午後からCT検査があるので、また病院に行きました。

CTでは、造影剤
を静脈に点滴
で入れます。


「お尻も熱くなりますが、心配ありません」と言われたのですが、何のことかなと思っていたら、体が火照ってきました。
それが、点滴から1分も掛からないのです。

静脈から心臓
を通り、肺でガス交換した後、心臓
に戻ってから全身に循環していくはずです。


こんなに遠回りするのに、1分も掛からずにお尻にまで届くのです。
人間の循環の速さには、驚かされました。

入院の手続きを済ませ、診察です。
CT検査の結果、肝臓への転移はないこと。

これで、今回の癌は、勝算が高くなったと、心の中でガッツポーズ。

もちろん、完全に安心できるわけではありません。
CTの輪切りの間隔は、五ミリ単位。
癌細胞の大きさが五ミリ以下だと、CTに映らない可能性もあります。
正確には、大きさが五ミリを超える癌は無いということでしょう。
それでも、いい結果には違いありません。
「癌ですから、五年間は様子を見ていただく必要があります」と医師には釘を刺されました。
昔は二年生存が目安でしたが、今は五年生存だそうです。
癌との闘いは、優勝が無いトーナメント戦のようなものですね。

一度でも負ければ、そこでおしまい。
死ぬまで勝ち続けるしかありません。
ただ、実際のトーナメントでもそうですが、初戦で負ける場合が多いです。
私の親族でも、三人が癌でこの世を去りましたが、三人とも癌との初戦での敗退でした。
私は、初戦に勝機を見出すことができました。
何勝できるのか、それはわかりませんが、先が見えていることには違いありません。
癌では、四つのリスクを闘うことになると思います。
最初のリスクは、発見できないリスク。

次のリスクは、転移のリスク。





そして、手術や治療のリスク。

最後は、再発のリスク。

リスクと戦いながら、連勝を目指します。



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