「米は、買ったことがありません。
支援者の方がたくさん米をくださるので、まさに売るほどあります」
農水大臣の発言です。
10年以上も前から、食糧自給率の向上をテーマに、細々とブログを続けてきました。
その私から見ると、こんな感覚の人物が農水大臣を続けても、食糧自給率が改善されるのか、疑問を感じます。
当の大臣は、「妻から『定期的に買っている』と言われた」と、発言を訂正しました。
更に、「ウケを狙って、大袈裟に言ってしまった」とも弁明しました。
でも、「米は買ったことがない」と「ウケを狙ってしまった」と、どちらの話にリアリティがあるかと聞かれれば、具体性(支持者が米をくれる)があるので、「米は買ったことがない」の方でしょう。
(『定期的』には、周期や量といった具体性がない)
この大臣、「備蓄米の放出を決断したのは私なので、最後までやり遂げたい」とも言ったようです。
『決断』は、そうかもしれませんが、『発案』は違います。
備蓄米の放出を求める声が出てから放出まで、半年以上も掛かっているので、『決断』そのものより、決断の時期が問題でしょう。
私には、他人の成果を横取りしたように聞こえました。
私には、他人の成果を横取りしたように聞こえました。
私は、備蓄米の放出が始まる前から、「備蓄米の流通を追跡できるように準備すべき」と言ってきました(スピンオフブログ)。
今、流通が滞っていて、問題になっています。
これくらいは予想した上で、準備を指示していてこそ、農水大臣でしょう。
それとも、具体的な策は官僚の仕事で、責任を取るのが大臣だと言うつもりでしょうか。
それなら、今回の暴言の責任は、どう取るのかと、問われることになります。
結局、この農水大臣は更迭されましたが、他人の成果を横取りするようなレベルなので、具体策に欠け、後手に回ってしまったとも言えるでしょう。
新しい農水大臣は、何か、具体策を持っているのでしょうか。
米の増産を言ってきた人物なので、その点は期待しないでもありませんが・・・
肝心なのは、国民の食糧が安定的に供給されることなのです。
米が象徴的ですが、米だけがあっても意味がありません。
そうなると、食糧自給率も為替レートも、大きく関わってきます。
農政は、ある意味、日本の外交も内政も、その問題が象徴的に現れている分野なのです。
日頃なら「お手並み拝見」と言うところですが、現状を鑑みると、直ちに策を講じていかなければなりません。
差し当たって、備蓄米の流れを詳細に把握することです。既に、『茶田買い』まで起きているので、その対策も講じる必要があります。
でも、トンチンカンな策は、遠慮します。
結局、この農水大臣は更迭されましたが、他人の成果を横取りするようなレベルなので、具体策に欠け、後手に回ってしまったとも言えるでしょう。
新しい農水大臣は、何か、具体策を持っているのでしょうか。
米の増産を言ってきた人物なので、その点は期待しないでもありませんが・・・
肝心なのは、国民の食糧が安定的に供給されることなのです。
米が象徴的ですが、米だけがあっても意味がありません。
そうなると、食糧自給率も為替レートも、大きく関わってきます。
農政は、ある意味、日本の外交も内政も、その問題が象徴的に現れている分野なのです。
日頃なら「お手並み拝見」と言うところですが、現状を鑑みると、直ちに策を講じていかなければなりません。
差し当たって、備蓄米の流れを詳細に把握することです。既に、『茶田買い』まで起きているので、その対策も講じる必要があります。
でも、トンチンカンな策は、遠慮します。