豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (2100年の日本へワープ)

<<豊葦原中津谷のニニギ>>

「なぜ、この谷のように暮らせぬのか」
腐海という危機を前にしても戦争に明け暮れる諸国を、ユパはこう嘆いています。
現在の地球が置かれている状況は、この台詞に表されているように思えませんか。
ならば、風の谷のように暮らしてみよう。
私なりの解釈の元、片田舎で自給自足型農業を始めることを決意したのです。

                              いむたかつみ

昨日(もう午前0時を超えたので)は、東海道新幹線の本線上で起きた作業車同士の事故で、名古屋駅-浜松駅間で終日の運休になってしまいましたね。

今日は、始発から通常運転に戻るそうです。



でも、事故を起こした車両の内、ぶつけられた方は、マルチプル・タイタンパーだったとの情報もあります。

マルチプル・タイタンパーは、私の記憶が確かなら、ドイツ製だったはずです。
緊急的に台車を差し込んだと言うので、かなりの損傷だったのでしょう。
修理は確実です。
国内で部品を調達できるレベルの修理で済めば良いのですが、欧州から部品を取り寄せるような大規模な修理になれば、部品調達にも時間が掛かると思います。
最悪は修理不可能だったなら、容易には代替機は入ってこないはずです。

その場合、今後の保守計画が、大きく崩れることになります。
最悪は、今後のダイヤにも影響するかも。

まぁ、そんなことはないとは思いますが、気になります。



個人的に、アスリートの喫煙は好ましくないと、思っています。
喫煙は、呼吸器系にダメージを与えるので、アスリートには百害あって一利なしです。

いえいえ、一般人でも、ロクなことはありません。
呼吸器の担当看護師は、「喫煙は馬鹿のすること」と、呆れて言っていました。
喫煙者の肺は、使い古した灰皿のようになります。
それを知っている、そして苦しんでいる人を看護してきたから、「喫煙さえしていなければ」との思いから、強い表現となるのでしょう。

肺癌患者の9割以上が、喫煙者(喫煙経験を含む)です。
肺癌は、ステージ2(私は大腸癌ステージ2でした)でも、5年生存率は半数程度と低く、今でも怖い癌の一つです。
(大腸癌ステージ2の5年生存率は、約85%)
他の癌でも、喫煙者の方が罹患率が高い場合が多く、正に万病のもとと言えます。

喫煙は、ダメージを蓄積するため、直ちに禁煙するべきです。




未成年アスリートの喫煙が、話題になっていますね。
処分が重すぎるとの意見も、散見されます。

これを「罪」と「罰」で考えると、公正な判断になるように思います。
「罪」は、未成年の喫煙(飲酒もあったそうな)です。
この罪に見合う「罰」は、どうすべきでしょうか。

「罰」は、反省を促し、再犯させないことにあります。
また、他者が同様な「罪」を犯すことを防ぐ目的も、「罰」にはあります。
つまり、「見せしめ」の意味合いもあるのです。
以前は、少年法の厳罰化を求める声が多く聞かれましたが、その目的は、「見せしめ」の効果を期待したものだったはずです。


さて、今回の未成年者の喫煙ですが、「五輪代表の辞退は厳しすぎる」との意見が少なくありません。
ですが、「五輪辞退はやりすぎ」との意見に、私は優しさを感じません。
「活躍すれば、喫煙は許される」との誤ったメッセージにもなりかねず、同時に、一般の未成年には不公平感も与えることになります。
そして、何より、喫煙の危険性を伝えられなくなってしまいます。


私なら、公平性の観点から、「3ヶ月間の対外試合禁止」とします。
3ヶ月にするか、半年にするか等、期間には意見は割れると思いますが、このような基準を設けることが妥当だと思います。
過去には、未成年のプロ野球選手に、同様の裁定が下された記憶があります。

今回は、対外試合禁止の期間内に、偶々五輪があるだけです。

これとは別に、喫煙の危険性をしっかり伝えていくことが大切だと思います。





(納得できないことはあるが)相手は未成年なので、これを書くべきか迷いました。
なので、肺癌予防の観点(私の言い訳)から、『癌日記』に分類することにしました。

もし、御本人がこれを読むようなことがありましたら、自身の身体のために、成人後も喫煙しないことをお勧めします。




WHOが提唱する健康の基本に、「ワンヘルス」があります。


WHOは、以下のような重要項目を上げています。

人、動物、生態系の健康は、密接に関連している。
これらの関係の変化で、新たな人や動物の病気が発生・拡大するリスクが高まる。

人、動物、環境の健康は密接に関連しているため、関連する部門間の緊密な協力、コミュニケーション、調整が必要である。

ワンヘルスとは、人、動物、生態系を別々の分野とせず、それらを統合して最適化するアプローチである。

世界的に報告されている新興感染症の約60%は、野生動物および家畜の両方から発生している。
過去30年間に30以上の新しい人の病原体が検出されたが、その内の75%は動物に由来する。

