11月2日
脳腫瘍で余命宣告を受けているローレン・ヒルさんは、麻痺が始まっている体を懸命に動かして、2本のシュートを決めました。
全米大学バスケットボールの開幕を2週間前倒しにして開催された試合でした。
彼女は、現在19歳。
 
前日の11月1日
やはり、脳腫瘍で余命宣告を受けていたブリタニー・メイナードさんが尊厳死を選びました。
29歳でした。
 
 
私は、癌経験者です。
現在も、術後の経過観察中です。
 
昨年12月、blogを始めた直後に癌が見つかりました。
紹介された病院の問診票には、「余命の宣告を受けますか」とありました。
私は「宣告を受ける」に印を付けたのですが、今のところ、余命宣告はありません。
癌が見つかった直後は、精神的な問題で食欲も落ちたこともありました。
私は、彼女たちに比べれば、遥かに良い状態です。
 
尊厳死。
「難しい問題だ」と言いますが、それは他人事ではないでしょうか。
 
私は、死にたくありません。
二か月後には死にますと言われたとしても、私は死にたくありません。
一方で、どんどん悪化する病状を家族に見せるのは、辛いことです。
おそらく、自分自身も痛みや吐き気、自由に動かせなくなる体で、言葉にできないほどの辛い状態になるでしょう。
更に、治療費もかかります。
 
実は、尊厳死は、本人にとって非常に難しい問題なのではないでしょうか。