癌免疫療法の開発を推進するために、
検討委員会が臨床試験の手引案をまとめたそうです。
 
免疫療法は、他の治療法(外科手術、化学療法、放射線照射)に比べ、
治療効果が短期間に明確に現れない場合があります。
また、画一的な化学薬品と違って品質保証が難しい点があります。
このため、保険診療の対象とはなっていません。
今回の手引案の提案は、免疫療法の有効性や安全性の評価基準となると思われます。
厚生労働省はこの手引案をもとに国の指針をつくり、
免疫療法の実用化を促すことになります。

 免疫療法は手術、抗がん剤、放射線に次ぐ第4の治療法として期待されている。免疫細胞を注入する治療法や、がん細胞特有の目印を利用するワクチン療法、免疫のブレーキを解除する治療法などが研究されている。

免疫療法が、癌の第四の治療法として定着する事を期待したいと思います。