豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (2100年の日本へワープ)

タグ:地球温暖化

「桜前線の北上」が今は昔になりつつある。
ここ20年ほど、九州ではソメイヨシノは北部の方が先に咲き、開花の地域が南に向かう南下現象が起きている。
地球温暖化で、花芽が低温で目覚める植物のメカニズム「休眠打破」がうまく働かないのが原因とみられる。
このままのペースで温暖化が進めば、将来は開花しない地域も発生すると警告する専門家もいる。

こんな記事が、西日本新聞のネットニュースに流れました。

サクラは、気温に敏感な花です。
暖かすぎても、寒すぎても、開花しません。
ソメイヨシノは、九州から北海道のほぼ全域で花を咲かせます。
北限は、北海道の美唄市とされています。
南限は、種子島付近とされていましたが、近年では開花の観測は行われていません。
開花が安定しないためと思われます。
この現象は、鹿児島市でも起き始めているようで、そう遠くない将来には、ソメイヨシノは鑑賞できなくなるのかもしれませんね。


当ブログでは、サクラの開花予想を掲載していますが、未だ開花を予想するところまで漕ぎつけていません。
これを、札幌の開花までに完成させたいと考えています。
そして、来年は、「休眠打破」について検討する予定です。
その上で、このまま地球温暖化が進めば、何年後からソメイヨシノが開花しなくなるかを予想したいと考えています。
面白くないネタですが、これが私たちが置かれている現状なのだと、理解していただきたいのです。

東日本大震災から丸5年になりました。
この震災では、15894名(行方不明を含めると18455名)の方が亡くなられました。

なぜ、こんなにも大勢が亡くならなければならなかったのか?



死者の半数は、70歳以上でした。
死因は、90%以上が水死でした。死因が明確になっている御遺体の95%は、水死だったのです。
もし津波が無ければ、 もし津波を防げれば、 もし津波から逃げ切れれば、
 14308名が助かったかもしれないのです。

私達は、津波被害から学ばなければなりません。
どうすれば津波を防ぐことができるのか、 どうすれば津波から逃げ切れるのか、
よく考えて、対策をしていかなければなりません。




非難を覚悟で言わせていただけるなら、世間は津波被害に対して意識が低いように思います。

津波被害への対策は、それほど聞こえてきません。
高台移転、防潮堤、避難訓練。それくらいでしょうか。

津波には、大小さまざまあります。
それぞれに、可能な対策は違ってくるでしょう。
ですが、論調は、全て東日本大震災の津波を基準としています。
このままでは、下手をすると、数メートルの津波の襲来でも被害を受けるかもしれません。
最近の報道を見ると、被災者への同情、あるいは追悼はありますが、
津波被害を繰り返さないための知恵はあまり見かけないように思います。


一方で、直接的な死者が一人もいない原発事故に対しては、厳しい論調が多いのが気になります。
何が何でも原発全廃!
その主張を通すために、カルデラ噴火まで持ち出してきます。
カルデラ噴火が起きれば、周辺の住民は全滅するでしょうが、そのことには全くお構いなしです。
原発を全廃できれば、誰が亡くなろうと関係ないかのようです。

原発事故で避難を余儀なくされている方は数多くいらっしゃいますが、
原発を全廃しても救われるわけではありません。
「原発事故被災者のために原発廃止を!」というのは、
もしかすると原発事故被災者をダシにしているだけなのかもしれません。



これらに共通するのは、単視眼的な思考です。
多くの問題に対して、一方向からの視点だけで議論されることが多いように思います。
被災者に共感する事は大切なことです。
ですが、彼らを助けるための行動は、様々な角度から見て考える必要があります。

確かに、原発事故は過酷です。長期に渡って立ち入る事が出来な土地もあります。
ですが、原発事故だけを見て廃炉を叫ぶなら、年間数千人の命を奪う車の廃止も訴えるべきです。
原発事故関連死の人数はもちろん、東日本大震災の犠牲者数を、この五年間の交通事故死者数は既に上回っています。
それでも車を廃止しないのは、全廃すれば社会が成り立たなくなることを理解できているからです。

これに比べると、目には見えにくい地球温暖化には無頓着です。
地球温暖化対策として、原発は重要なアイテムです。
「再生可能エネルギーを整備すれば、火力発電所を増やさずに原発を止められる」
この考えは、根本的に間違っています。
「再生可能エネルギーを整備すれば、火力発電所を止められる」と考えるべきです。

原発より先に、火力発電所を止めるべきなのです。
そのために、電気料金が高くなるとしても!

