癌細胞を狙い撃ちする分子標的薬の新しい有力候補となる化合物を見つけたと、
米シカゴ大の中村祐輔教授の研究チームが、発表しました。
癌細胞の増殖で重要な役割をするTOPKの働きを妨げる化合物を探し出しました。
この化合物を、肺癌のマウス6匹に週2回ずつ3週間、注射すると、
この化合物を、肺癌のマウス6匹に週2回ずつ3週間、注射すると、
5匹の癌細胞は、最初の注射から25~29日後に完全に死滅したそうです。
TOPKの働きが妨げられ、癌の細胞分裂が止まったとみられます。
化合物をそのまま投与すると白血球が減るなどの副作用がありますが、
化合物を脂質の膜で包むと、副作用は小さくなるそうです。
副作用は気になりますが、改良されて新しい癌治療薬となってほしいものです。
コメント