入院中の様子を綴った日記を公開していきます。
今日は、入院初日の日記から紹介します。
【1月15日水曜日】
入院しました。生まれて初めてです。
主治医から手術の説明を受けました。
直腸と周辺のリンパを切除し、リンパへの転移を顕微鏡で調べるそうです。
転移が見つかれば、抗がん剤を投与することになるそうです。
大いに気になるところです。
一時的な人工肛門についても、説明されました。
一時的と言っても、二ヶ月から一年間も付けたままになるとのこと。
永久でも一時的でも、精神的には大差ないです。
病室も病棟も、快適です。
ただ、消灯時刻になると、TVも消さないと駄目なのが辛いところですが・・・
院内は、設備が近代的です。
四人部屋ですが、部屋の中にトイレと洗面台があるのです。
トイレには、個人用の自動計尿器が設置されていて、量と比重を自動計測する仕組みです。
ナースコールは、ナースステーションだけでなく、担当看護師が持ち歩くPHSにも通知されます。
面談室と会議室にはPCが設置されていて、ログインすれば、レントゲン他の画像や必要なチェックリストを表示できるのです。
食事は、五分粥であることを除けば、一般的な日本食です。
薄味だが悪くないです。
心配事は、体温が少し高めなこと。
朝は、三十六度四分だったのですが、昼は三十六度八分、夜は三十七度二分に。
痰も少し出ているし、軽い風邪の症状です。
便も、一度だけ下痢気味でしたが、体調自体は悪くないです。
遅い時間になって、看護師から人工肛門の説明を受けました。
模型を使って、人工肛門とパウチの基本的な使い方を聞きました。
最後に、「明日、人工肛門を作る位置を決めます」と言われ、落ち込みました。
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