「サクラ開花予想 第八弾」で、ソメイヨシノの北限が、北海道 美唄市の東名公園だと書きました。
では、南限はどこでしょうか。
一応、種子島・屋久島地方を南限とするのが通説になっています。
ですが、気象庁のデータベースを見てみると、屋久島は1991年、種子島は2007年を最期に、桜の開花日、満開日の記録が途絶えています。
理由を確認したわけではありませんが、どうやらサクラの開花が不調になってしまったことが要因のようです。


冬場の気温が高くなると、サクラ(ソメイヨシノ)は開花しにくくなるようです。
特に影響が出るのが、満開時期です。
前述の種子島・屋久島ですが、種子島では、2001年と2007年に満開時期が異常に遅くなる現象が発生しています。

種子島の2001年の開花日は3月28日です。これは、鹿児島より2日早い開花でした。
ですが、満開日は4月23日でした。開花から満開まで、実に26日もかかっています。
2日遅く開花した鹿児島は、開花の6日後の4月5日に満開になっています。 
4月23日の満開は、青森県八戸の4月24日とほぼ同じです。
種子島の2007年の開花日は4月1日です。これは、鹿児島より2日遅い開花でした。
ですが、満開日は4月25日で、開花から24日後のことでした。
一方の鹿児島は、開花から5日後の4月4日に満開を迎えています。
4月25日頃に満開になったのは、秋田県秋田の4月23日や岩手県宮古の4月27日等です。
おそらく、寒さを経験していない花芽は、「休眠打破」とならないので、一斉には咲かないのでしょう。


さて、鹿児島市のサクラ(ソメイヨシノ)ですが、昨年までの満開時期を見る限りでは、開花から満開まで極端に長くなる現象は発生していません。
ですが、このまま地球温暖化が進めば、遠からずサクラが咲かないようになってしまうでしょう。


「サクラって、昔は花が咲いてたって本当?」

数十年後の子供たちに、こんなことを聞かれることのないように、温暖化対策をしていかなければならないと思います。

「豊葦原中津谷のニニギ」の目的の一つが、無補給の自給自足です。

この無補給の自給自足は何を指すのか。
それ以前に、何のための自給自足なのか。


「豊葦原中津谷のニニギ」の元々の目的は、食糧自給率の向上です。
現在の地球環境は、温暖化の傾向が顕著になり始めています。
温暖化は、各地の気候を変え、気象の極端化も引き起こします。
気候が変われば、農業への影響は避けられず、食糧生産が減少するリスクをはらみます。
また、極端化した気象は、想定外の被害を農業に与えます。これも、食糧生産の変動要因となります。
一方で、人口増加や紛争の激化で、食糧消費は増えていきます。

こういった要因から、日本は食糧事情が悪化する可能性を持っています。


前述のような要因から引き起こされる食糧事情の悪化は、世界規模で起きます。
このため、食糧事情の悪化が発生した際には、世界中で食糧の奪い合いが発生します。
奪い合いの範囲は、食糧そのものだけでなく、種苗や肥料、農薬から農機具、燃料等にまで及ぶでしょう。

さて、こうなってしまった場合には、日本は驚くべき苦境に立たされるでしょう。
食糧を輸出する国の通貨が値上がるため、円安が一気に進み、海外から輸入する食糧は、非常に高価なものとなるでしょう。
ですが、食糧自給率が低い我が国では、国内で不足分を補うことができません。
それどころか、海外から輸入している種苗や燃料も値上がりするので、国内の生産量を高めるどころか、低下させることにもなりかねません。


ここまで書けば、多くの方はお気付きになったでしょう。
無補給の自給自足は、単に自給自足をするのではなく、種苗や肥料は自己管理をし、また輸入する燃料に頼らない農業形態を構築することを指しています。

私は、農業経験がありません。
ですので、無謀な試みとなるでしょう。
ですが、無補給の自給自足の元々の目的は、食糧難に備える事であり、食糧難になった際に想定される様々な要因に耐えられることです。
無謀であっても、挑戦しなければならないと思っています。

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