人間の活動やストレスの多い生態系は、病気の発生や拡大の新たな機会を作り出している。

これらのストレス要因には、動物の取引、農業、畜産業、都市化、採取産業、気候変動、生息域の分断、野生地域に対する侵食などが含まれる。


要約すると、次のように解釈できます。

・人は生態系の一部である。
・人は、生態系に対し様々なストレスを与えている。
・その結果、新たな感染症が発生する素地を作ってしまっている。
・人が健康に過ごすためには、生態系を健全にしなければならない。


それを一言に纏めたのが、「ワンヘルス」です。
つまり、地球を一つの生命体と考え、健康管理しなければならないということです。



人類を含め、地球上の生物は、お互いに複雑に関係し合っています。
例えば、土壌は、様々な微生物によって、一種の代謝が繰り返されています。なので、微生物を全て除去してしまえば、作物は育ちません。
微生物が存在しない火星の地に作物を植えて、水や空気を与えても、育たないのです。
私達は、そんな土壌に作物を植え、収穫を得ているのです。
私達は、他の生物に生かされているのです。

フロリダ州のピューマで、奇形が増えた時期がありました。
ハイウェイの建設で、生息域が小さく区切られてしまったため、近親交配が進み、奇形が発生しやすくなったと、推定されました。
古くは、魚道や、近年では、高速道路を建設する際、野生動物専用の橋やトンネルが作られるようになりました。
少しでも、生態系へのストレスを減らす試みです。

人類は、生態系へのストレスを減らし、共存の道を探る必要があります。

ですが、増えすぎた人口を抱え、生態系との共存は、容易ではありません。
戦争なんか、している暇はないのですが・・・




「完全なる精神は、完全なる肉体に宿る」

戦火が絶えない地球ですが、もし、人類全員が健やかな生活を送れるとしたら、おそらく戦争は激減するでしょう。

独裁者は、人々の不満をエネルギとして膨張します。
人々が不満なく生活できるなら、独裁者は現れにくく、小競り合いもなくなるので、国と国がぶつかる理由がなくなります。
仕事をして、子育てをして、余暇を楽しむ生活が保障されている時、態々命を賭けて殺し合いに出かけていくはずがありません。

ワンヘルスは、人類が目指すべき未来を、指し示しているのでしょう。


ピラミッドも、ナスカの地上絵も 、宇宙人とは関係なさそうです。

それなら、UFOは、宇宙人の乗り物でしょうか。



人類が作った航空機は、固定翼機と回転翼機、気球(飛行船を含む)に分類できます。
(厳密には、ホーバークラフトは、航空機に分類される)
上記の派生型として、ハリヤーやF35B、Yak38、Yak141のように、固定翼機の一種でVTOL(STOVLを含む)機能を持つものや、オスプレイのように、固定翼と回転翼の両方を持つ航空機もあります。
様々なタイプの航空機がありますが、これらのいずれとも違う飛び方をし、かつ国籍、機種等が不明なため、宇宙人の乗り物とする声が、少なくありません。
更に、アメリカ空軍が、未確認として多くの映像を公開したことから、UFO=宇宙人の乗り物説が再燃しました。

ですが、公開された映像は、いずれも不鮮明でした。
不鮮明だから、正体を確認できなかったと考えるのが、最も自然でしょう。
単に、「正体を確認できなかった」だけです。


UFOを宇宙人の乗り物と考えると、不可解な事が出てきます。

なぜ地球に来る必要があったのでしょうか。
なぜ大気圏内に入る必要があったのでしょうか。
なぜ奇怪な飛行をするのでしょうか。
なぜ発見の大半が空中なのでしょうか。
なぜ映像が不鮮明なのでしょうか。

いくらでも、疑問は湧いてきます。


まず、地球に来る必要性です。
以前にも、書いているように、途轍もないエネルギと時間が掛かります。
たった1人を送り届けるだけで、複数の原発を用意しなければなりません。
送り届けるとしても、重い生命体ではなく、マイクロマシンのような超小型の探査機を送る方が、遥かに簡単です。
人類だって、簡単なマイクロマシンなら作るのですから、高度な技術を持つなら、超小型の探査機なんか、チョイチョイと作れるでしょう。


