子どもの骨の発育不良を起こす「くる病」が増えているそうです。
 
「くる病」は、子どもの骨が軟らかいまま十分に成長できず、手足の変形や発育不全を引き起こす病気です。
原因は、カルシウムを取り込む際に必要なビタミンDの不足とされています。
では、「くる病」が増えている理由は何なのでしょうか。
 
紫外線を皮膚に浴びると、体内でのビタミンDの合成が進みます。
ですが、紫外線が皮膚がんにつながることへの不安が高まり、外出を控えたり、日焼け止めを塗ったりして、過度に紫外線を避けるようになったため、ビタミンDの合成が行われなくなったのではないかと、考えられます。
 
 
本blogでは、不足栄養素2(ビタミンB12とビタミンD)で書いたように、ビタミンDの摂取は海産物を考えています。
また、農作業を行うので、日焼け止めをしても十分すぎる紫外線を浴びることになるはずです。
 
ところで、必要な日光浴の量は、夏なら木陰で30分、冬なら顔や手に太陽を当てて1時間もあれば十分なのだそうです。