遺伝子組換え作物のメリットは見てきました。
今日は、デメリットを見てみたいと思います。
1.健康に悪影響を及ぼす可能性がある。
2.自然環境を破壊する。
3.有機農業、従来型農業と共存できない。
4.民主主義と共存できない。
5.世界を養えない。持続的ではない。
あるHPから書き出したのですが、正直なところ、首をひねるところがあります。
1.健康に悪影響を及ぼす可能性がある。
原文では、「健康に悪影響を与える可能性が高い」と書かれていました。
その根拠として、遺伝子組換え作物の出現と同時期に、癌・白血病・アレルギー・自閉症等の慢性疾患が急増しているとしています。
また、甲状腺癌と遺伝子組み換え食品のグラフを比較しています。
ただ、これは、科学的とは言えません。
というのは、甲状腺癌の増加は、1980年頃から始まっており、1995年頃からの遺伝子組み換え食品とは一致しません。
また、1995年頃からなら、携帯電話の普及が本格化するのも同じ頃ですから、携帯電話の影響とも言えるのです。
(携帯電話と甲状腺癌に関係があるとは思えませんが・・・)
複数の病気と、複数の遺伝子組み合え食品を同時に組み合わせて関係があると言うのは、無理がありますし、科学的な分析を難しくしています。
この主張は、遺伝子の仕組みを知らずに、無理矢理、病気と結びつけているようです。
では、遺伝子組み合え食品による健康被害は無いと断言できるのでしょうか?
遺伝子の構造は、まだ未知なる部分が多く、複数の機能に関わっている場合もあるようです。
分かっている範囲では、人体への直接的な影響はないだけでしょう。
私の理解では、遺伝子組み換え食品は、人体への影響は無いと断言できないものの、危険性は低いだろうということです。
※メリットに比べ、デメリットは素人考えが蔓延っているので、解析と説明には時間が
掛かってしまいますね。
掛かってしまいますね。
仕方がないので、複数に分割します。
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