地球に来るのも大変なのに、態々大気圏内、それも対流圏まで下りてくるのは、なぜでしょう。
大気は濃くなるので、高速で自由に動き回るのは、難しくなります。
空気抵抗は大きいし、摩擦熱も発生するし、衝撃波も発生します。
大気圏外からでも、様々な観測が可能なはずです。
それこそ、大気圏内に入らないとわからないことがあるなんて、宇宙人の技術レベルを疑いたくなります。


奇怪な飛行パターンも、おかしな話です。
なぜ、態々に急加速、急停止、方向転換をする必要があるのでしょうか。
あんな飛行をしない方が、安価、かつ簡便に作れます。
できるかどうかではなく、必要か、不要かで考えると、高度な探査技術を持つ宇宙人が、あんな急激な飛行を可能とするために注力するとは思えません。

例えば、旅客機は、戦闘機のような宙返りや急旋回はできません。
人類の技術でも、戦闘機のような高機動を行うことは可能ですが、旅客機にそんな能力を与えていません。
不可能ではないのに機能を与えないのは、必要がないからです。
UFOでも同じです。
あんな機動力を与えなければ、より多くの宇宙人が乗ったり、探査機器を搭載できるはずです。
逆に、宇宙人は、あの高機動を必要としていることになります。
なぜ高機動が必要なのか、見当も付きませんが、激しく動き回る必要があるなら、宇宙人の技術に欠点があることになります。
それはそれで、ダサいように思います。


UFOの目撃の大半は、空中です。
アメリカ空軍が発表した事例は、UFOが空中にあるのも当然ですが、一般人の目撃も、空中が圧倒的に多く、また薄暮や夜間が多くを占めます。
言葉尻を拾うと、UFOは未確認の飛行物体なのだから、地上や海上にあればUFOではないとなりますが、UFO=宇宙人の乗り物とするなら、地上だろうが、海上だろうが、UFOはUFOです。

大気圏内に入ってこなければ探査できない項目があるのなら、地上や海上に降りないと意味がないと思えるのです。
例えば、人類の技術レベルを確認するのなら、建造物からサンプル採取しないのでしょうか。
サンプル採取には、建造物に接触する必要があります。
あちこちの建造物で、UFOが壁や屋根に張り付いているところを目撃されそうなものですが、私は聞いたことがありません。その瞬間は動かないのですから、見つけやすそうなものですが、どうなのでしょうね。
非接触で探査機できるのなら、建造物はもちろん、大気圏に入る必要性もないはずです。それとも、大気圏内でないと探査できないが、サンプル採取は不要なのでしょうか。
何とも中途半端な技術レベルです。


UFOとされるものは、ほとんどが不鮮明な画像です。
それ故、判別が非常に困難です。
だから、未確認となるのでしょう。
鮮明な画像は、ほとんどが人工的に作られたものだと、暴かれています。
その点からも、不鮮明さが判別を困難にし、グレーゾーンに置いてしまうのです。
そして、このグレーゾーンを、都合良く解釈することになります。

グレーゾーンを「UFO≠宇宙人に乗り物」として捉えた場合、合理的な推測ができそうです。
例えば、カメラのレンズに、虫か何かが付いていたとします。
それなら、近すぎてピントが合わず、映像は不鮮明になります。また、小さな動きも急激な動きに見えるし、風にでも飛ばされれば、一瞬で画面から消えます。
UFOぽい動きに見えるでしょう。
これは一例であって、他にも光学上の現象(例えば迷光)もあるでしょうし、色々考えられます。
ただ、不鮮明な映像ならば、確証は得にくいはずです。
だから、未確認飛行物体(UFO)として残るわけです。


UFOを、無理に宇宙人の乗り物としなくても、説明できそうに思えます。




このように見てくると、わかることが一つあります。
ちょっと不思議なことがあると、宇宙人と結び付けたがる傾向にあるということです。
ピラミッドの建設手順が記録に残っていれば、あるいはナスカの地上絵の描き方が記録に残っていれば、宇宙人の出る幕はなかったでしょう。
記録が残っていないから、想像力が豊か? あるいは想像力が貧困? ・・な人によって、宇宙人説が出てくるのです。

宇宙人説は、とても便利です。
難しいことは、全て宇宙人の技術力とすれば良いのですから、どんな疑問も説明できてしまいます。
でも、「宇宙人にしてはダサくねぇ?」との冷静な目を持てば、見方は大きく変わると思います。


