「サクラ開花予想2017 第24弾」で、開花の40~60日前の気温の予測精度が
重要だと分かっていたので、今回は、予測精度の向上策を紹介するつもりでした。
ですが、私には難しい課題なので、残念ながら今回は間に合いませんでした。

そこで、速報値の見直しで誤魔化すことにしました。

まずは復習です。
4種類の法則の修正後の起点温度と積算温度、概算日数は、以下の通りです。

              起点温度    積算気温    概算日数
 ・157℃の法則  :  9.94℃   168℃(※)    8日 (日平均気温)
 ・4730Kの法則 :  8.13℃  5039K    17日 (日平均気温)
 ・300℃の法則  : 13.25℃   313℃(※)   13日 (最高気温)
 ・5045Kの法則 : 12.39℃  5045K    18日 (最高気温)
                   (※セ氏気温に10℃を加えた温度を積算する)

これを基に、2月3日までの実測気温を基に再計算してみました。

修正版:  157 ⇒  168℃ の法則」   開花日=2017年3月24日 (-5日)
修正版:4730⇒5039Kの法則」  開花日=2017年3月25日 (-5日)
修正版:  300 ⇒  313℃ の法則」   開花日=2017年3月14日 (-3日)
(新):5045Kの法則」       開花日=2017年3月13日(-13日)


ちょっとドキリとする結果です。
特に、「5045Kの法則」の精度は高いと思っていましたが、最高気温は予測精度が低い
らしく、ブレが大きいようです。



さて、おまけの鹿児島の開花日です。

鹿児島の開花日は、最低気温が最も下がった日との関係性が強いことが分かっています。
計算は、正月を起点にした日数を用いて行います。

 [開花日] = [最も気温が下がった日] × 1.1118 + 51.08

この式を利用した鹿児島の開花日は、1日早まって、4月2日です。
(日平均気温では3月30日、最高気温では3月26日)



こんな事をしていると、今月25日に予定している確定報の興味も薄れてしまいそうです。
何としても、気温の補正精度を向上して、確定報の信頼性を向上させたいと思います。