今回は、風力発電です。

風力発電は、平均風速が6.5m/sを超える場所でなければ、採算が取れないとされています。
小型の風力発電機では、平均風速が9.0m/sが採算ラインになるとも言われています。

『豊葦原中津谷の城』の立地は、小さな谷あいにありますが、風は強くありません。

西からの微風が多く、霧も出やすい所です。

霧が出やすいことから分かるように、肝心の風が弱いのです。

ナウシカで描かれている『風の谷』とは大違いです。


風力発電機は、地上高が10m高くなると発電量が1割以上も増えるのだそうです。
見方を変えると、高い塔に発電機を取り付けないと、高効率を得られないということです。
ちなみに、定格発電力が2kWの場合、風車直径は約2mになります。
定格出力は、風速15m/s前後で絞り出すようです。
風速25m/s付近がカットアウト風速になっているようで、プロペラはフェザリング・モードになります。



『豊葦原中津谷の城』に最も近いAMEDASでは、ここ1週間に風速が5m/sを超えることはありませんでした。
実用的な風力発電は、諦めた方が良さそうです。




ですが、旧名称は『風の谷の生活』でしたから、技術屋の意地で風力発電を実現したいですね。


フォイトシュナイダープロペラを応用した縦軸風車を考えています。


フォイトシュナイダープロペラ



次回は、太陽光発電です。