コスタリカの動物園で、16年間に渡って、ほぼ単独で飼育されていた雌のアフリカワニが産卵し、その卵も孵化寸前まで成長していたことが、発表されました。

爬虫類の単為生殖は、別の種では確認されており、ワニが単為生殖しても、不思議ではありません。ただ、実際に確認されたのは、今回(実際の産卵は2018年)が初めてだったそうです。



孵化寸前で死んでしまった個体について、母ワニと遺伝子を比較した結果、99.9%が一致し、単為生殖が確認できたようです。

ただ、この99.9%の意味ですが、全遺伝子の99.9%ではないはずです。
アフリカワニの全遺伝子の中で、個体差が出る部分において、99.9%が一致したのでしょう。

例えば、人類とチンパンジーでは、全遺伝子の98.7%が一致するそうです。
また、人類の個体差(個人差)は、全遺伝子の中の0.02%ほどだそうです。
人類は、どんな他人でも、99.98%は遺伝子が一致するのです。

全遺伝子の99.9%の一致なら、アフリカワニの個体差どころか、ワニ目の他の科でも、それくらいは一致しそうです。
単為生殖の証拠なら、個体差の部分が99.9%一致したのでしょう。



ところで、単為生殖には、2種類あります。
通常、卵を作る際には、減数分裂をします。
単為生殖は、減数分裂した卵から成熟する一倍体の場合と、減数分裂せず、母親の遺伝子をそのまま引き継ぐ二倍体の場合の2種類です。

ワニは、減数分裂せず、二倍体のままの単為生殖です。


ハチは、性決定遺伝子を持ちますが、単為生殖もします。
単為生殖は、減数分裂後の一倍体です。
ハチの性決定は、哺乳類と同じ雄ヘテロ型です。
(昆虫は、ハチやアリのような雄ヘテロ型と、カイコのような雌ヘテロ型がある)
雌は、Y染色体を持たないので、一倍体であれ、二倍体であれ、単為生殖の子供はメスになるはずです。(ハチの単為生殖は、一筋縄ではいかないみたいですが・・)


実は、鳥類でも、単為生殖が確認されています。
鳥類は、雌ヘテロ型なので、生まれてくるのは、雄のみになるのでしょうか。

雄ヘテロ型は、XYは雄、XXは雌になります。
基本となる性別は雌で、Y染色体の中にあるSRY遺伝子によって、性腺原基を男性型に変えます。
ですが、Y染色体は、男性の染色体の中にも1本しかないため、他の染色体からの補修ができず、徐々に矮小化していきます。
そのため、Y染色体の対になるX染色体がなければ、生存に必要な遺伝子が足りず、生き残ることができません。
なので、一倍体の単為生殖では、X染色体を持つ個体は生存できますが、Y染色体しかない個体は生存できず、結果的に、雌のみが生まれてくることになります。

雌ヘテロ型では、ZZが雄、ZWが雌になります。
雄ヘテロ型と同様に、雌ヘテロ型でも、W染色体は矮小化するため、Z染色体を持たなければ、生存できません。
なので、一倍体の単為生殖では、W染色体を持たない雄ばかりになりそうです。
因みに、鳥の単為生殖では、二倍体のままなので、母鳥の遺伝子を受け継ぐので、全て雌になります。



人類を含む哺乳類では、単為生殖は確認されていません。

神話の世界に踏み込むと、聖母マリアが処女懐胎でキリストを産んでいます。
他にも、古代ギリシャやローマの神話にも、処女懐胎で異能の男児を出産する話があるそうです。

仮に、人類の単為生殖が可能だとした場合、一倍体の単為生殖なら、雄ヘテロ型の人類は、Y染色体だけでは生存できないため、結果として女性しか産まれてきません。
二倍体の単為生殖なら、母親の遺伝子を全て受け継ぐので、性別も母親と同じになります。
人類が単為生殖した場合、その子供は、必ず女性になるはずです。

これ以上は、不快に感じる方もいるでしょうから、控えます。



脊椎動物の単為生殖は、二倍体のままです。
一倍体では、生存できないのかもしれませんね。
トリソミー(一部の染色体が三倍体)は、様々な障害が発生します。
三倍体で問題があるのなら、一倍体は更に厳しいはずです。

脊椎動物の単為生殖は、一倍体では生存が難しいから、二倍体なのかもしれませんね。




現在、人類による開発や地球温暖化によって、多くの種の生存環境が脅かされています。
これらの生物種の繁殖方法として、単為生殖は、期待されるところです。

ただ、様々な手段を講じて、強引に生物種を保存するのではなく、環境そのものを守っていく方向になると良いなと、思っています。

↑このページのトップヘ