千葉県がんセンターにおいて、同一医師による腹腔鏡下手術で3人の患者さんが
亡くなった問題で、第三者検証が行われています。
 
このような問題が発生した場合に多い対策は、規制とチェックを増やすことです。
組織として問題を発生させないために、組織内でのチェック機会を増やすのです。
チェック機会が増えると、チェックする側にとっても、される側にとっても、
負担が大きくなります。
しかも、チェック自体は治療には関係が無いので、どうしても形骸化しやすいのです。
 
医療の門外漢の私が、これ以上に踏み込むことはできません。
ただ、広い意味では同じ技術系の人間として、技術以外の仕事は最少にすべきと
提言したいと思っています。
 
勤務医の多くは、勤務時間から見て、非常に多忙です。
これに、新たなチェック機会が増えると、今以上に多忙になり、本来の医療行為に
影響しかねません。
技術系以外の方も、このような状況があるべき姿だとは思わないでしょう。
 
 
 
私も、このblogも、掲題の件については、完全にアウトサイドです。
ただ、今も術後の検診を受けている身としては、医師が医療行為に集中できるような対策を望んでいます。