厚生労働省の「がん検診のあり方に関する検討会」は、市区町村が行う胃がん検診で、新たに内視鏡検査の追加を提言、早ければ来年度からの検診に反映される予定です。
 
内視鏡は、実施体制が整っている自治体のみ実施されますが、受信者は胃透視(X線検査)か、内視鏡のどちらかを選ばなければなりません。
胃透視(X線検査)、内視鏡ともに50歳以上を対象とし、検診間隔は2年に1回とする方針のようです。
一方、胃がんのリスクになるピロリ菌感染の検査は「死亡率を減らせるのかを示す証拠がないため、さらに検証が必要」とした。

乳がん検診については、40歳以上を対象にマンモグラフィー(乳房のX線検査)を2年に1回受信することを推奨しますが、視触診の有効性は認めらないため、廃止する方針とのことです。
これは、ちょっと気になるのですが、医師でも触診で発見することが難しいなら、自分でシコリを見つけることは不可能に近いということですよね。
その辺りの説明を、マスコミを通じて広めてほしいところです。
そうすれば、マンモグラフィーの受診者が増え、早期発見が可能になるのではないでしょうか。



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胃がんの集団検診の胃透視(X線検査)で異常が見つかった場合、精密検査になりますが、精密検査では胃カメラになります。
この時、スキルス性胃がんだと胃透視より胃カメラの方が見つけにくくなります。
せっかく、検査で胃がんを見つけても、胃カメラで見落とす事になれば、本人は「精密検査で異常無し」を信じてしまうので、早期発見が難しくなります。
かと言って、過剰な検査は費用の面でも、肉体的にも、良くないことです。
効果的な精密検査の仕組みが必要だと思います。

自コメ 2015/7/31 22:09