世の中には、虫媒花というのがあります。
虫媒花とは、虫に花粉を運んでもらい、受粉する花のことです。
農作物にも、
ダイコン、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、ニンジン、セロリ、タマネギ、
キュウリ、カボチャ、スイカ、イチゴ、リンゴ、ナシ、モモ、ウメ等々、
虫媒花はたくさんあります。
 
これらの虫媒花を支えているのは、
主に蜂だということは、ほとんどの方が御存知だと思います。
蜂は、群れを成し、広範囲に活動し、結果的に受粉を行っていきます。
ですが、
重要な役目を果たす蜂の群れが、突然、崩壊することがあるそうです。
これが「蜂群崩壊症候群」です。
 
近年、ミツバチが大量に居なくなる蜂群崩壊症候群
世界各国で問題となっています。
アメリカでは、2014年5月から2015年4月までの1年間で
養蜂業者が飼育するミツバチの群れの内の42.1%が失われたそうです。
イギリスでは、2012~13年で35%近くの群れが失われたといいます。
これを受け、
ヨーロッパでは、一部の農薬の使用を禁止するなど蜂の保護を始めています。
 
蜂群崩壊症候群を引き起こす要因としては、
ダニ、農薬、病気、生息地の減少、大気汚染、水質汚染、電磁波、気候変動等々
様々な候補が考えられていますが、原因を特定するには至っていません。
そこで、
オーストラリア連邦科学産業研究機構は、ICチップを蜂の背中に貼り付け、
環境からのストレスにどう反応しているかを調べることにしています。
ハチは一定のパターンに従って行動するので、
通常と異なる行動をチェックしてストレス要因を割り出す予定です。