豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (2100年の日本へワープ)

<<豊葦原中津谷のニニギ>>

「なぜ、この谷のように暮らせぬのか」
腐海という危機を前にしても戦争に明け暮れる諸国を、ユパはこう嘆いています。
現在の地球が置かれている状況は、この台詞に表されているように思えませんか。
ならば、風の谷のように暮らしてみよう。
私なりの解釈の元、片田舎で自給自足型農業を始めることを決意したのです。

                              いむたかつみ

なんと、11周年です。

2013年12月1日に、当ブログは誕生しました。


残念ながら、Yahooブログのサービス終了を受け、2019年以前の記事の一部は失われてしまいました。
現時点で残っている最古の記事は、2013年12月14日の癌日記です。
精神的に苦しい時期(肉体的には、退院後の方が苦しかった)の記事です。
今では、懐かしく感じるほどです。


現在、当ブログは、当初の目的を見失いかけています。
新型コロナの影響も、個人的な問題も、色々ありました。
少しずつ落ち着いてきていますが、もうしばらくは、迷走しそうです。


根気よくお付き合い頂けますよう、よろしくお願いします。



ちょっと、箱縦本線整備計画の最大の特徴について、確認しておくことにします。
(進んでいないことを隠すため?)


箱縦本線の最大の特徴は、可搬性です。
現時点では、電池駆動の検討はできていませんが、コンセントさえあれば、どこでも運転が可能になっています。

必要な機能や装備は、全て600x476x201.3mmの箱の中に収まっています。
3辺合計は、1277.3mmです。
容積に換算すると、0.0575m3 です。
把手やクッション、パッチン錠を含めても、610x520x210mmくらいです。
3辺合計は、1440mmくらいです。
容積に換算すると、0.067m3 以内です。
スーツケースで言えば、Mサイズに近い大きさです。

重量も、現時点で5kgくらいです。
今後のジオラマの追加でも、10kg以内に余裕で収まるはずです。

さて、この大きさで、公共交通機関は、乗れるでしょうか。
無料の範囲で、調べてみました。



まず、JRです。
JR各線では、下記の制限があります。

・3辺の合計が、2.5m以内
・1辺の最大が、2.0m以内
・重量が、30kg以内

箱縦本線は、3辺合計が1.34m、重量が10kg以下なので、余裕で通過です。
関東の私鉄も、調べた範囲では、同じ基準になっていました。
関西の私鉄も、同じ基準のようです。

トロッコ列車のような特殊な車両では、制限が異なる可能性はありますが、手荷物として列車で移動することは可能と考えて良いでしょう。


次は、航空機です。
Mサイズのスーツケースと同等と書いた時点でお気付きでしょうが、箱縦本線を機内持ち込むことはできません。
念のため、機内持ち込みサイズと、預かり手荷物のサイズを確認しておきましょう。

機内持ち込みサイズ(100席未満の機体)
・3辺が、それぞれ45cm以内、35cm以内、20cm以内
・重量が10kg以内

機内持ち込みサイズ(100席以上の機体)
・3辺が、それぞれ55cm以内、40cm以内、25cm以内
・重量が10kg以内

預かり手荷物
・3辺が、それぞれ120cm以内、60cm以内、50cm以内
・重量が20kg以内(他の荷物と合計の重量)

前述の通り、機内持ち込みはできません。
ですが、搭乗前に預けるなら、余裕でクリアできます。
ただ、箱縦本線の収納箱は、それ自体が頑丈ではありません。中のジオラマは、更に繊細ですから、手荷物として預ける気にはなれません。
「飛行機に載せられないことはない」という程度でしょう。


続いては、高速バスです。
これも、各社で異なりますが、羽田空港と各地を結ぶ空港連絡バスは、以下の基準です。

・3辺が、それぞれ120cm以内、60cm以内、50cm以内
・重量が30kg以内

箱縦本線も、これを軽くクリアします。
航空機の預かり手荷物のサイズと同じ(重量は異なる)ので、他の地域も概ね同等と思われます。


最後は、路線バスです。
路線バスを運行する会社毎に、基準が大きく異なるようです。それでも、地域毎に概ね似た基準となるようです。
まず、関東です。

・容積が、0.027m3 以内
・長辺が、100cm以内
・重量が、10kg以内

容積の制限はかなり厳しく、厳密に言えば、SSサイズのスーツケースでもNGになりそうです。
SSサイズのスーツケースで追加料金を請求されることはないのかもしれませんが、箱縦本線は倍以上の容積なので、明らかにNGです。

