今から105日前のblogでは、
若山教授がSTAP幹細胞の多能性を確認したマウスの細胞は、
若山教授が提供したマウスではなかったと発表されたことから、
「STAP細胞も常温核融合と同レベル」とこき下ろし、
以来、本件には触れないようにしてきましたが・・・
若山研究室の関係者は、
STAP細胞は若山研究室のマウスに由来する可能性があることを認めたそうです。
これで、STAP細胞の問題は、混沌としてきました。
私には、何が何だか、分からなくなりました。(元々、素人なのですが・・・)
ただ、日本の研究者の管理の甘さが、14年の時を超えて再び露呈してしまったと
言えそうです。
今から14年前、旧石器捏造事件が発覚しました。
この事件は、1981年に座散乱木遺跡で旧石器時代の地層から石器が発見された
ところから始まりました。
日本は、酸性土のため人骨が残りにくく、人骨が発掘される事はまずありません。
そのため、日本の石器時代の研究は、発掘される石器に頼らざるを得ません。
逆に言えば、発掘する際に、厳密に状況を観察・記録する必要があります。
旧石器捏造事件は、それを怠ったために、
それも旧石器研究に携わる関係者のほとんどが目先の発見にうつつを抜かしたため
20年も捏造に気付かないという消せない恥を世界に晒したのです。
STAP細胞は、まだ先が見えていません。
ただ、見えてくる事実は、どれもこれも・・・
正直に言えば、
STAP細胞の検証実験は、誰がやっても信用するのが難しいですね。
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