豊葦原中津谷に城を新築したいとの夢を昨日に書きました。
今日は、その続きです。
豊葦原中津谷の城は、100年住宅にしたいと思っています。
100年住宅の要素はたくさんありますが、ここでは耐震性能を話題にします。
地震の強さは、ガルで表すのが一般的です。
ガルとは、地震の加速度を cm/s2 の単位で表したものです。
一般人の認識とは違い、ガルの大小は、必ずしも地震被害の大小とは関係しません。では、なぜガルが地震の被害と関係しない場合があるのでしょう?
エネルギーの単位をCGS単位系で表すと、gcm2/s2です。
単位質量当たり(1g)で考えると、cm2/s2となります。
単位質量当たりのエネルギーをガルで除しても、単位で見ると、cmが残ります。
つまり、地震から受けるエネルギ-は、ガルだけでは分からないのです。
そこで、最近では耐震性をカインで考えるようになっています。
カインは、地震動の最大速度を cm/s の単位で表したものです。
単位質量当たりのエネルギーの単位は、カインを2乗した場合の単位と同じです。
カインなら、他の要素の影響なしに、地震から受けるエネルギーを表せるのです。
阪神淡路大震災では、112カインだったそうです。
なので、世の中の建築家たちは、
100カイン以上の地震に耐えられることを耐震性能の目安としています。
原発の安全審査ですが、ニュースを信じるなら、ガルで検討されているようです。
マスコミの能力は情けないほど低いレベルなので、
マスコミがカインを理解できずに、ニュースにしていないだけかもしれません。
ですが、もしガルだけで耐震性能を審査しているなら、
原発再稼働派の私でも、少々不安を感じます。
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