学(数学に強い方にとっては大したことはない)を利用する点でも、類似しています。
今回は、まさに数学の力不足を露呈したわけですが、また勉強し直して挑戦を続けるつもりです。

今後は、間の抜けたタイミングに「サクラの開花」を口にする事になりますが、
失笑を覚悟で続けていきますので、お付き合いの程、お願いいたします。

「桜前線の北上」が今は昔になりつつある。
ここ20年ほど、九州ではソメイヨシノは北部の方が先に咲き、開花の地域が南に向かう南下現象が起きている。
地球温暖化で、花芽が低温で目覚める植物のメカニズム「休眠打破」がうまく働かないのが原因とみられる。
このままのペースで温暖化が進めば、将来は開花しない地域も発生すると警告する専門家もいる。

こんな記事が、西日本新聞のネットニュースに流れました。

サクラは、気温に敏感な花です。
暖かすぎても、寒すぎても、開花しません。
ソメイヨシノは、九州から北海道のほぼ全域で花を咲かせます。
北限は、北海道の美唄市とされています。
南限は、種子島付近とされていましたが、近年では開花の観測は行われていません。
開花が安定しないためと思われます。
この現象は、鹿児島市でも起き始めているようで、そう遠くない将来には、ソメイヨシノは鑑賞できなくなるのかもしれませんね。


当ブログでは、サクラの開花予想を掲載していますが、未だ開花を予想するところまで漕ぎつけていません。
これを、札幌の開花までに完成させたいと考えています。
そして、来年は、「休眠打破」について検討する予定です。
その上で、このまま地球温暖化が進めば、何年後からソメイヨシノが開花しなくなるかを予想したいと考えています。
面白くないネタですが、これが私たちが置かれている現状なのだと、理解していただきたいのです。

サクラの開花予想の延期を宣言して、はや10日が経ちました。
そこで、簡単に現況を連絡しておこうと思います。

第14回で、三次式による回帰を行った際、
1978年の札幌の例では、2月上旬にあるべき変曲点が回帰式には現れず、
開花予想日が大きくずれてしまいました。
この対策として、8月上旬とと2月上旬にあるはずの変曲点が回帰式に現れるようにするため、
回帰式に条件を加え、回帰式を計算し直すことにしました。

その結果、3次式と4次式の連立方程式(変数2個)まで纏まりました。
が、
3次式はともかく、4次式は代数的には解くことができないことが証明されています。
つまり、代数的には、この先を解くことができないのです。
もちろん、根気よく頑張れば因数分解できるのかもしれませんが、
できるという確証もなしに頑張る余裕はありません。

そこで、再び数値解を求めることにしました。
ですが、2変数の数値解を算出したことはないので、現在は、アルゴリズムを検討しているところです。


近日中に数値解を算出し、第16回を発表できるように、頑張っていきたいと思います。

今日も、式の見直しを行っていましたが、駄目でした。

式の解法を間違っていると考え、違う手順で解こうとしたのですが、
面倒さゆえに今もって解き終わっていません。
今夜と明日だけで、残る二つの課題をクリアできる可能性は、ほとんどなくなりました。

従いまして、2月29日に東京のサクラ開花予想をできる見込みは無く、
3月31日に札幌の開花予想を行うまで、サクラの開花予想を延期する事にします。

期待して頂いていた方には大変申し訳ありません。


本当は、札幌の開花予想はしたくないのです。
もちろん、札幌に恨みがあるわけではありません。
北海道出身の友人もいます。

今回の開花予想の手法では、2月上旬からの日数が長いほど、誤差が大きくなる性質があります。
ですので、開花時期が遅い地域の開花予想では、良い結果にならない可能性が高くなるのです。
できれば、東京の開花を予想したかった・・・


なお、進展がありましたら、順次、公開をしていきます。


サクラの開花予想は、予想以上に苦戦中です。
前々から、「計算式を解くのに時間が掛かるだろう」と書いていましたが、予想以上に苦戦しています。

計算式自体は、大半が高校数学レベルなので、それほど難易度が高いわけではないのですが、式の長さが非常に長く、全て展開してしまうと、一つの式でノートの半分くらいを使う程です。
あまりの煩雑に負けて、一時は数値解を求める方針に切り替えたのですが、こちらも上手くいかず、再び長い長い式との格闘を再開しました。
一応、式は解き終わったのですが、検算すると全く数値が合わず、その原因探しのために、またまた長い長い長い式と睨めっこをしている状況です。

なんとか、ここを突破して、最後の命題に取り組みたいのですが、本業も忙しく、どちらも上手くいかずに毎夜泣いています。

もう少し頑張ってみますので、伊牟田を見捨てないでください。

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