でも、他の地域を調べると、容積の制限が緩いところがありました。
多くは、0.25m3 や0.3m3 以内の容積まで、持ち込めるようになっています。
ただし、長辺が100cm以内、重量が10kg以内は、変わらないようです。
それでも、この制限なら、箱縦本線は軽くクリアできます。

それにしても、0.25m3 や0.3m3 は、かなりの大きさですね。
ドラム缶の内容積が0.2m3 なので、それ以上の大きさになります。
箱縦本線の4〜5倍くらいの大きさです。



全部とはいきませんが、かなりの公共交通機関で、無料の手荷物として運ぶことができることがわかりました。

ついでなので、宅急便の上限も、確認しておきましょう。

・3辺合計が、200cm以内
・長辺が、170cm以内
・重量が、30kg以内

ただし、上下逆さまに出来ない場合、長辺は100cm以内となっています。
箱縦本線は、上下逆さまは避けたいところですが、その条件下でも問題なく受け付けてもらえます。
なお、ジオラマは繊細なので、ワレモノ指定で送りたいところです。


ゆうパックも、調べてみました。

・3辺合計が、170cm以内
・重量が、25kg以内

これも、楽勝でクリアできます。
ワレモノ指定もできるので、箱縦本線を送ることは可能でしょう。



どうでしょうか。

まだ、電池駆動はできませんが、コンセントさえ有れば、身一つ(収納箱一つ)でNゲージのジオラマが楽しめるので、この機動力は中々のものだと思います。




原田純夫さんというカメラマンがいらっしゃいます。
ロッキー山脈に棲むマウンテンゴートを中心に、長年にわたってロッキー山脈の動物を撮り続けている方です。

マウンテンゴートの日本名は、シロイワヤギです。
その名の通り、断崖絶壁に棲む白いヤギです。

原田純夫さんは、ロッキー山中に居を構え、マウンテンゴートを撮り続けています。



その原田純夫さんが、日本の出版社にマウンテンゴートの写真集の出版を持ち込んだ時、担当者から「メジャーな動物でないとダメ」と言われたのだそうです。

出版社に関わらず、極度に失敗を恐れます。
少しでもリスクがある題材には、手を出そうとしません。
これでは、発展はありません。
どんなに用心しても、失敗をゼロにはできないので、その度に削られていき、ジリ貧が続くことになります。

出版社は、ほとんどの人が知らないマウンテンゴートを扱えば、話題性はあるし、独占的に出版できて利益も出たはずです。

それを実現するつもりなら、原田さんとは、「マウンテンゴートの魅力は何か?」と問うでしょう。同時に、マウンテンゴートの魅力を、自らも探すはずです。
それが固まれば、担当者が原田さんにいう言葉は、「こんな写真は無いのか?」、「このシーンを追加で撮影してくれ」となるはずです。
販売戦略も、担当者が感じた魅力と原田さんが感じている魅力を、どうやって一般に伝えていくか、戦略を練ることになるはずです。


先週、日本が滅びないための経営者からの提言を紹介しました。

・少子化社会に対応して、少数精鋭で臨むべき
・労働時間の制限を緩和して、現状より労働時間を伸ばすべき

まとめると、このようなものでした。
どちらも、労働力の確保を目的とした提言です。

これに対して、私が書いたのは、経営者が新しい才能を発掘するべきとしました。
新しいことを開拓する、新しい手法を開発する、そんな人材を発掘し、機会を与えられないなら、経営者として失格だとしました。



原田純夫氏の話を聞いて、日本を滅ぼそうとする人材ばかり、将来が約束されているように思えてきました。





サッカー・ワールドカップ2026(北中米大会)のアジア予選も、佳境に入ってきましたね。


アジア最終予選・グループCの6ヶ国に入る日本は、6戦を消化した段階で、5勝1分の無敗です。
早ければ、次節で予選通過が決まりそうです。

来年3月20日に埼玉スタジアムで行われる日本vsバーレーン戦に勝利すると、予選通過(1位通過)が決まります。
バーレーンと引き分けた場合は、同じ日(時差はある)に行われるサウジアラビアvs中国で、サウジアラビアが勝たなければ、日本の予選通過が決まります。
ただし、日本が負けた場合は、他の試合結果に関係なく、この節での予選通過は決まりません。


