肝癌の90%は、肝細胞癌だそうです。
日本人の肝細胞癌患者の70%は、C型肝炎ウィルスに感染しています。
ですが、非肝炎ウィルス性の肝細胞癌患者が増えています。
この要因を解明する研究がなされました。
 
国際プロジェクトの一環で、600人のゲノム解析が行われました。
この600人の内、400人は日本人でした。
発癌要因となるDNA塩基配列の変位パターンを人種別に調べた結果、
日本人の肝細胞癌でのみ検出されたパターンが見つかりました。
このパターンから、新しい治療薬の開発に繋がる可能性があると期待されています。