サクラの開花時期を調べるために、「157℃の法則」等の法則を見つけたのに、
あっさりと起点温度や積算温度を修正している伊牟田です。
このやり方は、JESEAの地震予知と同じですね。
最初は、電子基準点の異常から5週間以内に地震が発生すると言っていたJESEAは、
5週間以内を3ヶ月以内、6ヶ月以内、8ヶ月以内とズルズルと伸ばしていき、今では
2年になろうとしています。
今の私のサクラ開花予想の状況は、これに似てしまっていますね。


と言うことで、原点に回帰して、各法則の起点温度の決め方を3次式の最小二乗法で
予測した数値ではなく、生データを用いる方法で算出してみる事にしました。
その結果・・・・・・・全然ダメでした。

起点温度を7日間平均気温で決めたのですが、一時的な高温傾向に敏感に反応してしまい、
大きく変動してしまったのです。
法則を用いた開花日と実際の開花日は、大きくブレてしまいました。
それぞれの標準偏差は、以下のようになりました。
 「157℃の法則」・・・・11.8日
 「4730Kの法則」・・・10.0日
 「300℃の法則」・・・・13.3日


こうしてみてみると、やはり気温の予測精度を上げるしかなさそうです。
次回から、予測精度を上げる取り組みについて、まとめていこうと考えています。