グループCでは、日本が圧倒的な実力を示しています。
日本の勝ち点は16点ですが、他は、オーストラリアが7点、それ以外の4ヶ国は6点と、大差がついています。
得失点も、日本の+20点に対し、オーストラリアが+1点、インドネシアとサウジアラビアが-3点、バーレーンが-5点、中国が-10点と、こちらも大差になっています。


そろそろ、予選通過の話ではなく、本大会での予選リーグ突破や決勝トーナメントの話が出そうな勢いです。

世界は、戦争に明け暮れていますが、明日から決勝ラウンドが始まる野球のプレミア12や、サッカーW杯では駄目なのでしょうか。


プーチンは、「ロシアの安全保障だ」としていますが、ウクライナ戦争で数万人のロシア国民が亡くなっていることを考えると、少なくともロシア国民の安全保障とは言えないですね。

プーチンは、戦争をやめて、サッカーを見てほしいものです。




少子化による人手不足や、給与が物価に追いつけない等の問題から、「このままでは日本は滅びる」と危惧されています。

中には、滅びるのは「日本人」としているのもありますが、日本人が滅べば日本も滅びます。
それとも、外国人に日本の国土を譲るつもりなのでしょうか。





閑話休題

日本が滅びないために、経営者からいくつかの提言が出ているようです。
大きく分ければ、少子化社会に対応して、少数精鋭で臨むべきというものと、労働時間の制限を緩和して、現状より労働時間を伸ばすべきというものがあります。

残念なことに、経営者自身がどう変わるべきか、提言がありません。
現在の日本の低迷の原因は、労働者より経営者側にあるからです。


労働者は、30年くらいは大して入れ替わりません。
ですが、高齢で着任する経営陣は、10年程度で入れ替わります。
日本の衰退は、バブル崩壊から深刻化しています。
僅か数年で、日本全体の衰退が始まったのです。
これだけでも、経営陣の問題が見えてきます。

少し掘り下げると、二つの問題が見えてきます。
天下りによって、国との繋がりだけに強みを持つ人々が、失政によって始まったバブルに対応できないどころか、バブルを膨らませるだけ膨らませてしまいました。
その結果、猛烈に弾けてしまいました。

その後は、天下りは減りました。
最大の理由は、天下る旨みがなくなったためでしょう。
代わって、叩き上げが舵を執るようになったのですが、仕事は不採算部門の切り捨てでした。
とにかく、切って斬って切りまくりました。
東芝に至っては、痩せ細り、切るところさえ無くなっています。
その手法が受け継がれ、現在に至っています。


日本の衰退は、失政から始まり、天下り経営者が加速し、叩き上げ経営者が治療ではなく切断だけを繰り返しているからです。

東芝は、切るところが無くなり、ウェスチングハウスの買収に動きました。
人事権の行使しか能がない経営者は、企業内起業ではなく、買収に動きましたが、御覧の通りの有様です。
今、日本製鐵は、USスチールの買収に動いていますが、かなり危ないですね。


これらを見れば、改善されなければならないのは、経営者自身であることは、疑う余地もありません。

ですが、なまじ経営者にまで昇進している成功体験から、自分の能力を過信し、また似た考え方を持つ人に囲まれているなら、考えの誤りに気付きにくくなってしまっているのです。



今の経営者への提言があるとすれば、「島津斉彬になれ」でしょうか。

島津斉彬は、明治維新の切っ掛けを作った薩摩藩の大名として知られています。
反射炉を作ったり、薩摩切子を開発し、近代化の第一歩を踏み出した人物です。
同時に、西郷隆盛を筆頭に、多くの人材を見いだし、活躍の場を与えました。

今の経営者は、自分にはない才能を持つ人材を発掘し、活躍の場を与えるように変わらなければなりません。
と書いても、「常に心掛けている」と鼻で笑われそうです。
もし、鼻で笑ったなら、その経営者は、退任すべきでしょう。
現に、日本企業は、斜陽の影が伸びているのですから。

経営者が好む人物、あるいは経営者が良いと思う人物ばかりを選びます。
そして、「自分がやりたいことを実現できる人材がいない」と考えてしまうのです。
ですが、自分がやりたいことは、自分でやればいいのです。
自分には思い付きもしないことをやれる人物を、発掘しなければいけないのです。
それが、今の日本には求められているのです。


滅ぶべきは、日本の経営者なのかもしれません。

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